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2015年 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問1~10


2015年 【福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

第3章 主な医薬品とその作用 問1~10

問1 かぜ及びかぜ薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア かぜとよく似た症状が現れる疾患は多数あり、急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。

イ かぜ薬は、咳で眠れなかったり、発熱で体力を消耗しそうなときなどに、それら諸症状の緩和を図るだけでなく、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去するものである。

ウ インフルエンザ(流行性感冒)は、ウイルスの呼吸器感染によるものであり、かぜと区別して扱われることはない。

エ ウイルスによるかぜは、生体に備わっている免疫機構によってウイルスが消滅すれば自然に治癒する。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

 

 

解説

ア.正

イ.誤:かぜ薬は症状に対する対症療法であり、ウイルスを除去するものではない。

ウ.誤:インフルエンザは感染力があり、重症化しやすいため、かぜと区別されている。

エ.正

正解 3

出題範囲の解説ページ

第3章-1日目:Ⅰ-①かぜ薬

 


問2 かぜ薬に含まれる成分とその作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

     成分 作用
ア セミアルカリプロティナーゼ - 抗炎症作用

イ クロルフェニラミンマレイン酸塩 - 去痰作用

ウ クレゾールスルホン酸カリウム - 殺菌消毒作用

エ ジメモルファンリン酸塩 - 鎮咳作用

1(ア、イ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.正

イ.誤:クロルフェニラミンマレイン酸塩=抗ヒスタミン成分、くしゃみ・鼻水を抑える。

ウ.誤:クレゾールスルホン酸カリウム - 去痰作用

エ.正

正解 2

出題範囲の解説ページ

第3章-1日目:Ⅰ-①かぜ薬

(ウ.第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

 


問3 痔及び痔疾用薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 痔疾用薬のうち注入軟膏は、その成分が直腸粘膜で吸収されて循環血液中に入ることはない。

イ 直腸粘膜には知覚神経が通っていないため、直腸粘膜にできた内痔核は自覚症状が少ない。

ウ 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されたもので、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的なものである。

エ 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、クロタミトンのような組織修復成分が用いられることがある。

1(ア、ウ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(イ、エ)

 

 

解説

ア.誤:痔疾用薬の注入軟膏は直腸粘膜で吸収されて循環血液中に入ります。

イ.正

ウ.正

エ.誤:クロタミトンは熱感刺激成分で、痒みを抑えます。

正解 3

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第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬

 


問4 解熱鎮痛薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない分、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、空腹時に服用できる製品もある。

イ ボウイは、フトミミズ科の Pheretima aspergillum Perrier 又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。

ウ イブプロフェンは、アスピリンに比べて胃腸への悪影響が少ないことから、一般用医薬品として、小児向けの製品もある。

エ イソプロピルアンチピリンは、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分である。

1(ア、イ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.正

イ.誤:ボウイではなく、ジリュウです。

ウ.誤:前半は正解ですが、イブプロフェンは一般用医薬品としては、15歳未満の小児向け製品はありません。

エ.正

正解 2

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第3章-2日目:Ⅰ-②: 解熱鎮痛薬

 


問5 以下の鎮咳去痰薬として用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬としてカンゾウを含まないものを一つ選びなさい。

1 柴朴湯
2 麦門冬湯
3 五虎湯
4 半夏厚朴湯
5 神秘湯

 

 

解説

鎮咳去痰の漢方の中で、「半夏厚朴湯」のみカンゾウを含みません。

正解 4

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第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

 


問6 胃の薬に配合される成分やその副作用に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下 から一つ選びなさい。

ア ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が遅くなる(徐脈)おそれがあるため、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。

イ ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)は、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として、配合されている場合がある。

ウ 銅クロロフィリンカリウムは、中和反応によって胃酸の働きを弱めること(制酸)を目的として、配合されている場合がある。

エ コウボク(モクレン科のホオノキ、カラホオ等の樹皮を基原とする生薬)は、香りによる健胃作用を期待して、配合されている場合がある。

ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 正 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 誤 誤

 

 

解説

ア.誤:ロートエキスは母乳中に移行し、乳児の脈が早くなるおそれがあります。

イ.正

ウ.誤:銅クロロフィリンカリウムは胃粘膜保護、組織修復成分です。

エ.正

正解 4

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第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

 


問7 止瀉薬及びその配合成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

1 急性の激しい下痢又は腹痛・腹部膨満・吐きけ等の症状を伴う人では、細菌性の下痢や食中毒が疑われるため、収斂成分を主体とする止瀉薬の安易な使用は避けることが望ましい。

2 ロペラミド塩酸塩は、中枢神経系を抑制する作用があり、副作用としてめまいや眠気が現れることがある。

3 オウバクのエキス製剤は、苦味による健胃作用よりも、ベルベリンによる止瀉作用を期待して、 消化不良による下痢、食あたり、吐き下し、水あたり、下り腹、軟便等の症状に用いられる。

4 腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として、木クレオソートが配合されている場合がある。

 

 

解説

  1. 誤:木クレゾールは腸内殺菌成分であり、吸着成分には炭酸カルシウム等があります。

正解 4

出題範囲の解説ページ

第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

 


問8 貧血用薬に配合される成分とその目的の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  成分 目的
ア 葉酸 - 赤血球の形成に働く

イ 硫酸マンガン - エネルギー合成を促進する

ウ ビタミンB12 - 消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つ

エ 硫酸コバルト - 鉄の代謝や輸送を促進する。

1(ア、イ)
2(ア、ウ)
3(イ、エ)
4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.正:同様にビタミンB12も赤血球の形成に働きます。

イ.正

ウ.誤:鉄が吸収されやすい状態を保つのはビタミンCです。

エ.誤:コバルトはビタミンB12の構成成分で、造血機能を高めます。

正解 1

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第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

 


問9 漢方処方製剤に関する以下の記述について、正しいものを下から一つ選びなさい。

体力中等度以上で、熱感と口渇が強いものの喉の渇き、ほてり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸虚弱で冷え症の人では、食欲 不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。 また、比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがある。

1 響声破笛丸
2 白虎加人参湯
3 桔梗湯
4 駆風解毒湯
5 麻子仁丸

 

 

解説

それぞれのキーワードを記載

  1. 誤:響声破笛丸=体力に関わらず、しわがれ声、咽喉不快
  2. 正:白虎加人参湯=熱感と口渇が強いものの喉の渇き
  3. 誤:桔梗湯=体力に関わらず、喉が腫れて痛み、ときに咳がでる人の扁桃炎
  4. 誤:駆風解毒湯=体力に関わらず、喉が腫れて痛む扁桃炎
  5. 誤:麻子仁丸=便が硬く塊状なものの便秘

正解 2

出題範囲の解説ページ

第3章-6日目:Ⅱ-②口腔咽喉薬、 含嗽薬

 


問10 循環器用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え症及び血色不良に用いられる。

イ ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。

ウ へプロニカートは、代謝されてタンニン酸が遊離し、そのタンニン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。

エ ユビデカレノンは、心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされる。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

ア.正

イ.正

ウ.誤:へプロニカートはニコチン酸を遊離します。

エ.正

正解 2

出題範囲の解説ページ

第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

 


出題範囲の解説ページまとめ

問1~2:第3章-1日目:Ⅰ-①かぜ薬

問3   :第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬

問4   :第3章-2日目:Ⅰ-②: 解熱鎮痛薬

問5     :第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

問6     :第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

問7     :第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

問8     :第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

問9     :第3章-6日目:Ⅱ-②口腔咽喉薬、 含嗽薬

問10   :第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

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執筆者:吉川 泰紀

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