2016年 鳥取 島根 岡山 広島 山口の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問11~20


2016年【鳥取 島根 岡山 広島 山口】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

 

第3章 主な医薬品とその作用 問11~20

問11 以下の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適するものはどれか。

体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声に適すとされるが、水様痰の多い人には不向きとされる。

1 麻杏甘石湯
2 半夏厚朴湯
3 柴朴湯
4 麦門冬湯

 

 

解説

  1. 誤 :麻杏甘石湯=のどが渇くものの咳、喘息
  2. 誤 :半夏厚朴湯=咽喉・食道部に異物感、しわがれ声
  3. 誤 :柴朴湯=咽喉、食道部に異物感、喘息
  4. 正 :麦門冬湯=痰が切れにくく、乾燥感のあるものの咳、しわがれ声

正解 4

出題範囲の解説ページ

第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

 


問12 口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 含嗽薬は、水で用時希釈又は溶解して使用するものが多いが、調製した濃度が濃すぎても 薄すぎても効果が十分得られない。

b 口腔咽喉薬は、口腔内や咽頭における局所的な作用を目的とする医薬品であるため、成分が口腔や咽頭の粘膜から吸収されて循環血流中に入ることはない。

c ヨウ素は、レモン汁やお茶などに含まれるビタミンC等の成分と反応すると脱色を生じて殺菌作用が失われるため、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬では、そうした食品を摂取した直後の使用や混合は避けることが望ましい。

a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 正
4 誤 正 正
5 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤 :一部が吸収され、全身に影響を生じる場合がある。

正解 3

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第3章-6日目:Ⅱ-②口腔咽喉薬、 含嗽薬

 


問13 胃の薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a 炭酸水素ナトリウムは、胃酸の中和作用のほか、胃粘膜にゼラチン状の皮膜を形成して保護する作用がある。

b 制酸成分を主体とする胃腸薬については、酸度の高い食品と一緒に使用すると胃酸に対する中和作用が低下することが考えられるため、炭酸飲料等での服用は適当でない。

c ボレイ(イボタガキ科のカキの貝殻を基原とする生薬)は、生薬成分である炭酸マグネシウムによる作用を期待して用いられる。

d 制酸成分のうちアルミニウムを含む成分については、透析療法を受けている人では使用を避ける必要がある。

1(a,b)
2(a,c)
3(b,c)
4(b,d)
5(c,d)

 

 

解説

  1. 誤 :メタケイ酸アルミン酸マグネシウムの説明文
  2. 誤 :ボレイは炭酸カルシウムによる作用

正解 4

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第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

 


問14 胃の薬に関する記述のうち、正しいものはどれか。

1 ピレンゼピン塩酸塩は、味覚や嗅覚を刺激して反射的な唾液や胃液の分泌を促すことにより、弱った胃の働きを高めることを目的として配合されている。

2 ウルソデオキシコール酸は、胃粘膜を覆って胃液による消化から保護する、あるいは荒れた胃粘膜の修復を促す作用を期待して配合されている。

3 グリチルリチン酸モノアンモニウムは、過剰な胃液の分泌を抑える作用を期待して配合さ れている。

4 ジメチルポリシロキサン(別名ジメチコン)は、消化管内容物中に発生した気泡の分離を促すことを目的として配合されている。

 

 

解説

  1. 誤 :ピレンゼピンは抗コリン作用により胃酸分泌を抑制
  2. 誤 :ウルソは胆汁分泌を促し、消化を助ける。
  3. 誤 :グリチルチリンは胃粘膜の炎症を和らげます。

正解 4

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第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

 


問15 腸の薬(整腸薬、止瀉薬、瀉下薬)に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 瀉下薬(下剤)の配合成分としては、腸管を直接刺激するもの、腸内細菌の働きによって生成した物質が腸管を刺激するもの、糞便のかさや水分量を増すもの等がある。

2 タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分であるため、牛乳にアレルギーがある人では使用を避ける必要がある。

3 硫酸ナトリウムについては、心臓病の診断を受けた人では、使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。

4 ピコスルファートナトリウムは、小腸に生息する腸内細菌によって分解されて、小腸への刺激作用を示す。

 

 

解説

  1. 誤 :ピコスルファートは大腸の腸内細菌によって分解し、大腸を刺激します。小腸刺激の瀉下薬はヒマシ油しか登場しません。

正解 4

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第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

 


問16 以下の漢方処方製剤のうち、腸の不調を改善する目的で用いられ、構成生薬としてダイオ ウを含むものはどれか。

1 小建中湯
2 桂枝加芍薬湯
3 加味帰脾湯
4 麻子仁丸

 

 

解説

  1. 誤 :小建中湯=小児虚弱、小児夜尿症、夜泣き ダイオウ含まず
  2. 誤 :桂枝加芍薬湯=しぶり腹、ダイオウ含まず
  3. 誤 :加味帰脾湯=熱感を伴う神経不安、ダイオウ含まず

正解 4

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第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

 


問17 胃腸鎮痛鎮痙薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a メチルオクタトロピン臭化物は、吸収された成分の一部が母乳中に移行することが知られている。

b オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

c パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分と同様に胃液分泌を抑える作用がある。

a b c
1 正 誤 誤
2 正 正 誤
3 正 正 正
4 誤 誤 正
5 誤 正 正

 

 

解説

  1. 誤 :パパベリンは平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮めるため、胃液分泌を抑える作用はない。

正解 2

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

 


問18 浣腸薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a 一般に、直腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。

b 直腸内に適用される医薬品であり、繰り返し使用すると直腸の感受性が高まり効果が強く現れる。

c 半量等を使用した注入剤は、残量を冷所で保存すれば、感染のおそれもなく再利用することができる。

d 炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで 直腸を刺激する作用を期待して用いられる。

1(a,b)
2(a,c)
3(a,d)
4(b,c)
5(b,d)

 

 

解説

  1. 誤 :繰り返し使用で、感受性低下し、効果低下
  2. 誤 :感染の恐れがあるため、使用後の液は破棄する。
  3. 正 

浣腸薬の医薬品例
(アマゾンサイト)
使用方法の動画あり

 

 

 

 

 

正解 3

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

 


問19 駆虫薬に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

パモ酸ピルビニウムは、( a )の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされており、その服用により尿や糞便が( b )着色することがある。水に溶けにくいため消化管からの吸収は( c )とされている。

a b c
1 蟯虫 白く 多い
2 蟯虫 赤く 多い
3 蟯虫 赤く 少ない
4 回虫 白く 少ない
5 回虫 赤く 少ない

 

 

解説

覚え方として、パモ酸ピルビニウムは蟯虫(ぎょうちゅう)に効果があり、尿がくなる=「ルビー見たさに列」

  1. 蟯虫
  2. 赤く
  3. 少ない

正解 3

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

 


問20 強心薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。

a ゴオウは、強心作用のほか、末梢血管の収縮による血圧上昇、興奮を静める等の作用があるとされる。

b ジャコウは、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる等の作用があるとされる。

c ロクジョウは、強心作用のほか、強壮、血行促進等の作用があるとされる。

d リュウノウは、皮膚や粘膜に触れると局所麻酔作用を示す。

1(a,b)
2(a,c)
3(a,d)
4(b,c)
5(b,d)

 

 

解説

  1. 誤 :ゴオウは血管収縮ではなく拡張です。
  2. 誤 :センソの説明文

正解 4

出題範囲の解説ページ

第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

 


出題範囲の解説ページまとめ

問11       :第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

問12       :第3章-6日目:Ⅱ-②口腔咽喉薬、 含嗽薬

問13~14:第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

問15~16:第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

問17~19:第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

問20   :第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

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更新日:

執筆者:吉川 泰紀

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