2016年 埼玉 千葉 東京 神奈川の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問11~20


2016年【埼玉 千葉 東京 神奈川】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。


第3章 主な医薬品とその作用 問11~20

問11 胃の薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a メチルメチオニンスルホニウムクロライドは、消化管内容物中に発生した気泡の分離を目的として配合されている。

b ソファルコンは、アルミニウムを含む成分であるため、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。

c メタケイ酸アルミン酸マグネシウムは、胃酸の中和作用のほか、胃粘膜にゼラチン状の皮膜を形成して保護する作用もあるとされる。

d 制酸薬は、胃内容物の刺激によって促進される胃液分泌から胃粘膜を保護することを目的として、食後に服用することとなっているものが多い。

a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 誤 誤 誤
3 誤 誤 正 誤
4 誤 誤 誤 正
5 誤 正 正 誤

 

 

解説

  1. 誤 :ジメチルポリシロキサンの説明文
  2. 誤 :ソファルコンは胃粘膜保護でアルミニウムは含まない
  3. 正 
  4. 誤 :食前又は食後に服用

正解 3

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第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

 


問12 腸の薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a タンニン酸アルブミンに含まれるタンニンは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要があ る。

b ヒマシ油は、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられており、比較的瀉下作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。

c トリメブチンマレイン酸塩は、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあるので、肝臓病の診断を受けた人では、使用する前に治療を行っている医師や処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。

d タンニン酸ベルベリンは、タンニン酸(収斂作用)とベルベリン(抗菌作用)の化合物であり、消化管内ではタンニン酸とベルベリンに分かれて、それぞれ止瀉に働くことを期待して用いられる。

a b c d
1 正 誤 誤 誤
2 正 正 誤 誤
3 誤 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

  1. 誤 :タンニンではなく、アルブミンはガゼイン由来成分
  2. 誤 :前半は正解、強い瀉下作用があるため、妊婦中、授乳中の女性、3歳未満の乳幼児では使用を避ける。 
  3. 正 

正解 5

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第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

 


問13 胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すほか、胃液分泌を抑える作用もある。

b オキセサゼインは、妊娠中や小児における安全性が確立されていないため、妊婦又は妊娠していると思われる女性、15歳未満の小児では、使用を避けることとされている。

c ブチルスコポラミン臭化物は、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシ ー)が生じることが知られている。

d 下痢に伴う腹痛については、胃腸鎮痛鎮痙薬を使用することが適当である。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(c、d)

 

 

解説

  1. 誤 :胃酸分泌抑制作用はない。
  2. 正 :局所麻酔成分
  3. 正 
  4. 誤 :下痢に伴う腹痛については、基本的に下痢への対処が優先

正解 4

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

 


問14 浣腸薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすことがある。

b 坐剤で使用される炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。

c 坐剤で使用されるビサコジルは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。

d 浣腸薬は一般に、流産・早産を誘発する危険性はないため、妊婦又は妊娠していると思われる女性に積極的に使用する。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 

 

解説

  1. 正 
  2. 誤 :結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促します。また、結腸での水分の吸収を抑える。
  3. 誤 :浣腸は流産、早産の危険性がある。

正解 1

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

 


問15 駆虫薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a サントニンは、そのほとんどが肝臓で代謝されずに腎臓で排泄されるため、腎臓病の診断を受けた人では、腎障害を悪化させるおそれがある。

b 駆虫薬は、一度に多く服用しても駆虫効果が高まることはなく、かえって副作用が現 れやすくなるため、定められた1日の服用回数や服用期間を守って適正に使用されることが重要である。

c カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられ、カイニン酸を含む生薬成分として、マクリ(フジマツモ科 のマクリの全藻を基原とする生薬)が配合されている。

d パモ酸ピルビニウムは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 誤 誤

 

 

解説

  1. 誤 :サントニンは肝臓で代謝され、肝臓病の診断を受けた人では、症状の悪化の恐れあり
  2. 正 
  3. 正 
  4. 誤 :蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す。

正解 3

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬


 


問16 強心薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、微量で強い強心作用を示し、一般用医薬品では、1日用量が5mg以下とな るよう用法・用量が定められている。

b ゴオウは、ウシ科のサイカレイヨウ等の角を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

c ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雌の麝香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用があるとされる。

d ロクジョウは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用のほか、強壮、 血行促進等の作用があるとされる。

a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 誤

 

 

解説

  1. 正 
  2. 誤 :ウシの胆嚢中に生じた結石、強心、血圧降下作用がある。
  3. 誤 :ジャコウは強心、呼吸機能を高め、意識をはっきりさせる

正解 3

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第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

 


問17 コレステロールに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a コレステロールは細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質である。

b 低密度リポタンパク質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質である。

c 血漿中のリポタンパク質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の段階から動悸等の自覚症状を伴うことが多い。

d コレステロールは水に溶けにくい物質で、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 誤 正 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 正 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤 :LDLは肝臓から末梢へ運ぶリポタンパク質
  2. 誤 :生活習慣病を生じる以前の段階では自覚症状を伴うものでない。

正解 5

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第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

 


問18高コレステロール改善薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。

b パンテチンは、低密度リポタンパク質(LDL)等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとされる。

c ビタミンB2は、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管にお ける血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。

d 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を 目的とする医薬品である。

a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 正
3 誤 誤 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 誤

 

 

解説

  1. 誤 :腸管におけるコレステロールの吸収を抑える。
  2. 正 
  3. 誤 :ビタミンEの説明文、血行促進がキーポイント
  4. 誤 :痩身効果は期待できない

正解 5

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第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

 


問19 循環器用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ヘプロニカートは、ニコチン酸を遊離し、そのニコチン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。

b ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。

c 三黄瀉心湯は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされ、構成生薬とし てダイオウは含まない。

d 七物降下湯は、体力中等度以上で、のぼせ気味で顔面紅潮し、精神不安、みぞおちのつかえ、便秘傾向などのあるものの高血圧の随伴症状(のぼせ、肩こり、耳なり、頭重、 不眠、不安)、鼻血、痔出血、便秘、更年期障害、血の道症に適すとされる。

a b c d
1 誤 正 誤 正
2 正 誤 正 正
3 正 正 正 誤
4 誤 誤 正 誤
5 正 正 誤 誤

 

 

解説

  1. 誤 :七物降下湯の説明文。三黄瀉心湯はダイオウ含有
  2. 誤 :三黄瀉心湯の説明文

正解 5

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第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

 


問20 内用痔疾用薬の配合成分に関する次の記述について、正しいものの組合せはどれか。

a セイヨウトチノミは、トチノキ科のセイヨウトチノキ(マロニエ)の種子を用いた生薬で、主に抗炎症作用を期待して用いられる。

b カイカは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。

c カルバゾクロムは、毛細血管を補強、強化して出血を抑える働きがあるとされ、止血効果を期待して配合されている場合がある。

d トコフェロール酢酸エステルは、血管を収縮する働きがあるとされ、止血効果を期待して用いられる。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 

 

解説

  1. 正 :その他、血行促進作用もある
  2. 誤 :カイカ、カイカクはいずれも止血効果を示す
  3. 誤 :トコフェロール=ビタミンE、血行促進、鬱血を改善する。 

正解 2

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第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬


 


出題範囲の解説ページまとめ

問11    :第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

問12    :第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

問13~15:第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

問16~18 :第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

問19   :第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

問20   :第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬

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更新日:

執筆者:吉川 泰紀

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