2016年 埼玉 千葉 東京 神奈川の登録販売者試験過去問題 第2章 人体の働きと医薬品 問11~20


2016年【埼玉 千葉 東京 神奈川】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。


第2章 人体の働きと医薬品 問11~20

問11 医薬品の吸収に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 一般に、消化管からの吸収は、消化管が積極的に医薬品成分を取り込む現象である。

b 鼻腔粘膜への局所作用を目的とした点鼻薬であっても、その成分が循環血液中に移行して、全身性の副作用を生じることがある。

c 皮膚吸収の場合、血液中に移行した有効成分は、肝臓で代謝を受けた後に血流に乗って全身に分布する。

a b c
1 正 正 誤
2 正 誤 正
3 誤 正 正
4 誤 正 誤
5 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤 :吸収は濃度の高い方から低い方へ受動的に拡散していく現象である。
  2. 誤 :皮膚も粘膜と同様に、肝臓で代謝を受けるに血流に乗って全身に分布する

正解 4

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第2章-8日目:Ⅱ- 薬の生体内運命

 


問12 医薬品の有効成分の代謝及び排泄に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 循環血液中に移行した多くの医薬品の有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、複合体を形成している有効成分の分子は、薬物代謝酵素の作用によって速やかに代謝される。

b 循環血液中に存在する医薬品の有効成分の多くは、未変化体又は代謝物の形で腎臓から尿中に排泄される。

c 肝機能が低下した人では、正常な人に比べて全身循環に到達する医薬品の有効成分の量がより多くなり、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。

a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 誤
4 誤 正 正
5 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤 :複合体を形成している有効成分の分子は薬物代謝酵素の作用で代謝されない
  2. 正 

正解 4

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第2章-8日目:Ⅱ- 薬の生体内運命

 


問13 医薬品の剤形に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 口腔内崩壊錠は、薬効を期待する部位が口の中や喉であるものが多く、飲み込まずに口の中で舐めて、徐々に溶かして使用する。

b 顆粒剤は、粒の表面がコーティングされているものもあるので、噛み砕かずに水などで食道に流し込む。

c 一般的には、クリーム剤は患部を水から遮断したい場合に用い、軟膏剤は患部を水で洗い流したい場合に用いることが多い。

d スプレー剤は、有効成分を霧状にする等して局所に吹き付ける剤形であり、手指等では塗りにくい部位や、広範囲に適用する場合に適している。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 

 

解説

  1. 誤 :トローチ、ドロップの説明文
  2. 誤 :軟膏剤は水から遮断したい場合、クリーム剤は水で洗い流したい場合に用いる。

正解 4

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第2章-8日目:Ⅱ- 薬の生体内運命

 


問14 ショック(アナフィラキシー)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ショックは、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。

b 一般に、顔や上半身の紅潮・熱感、皮膚の痒み、むくみ(浮腫)、吐きけ、顔面蒼白等の複数の症状が現れる。

c ショックは、原因物質によって発生頻度は異なり、医薬品の場合、以前にその医薬品の使用によって蕁麻疹等のアレルギーを起こしたことがある人では、起きる可能性は低い。

a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 正
4 誤 正 誤
5 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 正 :通常、2時間以内に急変する。
  2. 正 
  3. 誤 :アレルギーを起こしたことのある人は、起きる可能性が高い。

正解 2

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第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

 


問15 皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症に関する次の記述の正誤について、正しい 組合せはどれか。

a 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が、比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。

b 皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症は、共に発症機序の詳細は不明であり、 発症の予測は困難である。

c 皮膚粘膜眼症候群は、ライエル症候群とも呼ばれており、発生頻度は、人口100万 人当たり年間0.4~1.2人と報告されている。

a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 誤
4 誤 正 正
5 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤 :皮膚粘膜眼症候群=スティーブンス・ジョンソン症候群
    中毒性表皮壊死融解症=ライエル症候群

正解 

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第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用


 


問16 医薬品の副作用として現れる肝機能障害に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 主な症状は、全身の倦怠感、黄疸、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐きけ等である。

b 黄疸は、ビリルビン(黄色色素)が血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる。

c 医薬品の副作用として現れる肝機能障害は、有効成分に対する抗原抗体反応が原因で起きるアレルギー性のものに限定される。

a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 誤
4 誤 正 誤
5 誤 誤 正

 

 

解説

    1. 誤 :胆汁中に排泄されず、血液中に滞留することで生じる。
    2. 誤 :直接的肝毒性が原因の中毒性のものと、アレルギー性のものに大別される。 

正解 3

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第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

 


問17 医薬品の副作用として現れる消化性潰瘍及びイレウス様症状に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 消化性潰瘍では、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。

b 消化性潰瘍では、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。

c イレウス様症状は、小児や高齢者のほか、普段から下痢傾向のある人に発症のリスクが高い。

a b c
1 正 正 正
2 誤 誤 正
3 正 誤 誤
4 誤 正 正
5 正 正 誤

 

 

解説

  1. 誤 :下痢ではなく、便秘傾向に起きやすい

正解 5

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第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

 


問18 医薬品の副作用として現れる間質性肺炎に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 間質性肺炎は、肺の中で肺胞と毛細血管を取り囲んで支持している組織(間質)が炎症を起こしたものである。

b 間質性肺炎は、通常、原因となる医薬品の使用開始から1~2日間程度で発症する。

c 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状との区別が難しいこともある。

a b c
1 正 正 誤
2 正 誤 正
3 誤 正 正
4 誤 正 誤
5 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤 :1~2週間程度で発症、喘息は1時間以内

正解 2

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第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

 


問19 医薬品の副作用として現れる喘息に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 合併症を起こさない限り、原因となった医薬品の有効成分が体内から消失すれば症状は寛解する。

b 内服薬だけでなく、坐薬や外用薬でも誘発されることがある。

c 原因となる医薬品を使用後、一般に1~2週間程度で起きることが多い。

a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 誤
4 誤 正 正
5 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤 :短時間(一時間以内)に鼻水、鼻詰まりから現れる。

正解 2

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第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

 


問20 眼に現れる医薬品の副作用に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字 句の正しい組合せはどれか。なお、2箇所の( b )内にはどちらも同じ字句が入る。

抗コリン作用を有する( a )を配合した医薬品を使用した場合、眼圧が( b )し、眼痛や眼の充血に加え、急激な視力低下を来すことがある。特に( c )がある人では厳重な注意が必要である。眼圧の( b )に伴って、頭痛や吐きけ・嘔吐等の症状が現れることもあり、長時間放置すると、不可逆的な視覚障害を起こすことがある。

a b c
1 フルスルチアミン塩酸塩 上昇 緑内障
2 フルスルチアミン塩酸塩 下降 白内障
3 ブチルスコポラミン臭化物 上昇 白内障
4 ブチルスコポラミン臭化物 下降 緑内障
5 ブチルスコポラミン臭化物 上昇 緑内障

 

 

解説

  1. ブチルスコポラミン臭化物
  2. 上昇
  3. 緑内障

正解 5

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第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用


 


出題範囲の解説ページまとめ

問11~13:第2章-8日目:Ⅱ- 薬の生体内運命

問14~20:第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

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更新日:

執筆者:吉川 泰紀

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