2015年 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問11~20


2015年 【福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄】 

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

第3章 主な医薬品とその作用 問11~20

問11 強心成分と動悸き 、息切れ等に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア ゴオウは、心筋に直接刺激を与え、その収縮力を高める作用(強心作用)を期待して用いられる。

イ センソは、有効域が比較的狭く、一般用医薬品では、1日用量が10mg以下となるよう用法・ 用量が定められている。

ウ 心臓は、通常、体性神経系によって無意識のうちに調整がなされており、激しい運動をしたり、興奮したときなどの動悸や息切れは、正常な健康状態でも現れる。

エ 気つけとは、心臓の働きの低下による一時的なめまい、立ちくらみ等の症状に対して、意識をはっきりさせたり、活力を回復させる効果のことである。

1(ア、イ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.正

イ.誤:一般用医薬品では、1日用量が5㎎以下になるように用法・用量が定められている。

ウ.誤:心臓は通常自律神経によって調整されている。

エ.正:気つけ効果がある生薬にリュウノウがあります。

正解 2

出題範囲の解説ページ

第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

 


問12 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に配合される成分とその作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  成分 作用
ア アミノ安息香酸エチル - 鎮静作用
イ ジプロフィリン - 局所麻酔作用
ウ ジメンヒドリナート - 抗ヒスタミン作用
エ スコポラミン臭化水素酸塩 - 抗コリン作用

1(ア、イ)
2(ア、ウ)
3(イ、エ)
4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.誤:アミノ安息香酸エチル=局所麻酔作用

イ.誤:ジプロフィリン=中枢神経興奮作用

ウ.正

エ.正

正解 4

出題範囲の解説ページ

第3章-4日目:Ⅰ-④: 鎮暈薬 (めまい止め)と小児鎮静薬について

 


問13 口腔咽喉薬及び含嗽薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア ベンゼトニウム塩化物は、抗炎症成分として、声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み又は喉の腫れの症状を鎮めることを目的として用いられる。

イ ヨウ素は、殺菌消毒成分であり,レモン汁やお茶などに含まれるビタミンCと反応すると殺菌作用が増強される。

ウ リゾチーム塩酸塩は、ショック(アナフィラキシー)のような重篤な副作用を生じることがある。

エ クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬については、口腔内に傷やひどいただれのある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。

  ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

ア.誤:ベンゼトニウム塩化物は殺菌消毒成分です。

イ.誤:ヨウ素はビタミンCと反応すると脱色して作用が減弱する。

ウ.正

エ.正

正解 5

出題範囲の解説ページ

第3章-6日目:Ⅱ-②口腔咽喉薬、 含嗽薬

 


問14 以下の漢方処方製剤に関する記述について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされる。ただし、症状があるときのみの服用にとどめ、連用は避ける。

イ 体力中等度以下で手足が冷えて肩がこり、ときにみぞおちが膨満するものの頭痛、頭痛に伴う吐きけ・嘔吐、しゃっくりに適すとされる。

ウ 体力中等度で痛みがあり、ときにしびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適すとされるが、消化器系の副作用(食欲不振、胃部不快感等)が現れやすい等の理由で、胃腸が弱く下痢しやすい人には不向きとされる。

 ア イ ウ
1 芍薬甘草湯 呉茱萸湯 疎経活血湯
2 十全大補湯 呉茱萸湯 防已黄耆湯
3 芍薬甘草湯 温経湯 防已黄耆湯
4 十全大補湯 温経湯 疎経活血湯
5 芍薬甘草湯 温経湯 疎経活血湯

 

 

解説

それぞれのキーワードを記載

ア.芍薬甘草湯:体力に関わらず、こむら返り

イ.呉茱萸湯:みぞおちが膨満するものの頭痛、しゃっくり

ウ.疎経活血湯:痛み、しびれがあるものの関節痛

その他

  • 十全大補湯:病後、術後の体力低下
  • 温経湯:唇が渇くものの月経不順

正解 1

出題範囲の解説ページ

第3章-2日目:Ⅰ-②: 解熱鎮痛薬

 


問15 浣腸薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 浣腸薬の剤型は注入剤(肛門から薬液を注入するもの)のみであり、坐剤となっているものはない。

イ 炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。

ウ ソルビトールは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。

エ グリセリンが配合された浣腸薬では、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れるとの報告がある。

  ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 正

 

 

解説

ア.誤:炭酸水素ナトリウムなどの坐剤もあります。

イ.正

ウ.正

エ.正

正解 4

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

 


問16 胃腸に作用する薬に配合される成分とその作用の関係について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

  成分 作用
ア ケツメイシ - 整腸(便通を整える)作用

イ ゴバイシ - 苦味による健胃作用

ウ アカメガシワ - 胃粘膜を保護する作用

エ ボレイ - 細菌感染による下痢の症状を鎮める作用

1(ア、ウ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(イ、エ)

 

 

解説

ア.正

イ.誤:収斂作用

ウ.正

エ.誤:制酸作用

 

正解 1

出題範囲の解説ページ

イ.ウについては、頻度が低いため、解説ページに記載なし

第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

 


問17 ヒマシ油に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

1 ヒマシ(トウダイグサ科のトウゴマの種子)を圧搾して得られた油を用いた生薬である。

2 腸内容物の急速な排除を目的として用いられ、急激で強い瀉下作用( 峻下作用)を示す。

3 吸収された成分の一部が乳汁中に移行して、乳児に下痢を引き起こすおそれがあり、母乳を与える女性では使用を避けるか、又は使用期間中の授乳を避ける必要がある。

4 防虫剤や殺鼠剤を誤って飲み込んだ場合等、脂溶性の物質による中毒に使用する。

 

 

解説

  1. 誤:中毒症状を増悪させるおそれがあるため、ヒマシ油の使用は避ける。

正解 4

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第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

 


問18 眠気を促す薬とその成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 抑肝散は、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの神経症、不眠症、小児夜なき、小児疳症、歯ぎしり、更年期障害、血の道症に適すとされる。

イ 生薬成分のみからなる鎮静薬であれば、長期連用しても問題ない。

ウ ジフェンヒドラミン塩酸塩は、脳内におけるヒスタミン刺激を高めて、眠気を促す。

エ カノコソウ、チャボトケイソウは、神経の興奮・緊張緩和を期待して配合されている。

1(ア、イ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.正:抑肝散=イライラ、夜泣き

イ.誤:生薬のみでも、長期使用は避ける。

ウ.誤:ジフェンヒドラミンはヒスタミンの働きを抑えて、眠気を促す。

エ.正

正解 2

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第3章-3日目:Ⅰ-③: 睡眠に関する医薬品

 


問19 一般用医薬品に含まれているカフェインに関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして( ア )mg、1日摂取量 では( イ )mgが上限とされている。

  ア イ
1 100 500
2 200 500
3 200 1,000
4 400 1,000
5 400 1,500

 

 

解説

頻出の問題です。数字を覚えましょう。

ア.200

イ.500

正解 2

出題範囲の解説ページ

第3章-3日目:Ⅰ-③: 睡眠に関する医薬品

 


問20 泌尿器用薬とそれに配合される成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 日本薬局方収載のウワウルシは、煎薬として残尿感、排尿に際して不快感のあるものに用いられる。

イ 猪苓湯は、体力に関わらず、排尿異常があり、ときに口が渇くものの排尿困難、排尿痛、残尿感、頻尿、むくみに適すとされる。

ウ 尿量増加(利尿)作用を期待して、カゴソウ(シソ科のウツボグサの花穂を基原とする生薬)が配合されている場合がある。

エ 竜胆瀉肝湯は、体力中等度以上で、下腹部に熱感や痛みがあるものの排尿痛、残尿感、尿の濁り、こしけ(おりもの)、頻尿に適すとされるが、胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃部不快感、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

  ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

ア.正

イ.正:猪苓湯=体力に関わらず排尿障害

ウ.正

エ.正:竜胆瀉肝湯:下腹部に熱感や痛みのある排尿痛、尿の濁り(ガンゾウ含有)

正解 1

出題範囲の解説ページ

第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬

 


出題範囲の解説ページまとめ

問11   :第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

問12   :第3章-4日目:Ⅰ-④: 鎮暈薬 (めまい止め)と小児鎮静薬について

問13   :第3章-6日目:Ⅱ-②口腔咽喉薬、 含嗽薬

問14   :第3章-2日目:Ⅰ-②: 解熱鎮痛薬

問15   :第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

問16   :第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

問16~17:第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

問18~19:第3章-3日目:Ⅰ-③: 睡眠に関する医薬品

問20   :第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬

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更新日:

執筆者:吉川 泰紀

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