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2016年 埼玉 千葉 東京 神奈川の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問1~10


2016年【埼玉 千葉 東京 神奈川】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。


第3章 主な医薬品とその作用 問1~10

問1 かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a かぜは、単一の疾患ではなく、医学的にはかぜ症候群といい、主にウイルスが鼻や喉などに感染して起こる上気道の急性炎症の総称である。

b かぜとよく似た症状が現れる疾患は多数あり、急激な発熱を伴う場合や、症状が4日 以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。

c かぜ薬は、ウイルスの増殖を抑えたり、ウイルスを体内から除去することにより、咳や発熱といった諸症状の緩和を図るものである。

d 発熱、咳、鼻水など症状がはっきりしているかぜであったとしても、別の症状の発現予防のため、かぜ薬を選択することが基本である。

a b c d
1 正 正 誤 正
2 誤 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 正 正 誤 誤

 

 

解説

  1. 正 :約8割がウイルスによるもの
  2. 正 
  3. 誤 :増殖を抑えたり、体内から除去するものではなく、咳や発熱などの諸症状の緩和を図る対症療法薬
  4. 誤 :別の症状発現予防ではなく、症状緩和のため、かぜ薬を選択することが望ましい

正解 5

出題範囲の解説ページ

第3章-1日目:Ⅰ-①かぜ薬

 


問2 次のかぜ薬(総合感冒薬)の配合成分とその分類のうち、正しいものの組合せはどれか。

     配合成分 分類
a トラネキサム酸 ――――――――――――― 抗炎症成分

b グアヤコールスルホン酸カリウム ――――― 殺菌成分

c チペピジンヒベンズ酸塩 ――――――――― アドレナリン作動成分

d メキタジン ――――――――――――――― 抗ヒスタミン成分

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 

 

解説

  1. 誤 :去痰成分
  2. 誤 :非麻薬性鎮咳成分
  3. 正 

正解 2

出題範囲の解説ページ

第3章-1日目:Ⅰ-①かぜ薬

 


問3 解熱鎮痛薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a エテンザミドは、他の解熱鎮痛成分に比べ、痛みが神経を伝わっていくのを抑える働きが強く、予期せぬ作用の増幅が懸念されることから、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合してはならないとされている。

b イブプロフェンは、アスピリン等に比べて胃腸への悪影響が少なく、抗炎症作用も示すことから、頭痛、咽頭痛、月経痛、腰痛等に使用されることが多いが、一般用医薬品 では小児向けの製品はない。

c 15歳未満の小児に対し、インフルエンザ流行期等に使用する解熱鎮痛成分としては、 アセトアミノフェンの選択を提案する等の対応を図る。

d イソプロピルアンチピリンは、現在、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分である。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 正 正
4 誤 誤 誤 誤
5 誤 正 誤 正

 

 

解説

  1. 誤 :前半は正解、相乗効果を期待して、他の解熱鎮痛成分と組み合わせて配合されることが多い。

正解 3

出題範囲の解説ページ

第3章-2日目:Ⅰ-②: 解熱鎮痛薬

 


問4 鎮痛の目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 芍薬甘草湯は、体力に関わらず、筋肉の急激な痙攣を伴う痛みのあるもののこむらがえり、筋肉の痙攣、腹痛、腰痛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。

b 呉茱萸湯は、体力虚弱で、汗が出、手足が冷えてこわばり、ときに尿量が少ないものの関節痛、神経痛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。

c 疎経活血湯は、体力中等度以下で、手足の冷えを感じ、下肢の冷えが強く、下肢又は下腹部が痛くなりやすいものの冷え症、腰痛、下腹部痛、頭痛、しもやけ、下痢、月経痛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含まない。

d 薏苡仁湯は、体力中等度なものの関節や筋肉のはれや痛みがあるものの関節痛、筋肉痛、神経痛に適すとされ、構成生薬としてカンゾウとマオウを含む。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 

 

解説

解熱鎮痛の項目にて出る漢方の内、呉茱萸湯以外はいずれも構成生薬としてカンゾウを含んでいる。

  1. 誤 :桂枝加朮附湯、桂枝加苓朮附湯の説明文 呉茱萸湯はカンゾウを含まない
  2. 誤 :疎経活血湯はカンゾウを含み、しびれがあるものの関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛に適す 

正解 2

出題範囲の解説ページ

第3章-2日目:Ⅰ-②: 解熱鎮痛薬

 


問5 眠気を促す薬とその配合成分等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 抗ヒスタミン成分を主薬とする催眠鎮静薬は、睡眠改善薬として一時的な睡眠障害の緩和に用いられるだけではなく、慢性的に不眠症状がある人や、医療機関において不眠 症の診断を受けている人も対象としている。

b 小児及び若年者では、ジフェンヒドラミン塩酸塩により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。

c ブロモバレリル尿素を含有する催眠鎮静薬は、胎児に障害を引き起こす可能性がないため、妊婦の睡眠障害の緩和に適している。

d 桂枝加竜骨牡蛎湯は、体力中等度以下で疲れやすく、興奮しやすいものの神経質、不眠症、小児夜なき、夜尿症、眼精疲労、神経症に適すとされる。

 

a b c d
1 誤 正 誤 正
2 正 正 正 正
3 誤 正 誤 誤
4 正 誤 正 誤
5 誤 誤 正 誤

 

 

解説

  1. 誤 :催眠鎮静薬に限らず、一般用医薬品は原則慢性疾患に適応はありません。
  2. 正 
  3. 誤 :胎児に障害を起こす可能性があるため、妊婦の使用は避ける。「相談すること」の項に記載あり
  4. 正 :桂枝加竜骨牡蛎湯=小児夜泣き、夜尿症

正解 1

出題範囲の解説ページ

第3章-3日目:Ⅰ-③: 眠気に関する医薬品


 


問6 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 乗物酔い防止薬には、主として吐きけを抑えることを目的とした成分も配合されているため、つわりに伴う吐きけへの対処として使用することも推奨されている。

b 乗物酔いの発現には不安や緊張などの心理的な要因による影響も大きく、それらを和らげることを目的として、アリルイソプロピルアセチル尿素のような鎮静成分が配合さ れている場合がある。

c 胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として、アミノ安息香酸エチルのような局所麻酔成分が配合されている場合があ る。

d スコポラミン臭化水素酸塩は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗ヒスタミン成分である。

a b c d
1 正 正 誤 正
2 誤 正 正 正
3 誤 誤 誤 正
4 誤 正 正 誤
5 正 誤 正 誤

 

 

解説

  1. 誤 :つわりに伴う吐きけへの使用は適当でない。 
  2. 正 :ブロモバレリル尿素も同じ薬効の分類
  3. 正 :アミノ安息香酸エチルと言ったら、メトヘモグロビン血症の可能性があるため、6歳未満への使用は避ける。
  4. 誤 :スコポラミンは抗コリン成分です。

正解 4

出題範囲の解説ページ

第3章-4日目:Ⅰ-④:鎮暈薬と小児鎮静薬について

 


問7 鎮咳去痰薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a メトキシフェナミン塩酸塩は、交感神経系を刺激して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。

b ノスカピン塩酸塩は、気管支の平滑筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させることにより、咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。

c ジメモルファンリン酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える。

d グアイフェネシンは、痰の中の粘性タンパク質を溶解・低分子化して粘性を減少させ ることにより、痰の切れを良くする。

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 

 

解説

  1. 誤 :ノスカピンは非麻薬鎮咳去痰で、延髄の咳嗽中枢に作用して咳を抑える。
  2. 正 
  3. 誤 :グアイフェネシン=気道粘膜からの粘液の分泌を促進である。 低分子化=カルボシステイン等

正解 1

出題範囲の解説ページ

第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

 


問8 咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 五虎湯は、体力中等度以上で、咳が強くでるものの咳、気管支喘息、気管支炎、小児喘息、感冒、痔の痛みに用いられ、構成生薬としてカンゾウとマオウを含む。

b 柴朴湯は、体力中等度で、気分がふさいで、咽喉、食道部に異物感があり、かぜをひきやすく、ときに動悸 、めまい、嘔気などを伴うものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎、咳 、不安神経症に適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。

c 半夏厚朴湯は、体力中等度あるいはそれ以上で、咳が出て、ときにのどが渇くものの咳、小児喘息、気管支喘息、気管支炎、感冒、痔の痛みに適すとされ、構成生薬としてカンゾウを含む。

d 神秘湯は、体力中等度あるいはそれ以上で、咳、喘鳴、息苦しさがあり、痰が少ないものの小児喘息、気管支喘息、気管支炎に用いられ、構成生薬としてカンゾウとマオウ を含む。

a b c d
1 誤 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 正 誤 正 誤

 

 

解説

  1. 正 :五虎湯=咳が強くでる人の咳 カンゾウ+マオウ含有
  2. 正 :柴朴湯=咽喉、食道部に異物感、喘息 カンゾウ含有
  3. 誤 :半夏厚朴湯=咽喉、食道部に異物感、しわがれ声、カンゾウを含みません
  4. 正 :神秘湯=痰が少ないものの小児喘息 カンゾウ+マオウ含有

正解 2

出題範囲の解説ページ

第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

 


問9 喉の痛み等を鎮めることを目的とし、咳や痰に対する効果を標榜しない漢方処方製剤に関する次の記述について、正しいものはどれか。

体力中等度以上で、熱感と口渇が強いものの喉の渇き、ほてり、湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみに適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸虚弱で冷え症の人では、食欲不振、胃部不快感等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。ま た、比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがある。

1 駆風解毒散

2 響声破笛丸

3 桔梗湯

4 白虎加人参湯

5 六君子湯

 

 

解説

喉の痛みに出てくる漢方は5つ
桔梗湯、響声破笛丸、駆風解毒散、駆風解毒湯、白虎加人参湯
白虎加人参湯以外は全て「体力に関わらず」です。

  1. 駆風解毒散 :体力に関わらず、喉が腫れて痛む扁桃炎

  2.  響声破笛丸:体力に関わらず、しわがれ声、咽喉不快

  3.  桔梗湯    :体力に関わらず、喉が腫れて痛み、咳がでる人の扁桃炎

  4. 白虎加人参湯:熱感口渇が強い人の喉の渇き

  5. 六君子湯  :みぞおちがつかえて疲れやすい貧血性の胃炎、胃下垂

正解 4

出題範囲の解説ページ

第3章-6日目:Ⅱ-②口腔咽喉薬、 含嗽薬

 


問10 次の表は、ある一般用医薬品の胃腸薬に含まれている有効成分の一覧である。

1日量 12錠中 成人(15才以上)
銅クロロフィリンカリウム120mg
無水リン酸水素カルシウム 1020mg
沈降炭酸カルシウム 1020mg
水酸化マグネシウム 960mg
ロートエキス30mg

この胃腸薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 腎臓病の診断を受けた人は、この胃腸薬を使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談をするべきである。

b この胃腸薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを主な目的としている。

c この胃腸薬と、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用は避ける必要がある。

d この胃腸薬は、授乳中の人は使用しないか、使用する場合は授乳を避ける必要がある。

a b c d
1 正 誤 正 正
2 誤 誤 正 誤
3 正 正 誤 誤
4 誤 正 正 誤
5 正 誤 誤 正

 

 

解説

銅クロロフィリンカリウムー胃粘膜保護
無水リン酸水素カルシウムー制酸剤
沈降炭酸カルシウム     ー制酸剤
水酸化マグネシウム     ー制酸剤
ロートエキス      -抗コリンによる胃酸分泌抑制

  1. 誤 :概要成分なし
  2. 正 :ロートエキスが重複するため
  3. 正 :ロートエキスは乳児に頻脈を起こす可能性があるため

正解 1

出題範囲の解説ページ

第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬


 


出題範囲の解説ページまとめ

問1~2 :第3章-1日目:Ⅰ-①かぜ薬

問3~4 :第3章-2日目:Ⅰ-②: 解熱鎮痛薬

問5    :第3章-3日目:Ⅰ-③: 眠気に関する医薬品

問6  :第3章-4日目:Ⅰ-④:鎮暈薬と小児鎮静薬について

問7~8 :第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

問9  :第3章-6日目:Ⅱ-②口腔咽喉薬、 含嗽薬

問10  :第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

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更新日:

執筆者:吉川 泰紀

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