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2017年 埼玉 千葉 東京 神奈川の登録販売者試験過去問題(午後)


登録販売者試験 過去問題

目次

2017年 埼玉 千葉 東京 神奈川の登録販売者試験過去問題(午後)

主な医薬品とその作用 

医薬品の適正使用と安全対策


主な医薬品とその作用

問61 かぜ(感冒)の発症や症状に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a かぜの症状は、通常は数日から1週間程度で自然寛解する。

b 急激な発熱を伴う場合や、症状が4日以上続くとき、又は症状が重篤なときは、かぜではない可能性が高い。

c かぜの約8割は細菌の感染が原因であるが、それ以外にウイルスの感染などがある。

d インフルエンザ(流行性感冒)は、かぜの別称で、症状は同じである。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


間62 次のかぜ薬(総合感冒薬)の配合成分とその分類のうち、正しいものの組合せはどれか。

配合成分 分類

a ブロムへキシン塩酸塩 ――― 解熱鎮痛成分

b エテンザミド ――――――― 去痰成分

c クレマスチンフマル酸塩 ―― 抗ヒスタミン成分

d トラネキサム酸 ―――――― 抗炎症成分

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


問63 かぜ(感冒)の症状の緩和に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、 正しい組合せはどれか。

a 葛根湯は、体力中等度以上のものの感冒の初期(汗をかいていないもの)、鼻かぜ、鼻 炎、頭痛、肩こり、筋肉痛、手や肩の痛みに適すとされ、重篤な副作用はない。

b 麻黄湯は、体力中等度で、ときに脇腹(腹)からみぞおちあたりにかけて苦しく、食欲不振や口の苦味があり、舌に白苔がつくものの食欲不振、吐きけ、胃炎、胃痛、胃腸 虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状に適すとされる。

c 柴胡桂枝湯は、体力虚弱で、神経過敏で気分がすぐれず胃腸の弱いもののかぜの初期、血の道症に適すとされる。

d 小青竜湯は、体力中等度又はやや虚弱で、うすい水様の痰を伴う咳や鼻水が出るも のの気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、むくみ、感冒、花粉症に適すとされる。

    a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 誤 誤 正
5 誤 誤 誤 誤

 


問64 解熱鎮痛薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a アセトアミノフェンは、主として中枢作用によって解熱・鎮痛をもたらすため、末梢における抗炎症作用は期待できない分、他の解熱鎮痛成分のような胃腸障害は少なく、 空腹時に服用できる製品もある。

b ボウイは、フトミミズ科の P h e r e t i m a a s p e r g i l l u m P e r r i e r 又はその近縁動物の内部を除いたものを基原とする生薬で、古くから「熱さまし」として用いられてきた。

c イブプロフェンは、アスピリンに比べて胃腸への悪影響が少ないことから、一般用医薬品として、小児向けの製品もある。

d イソプロピルアンチピリンは、現在、一般用医薬品で唯一のピリン系解熱鎮痛成分である。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


問65 ヒスタミン及び抗ヒスタミン成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 生体内情報伝達物質であるヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に関与する部位で神経細胞の刺激を介して、覚醒の維持や調節を行う働きを担っている。

b 小児及び若年者では、抗ヒスタミン成分により眠気とは反対の神経過敏や中枢興奮などが現れることがある。

c 抗ヒスタミン成分を主薬とする睡眠改善薬は、一時的な睡眠障害の緩和に用いられるものであり、妊娠中にしばしば生じる睡眠障害も適用対象である。

d 抗ヒスタミン成分を含有する睡眠改善薬の服用後は、目が覚めたあとも、注意力の低下や寝ぼけ様症状、めまい、倦怠感等を起こすことがある。

    a b c d
1 誤 正 誤 正
2 正 誤 誤 誤
3 正 正 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 正 正 正 誤

 


問66 眠気を促す薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 生薬成分のみからなる製品であっても、長期連用を避けるべきである。

b ブロモバレリル尿素は胎児に障害を引き起こす可能性があるため、妊婦又は妊娠していると思われる女性は使用を避けるべきである。

c 酸棗仁湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、精神不安、不眠などがあるものの不眠症、神経症に適すとされるが、胃腸が弱い人、下痢又は下痢傾向のある人では、消化器 系の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

d 柴胡加竜骨牡蛎湯は、体力中等度以下で、心身が疲れ、血色が悪く、ときに熱感を伴うものの貧血、不眠症、精神不安、神経症に適すとされる。

    a b c d
1 正 正 誤 正
2 誤 誤 誤 正
3 誤 正 誤 誤
4 正 誤 正 誤
5 正 正 正 誤

 


問67 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a スコポラミン臭化水素酸塩は、乗物酔い防止に古くから用いられている抗ヒスタミン 成分である。

b ジメンヒドリナートは、外国において、乳児突然死症候群や乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の小児では使用を避 ける必要がある。

c アミノ安息香酸エチルは、胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として配合されている場合がある。

d カフェインは、脳に軽い興奮を起こさせて、平衡感覚の混乱によるめまいを軽減させることを目的として配合されている場合がある。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


問68 咳や痰 、鎮咳去痰薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 気道粘膜から分泌される粘液に、気道に入り込んだ異物や粘膜上皮細胞の残骸などが混じって痰となる。

b 咳はむやみに抑え込むべきではないが、長く続く咳は体力の消耗や睡眠不足をまねくなどの悪影響もある。

c 鎮咳去痰薬は、咳を鎮める、痰の切れを良くする、また、喘息症状を和らげることを目的とする医薬品の総称である。

d 咳は、気管や気管支に何らかの異変が起こったときに、その刺激が中枢神経系に伝わり、小脳にある咳嗽中枢の働きによって引き起こされる反応である。

    a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 誤 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 正 正 正 正
5 誤 正 誤 正

 


問69 次の咳止めや痰を出しやすくする目的で用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬とし てカンゾウを含まないものはどれか。

1 半夏厚朴湯

2 柴朴湯

3 麦門冬湯

4 麻杏甘石湯

5 神秘湯

 


問70 口腔咽喉薬及びうがい薬(含嗽薬)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a うがい薬は、水で用時希釈又は溶解して使用するものが多く、調製した濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。

b 口内炎などにより口腔内にひどいただれがある人では、刺激感等が現れやすいほか、 循環血流中への移行による全身的な影響も生じやすくなる。

c トローチ剤やドロップ剤は、有効成分が早く体内に行き渡るよう、噛み砕いて使用す る。

d 噴射式の液剤は、口腔の奥まで届くよう、息を吸いながら噴射して使用する。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 



問71 胃の薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 胆汁末は、肝臓の働きを高める作用もあるとされるが、肝臓病の診断を受けた人ではかえって症状を悪化させるおそれがある。

b 制酸成分は、かぜ薬等でも配合されていることが多く、併用によって制酸作用が強くなりすぎる可能性があるほか、高マグネシウム血症等を生じるおそれがある。

c オウバクが配合された散剤は、苦味が強いので、オブラートに包んで服用するとよい。

d スクラルファートは、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的として用いられる。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、d) 5(c、d)

 


問72 腸の薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a ケツメイシは、マメ科のエビスグサ又はカッシア・トーラの種子を基原とする生薬で、 整腸、腹部膨満感等に用いられる。

b 次硝酸ビスマスは、牛乳に含まれるタンパク質成分であるため、牛乳にアレルギーのある人では使用を避ける必要がある。

c ビフィズス菌、乳酸菌等の生菌成分は、腸内細菌のバランスを整えることを目的として用いられる。

d マルツエキスは、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、d) 5(c、d)

 


問73 腸の薬の配合成分とその作用に関する組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。

配合成分 作用

a タンニン酸ベルベリン ―――――――――――――― 瀉下

b ヒマシ油 ―――――――――――――――――――― 止瀉

c ロペラミド塩酸塩 ―――――――――――――――― 止瀉

d ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)―   瀉下

    a b c d
1 誤 誤 誤 正
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 正 正 正 誤

 


問74 瀉下薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a センナは、流産・早産を誘発するおそれがある。

b ダイオウは、吸収された成分の一部が乳汁中に移行し、乳児に下痢を生じさせるおそれがある。

c 硫酸マグネシウムは、腎臓病の診断を受けた人では、高マグネシウム血症を生じさせるおそれがある。

d ピコスルファートナトリウムは、胃や小腸では分解されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解されて、大腸への刺激作用を示すようになる。

    a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 誤 誤 誤
3 誤 正 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 正 正 正 正

 


問75 胃腸鎮痛鎮痙薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a オキセサゼインは、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

b パパべリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされる。

c 抗コリン成分が配合された医薬品を使用した後は、重大な事故につながるおそれがあるため、乗物又は機械類の運転操作を避ける必要がある。

d ロートエキスは、吸収された成分が母乳中に移行することはない。

    a b c d
1 誤 誤 正 正
2 正 誤 誤 誤
3 誤 正 正 誤
4 正 正 正 誤
5 誤 正 誤 正

 


問76 浣腸薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 繰り返し使用すると直腸の感受性が高まり効果が強くなる。

b 便秘については、生活習慣の改善が図られることが重要であり、浣腸薬の使用は一時的なものにとどめるべきである。

c 半量等を使用した注入剤は、残量を冷所で保存すれば、感染のおそれもなく再利用することができる。

d 注入剤は、薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


問77 強心薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a センソは、ヒキガエル科のシナヒキガエル等の毒腺の分泌物を集めたものを基原とする生薬で、有効域が比較的狭く、一般用医薬品では1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められている。

b ゴオウは、ウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、 末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。

c ロクジョウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる作用があ るとされる。

d リュウノウは、ウグイスガイ科のアコヤガイ、シンジュガイ又はクロチョウガイ等の外套膜組成中に病的に形成された顆粒状物質を基原とする生薬で、鎮静作用等を期待して用いられる。

  a b c d
1 正 正 正 正
2 正 誤 正 誤
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 誤

 


問78 コレステロール及びリポタンパク質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 高密度リポタンパク質(HDL)は、コレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶリポタンパク質である。

b コレステロールは水に溶けやすい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。

c コレステロールは細胞の構成成分で、胆汁酸や副腎皮質ホルモン等の生理活性物質の産生に重要な物質である。

d 血漿中のリポタンパク質のバランスの乱れは、生活習慣病を生じる以前の段階では自覚症状を伴うことが多い。

    a b c d
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 誤 誤 誤 正
4 誤 誤 正 誤
5 正 誤 正 誤

 


問79 高コレステロール改善薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられ る。

b ビタミンEは、コレステロールから過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされ、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害(手足の冷え、痺れ)の緩和等を目的として用いられる。

c リボフラビンの摂取によって尿が黄色くなった場合は、使用を中止する必要がある。

d パンテチンは、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きを期待して用いられ る。

    a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 誤 正 正
5 正 誤 誤 正

 


問80 循環器用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a コウカは、末梢の血行を促して鬱血を除く作用があるとされる。

b ヘプロニカートは、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働き、別名コエンザイ ムQ10とも呼ばれる。

c ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。

d 七物降下湯は、体力中等度以下で、顔色が悪くて疲れやすく、胃腸障害のないものの高血圧に伴う随伴症状(のぼせ、肩こり、耳鳴り、頭重)に適すとされる。

    a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 正

 



問81 外用痔疾用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a イソプロピルメチルフェノールは、血管収縮作用による止血効果を期待して用いられる。

b テトラヒドロゾリン塩酸塩は、粘膜表面に不溶性の膜を形成することによる粘膜の保護・止血を目的として配合され、ロートエキスと組み合わせて用いられることがある。

c ジブカイン塩酸塩が配合された坐剤及び注入軟膏では、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。

d プレドニゾロン酢酸エステルが配合された坐剤及び注入軟膏では、その含有量によらず長期連用を避ける必要がある。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


問82 次の記述にあてはまる内用痔疾用薬として用いられる漢方処方製剤はどれか。

体力中等度以上で大便が硬く、便秘傾向のあるものの痔核(いぼ痔)、切れ痔、便秘、軽度の脱肛に適すとされるが、体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、悪心・嘔吐、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

1 牛車腎気丸
2 八味地黄丸
3 乙字湯 
4 竜胆瀉肝湯
5 猪苓湯

 


問83 婦人薬の適用対象となる体質・症状及び婦人薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 更年期においては、月経周期が不規則になるほか、不定愁訴として血の道症の症状に加え、冷え症、腰痛等の症状が起こることがあり、こうした症候群を更年期障害という。

b 月経の周期には、視床下部や下垂体で産生されるホルモンと、子宮で産生される女性ホルモンが関与している。

c ボタンピは、鎮痛・鎮痙作用を期待して用いられる。

d 月経の約10日前から3日前に現れ、月経開始と共に消失する腹部膨満感、頭痛、乳房痛などの身体症状や感情の不安定、興奮、抑鬱などの精神症状を主体とするものを、 月経前症候群という。

    a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 正 正 誤 正

 


問84 アレルギー及びアレルギー用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 皮膚症状が治まると喘息が現れるというように、種々のアレルギー症状が連鎖的に現れる場合は、一般用医薬品によって一時的な対処を図るよりも、医療機関で総合的な診療を受けた方がよい。

b 一般用医薬品には、アトピー性皮膚炎による慢性湿疹等の治療に用いることを目的とするものがある。

c 一般の生活者では、使用目的となる症状(蕁麻疹等)と副作用の症状(皮膚の発疹・ 発赤等の薬疹)が見分けにくいことがあり、医薬品の販売等に従事する専門家において 適宜注意を促していくことが重要である。

  a b c
1 誤 正 誤
2 正 正 正
3 正 誤 正
4 誤 誤 誤
5 正 正 誤

 


問85 鼻炎用内服薬に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

鼻炎用内服薬では、 ( a )系を刺激して鼻粘膜の血管を収縮させることによって鼻粘膜の充血や腫れを和らげることを目的として、( b )等の( c )成分が配合されている場合がある。

  a b c
1 交感神経 フェニレフリン塩酸塩 アドレナリン作動
2 交感神経 クロルフェニラミンマレイン酸塩 抗コリン
3 副交感神経 フェニレフリン塩酸塩 アドレナリン作動
4 副交感神経 クロルフェニラミンマレイン酸塩 抗コリン
5 副交感神経 フェニレフリン塩酸塩 抗コリン

 


問86 眼科用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものがある。

b 人工涙液は、目の疲れや痒み、結膜充血等の症状を抑える成分が配合されているものである。

c 点眼薬の使用によって、全身性の副作用が現れることはない。

d コンタクトレンズをしたままでの点眼は、添付文書に使用可能と記載されていない限り行うべきでない。

    a b c d
1 誤 正 誤 誤
2 誤 誤 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 正 正 誤 正
5 誤 正 正 正

 


問87 眼科用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a テトラヒドロゾリン塩酸塩が配合された点眼薬を連用又は頻回に使用すると、異常なまぶしさを感じたり、かえって充血を招くことがある。

b イプシロン-アミノカプロン酸は、抗菌作用を有し、細菌感染(ブドウ球菌や連鎖球菌)による結膜炎やものもらい(麦粒腫)眼瞼、炎などの化膿性の症状の改善を目的として用いられる。

c コンドロイチン硫酸ナトリウムは、角膜の乾燥を防ぐことを目的として用いられることがある。

d ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを助ける作用を示し、毛様体におけるアセチルコリンの働きを抑えることで、目の調節機能の改善を目的として用いられる。

    a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 誤 正

 


問88 殺菌消毒薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ヨードチンキは、ヨウ素及びヨウ化カリウムをエタノールに溶解させたもので、皮膚刺激性が弱く、粘膜や目の周りの消毒に用いることができる。

b ベンザルコニウム塩化物は、陽性界面活性成分であり、石鹸との混合によって殺菌消毒効果が低下する。

c クロルヘキシジングルコン酸塩は、一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示す。

    a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 正
4 誤 誤 誤
5 誤 正 正

 


問89 外皮用薬及びその配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ヘパリン類似物質は、創傷面に浸透して、その部位を通っている血管を収縮させることによる止血効果を期待して用いられる。

b 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、喘息の副作用を引き起こすことはない。

c ピロキシカムは、光線過敏症の副作用を生じることがあり、野外活動が多い人では、 他の抗炎症成分が配合された製品を選択することが望ましい。

d 酸化亜鉛は、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し皮膚を保護する作用を示し、 患部が浸潤又は化膿している場合に用いる。

    a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 誤 誤 正 誤

 


問90 角質軟化薬及びにきび用薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a ホモスルファミンは、細菌の細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
b クロラムフェニコールは、細菌のタンパク質合成を阻害することにより抗菌作用を示す。
c サリチル酸は、角質成分を溶解することにより角質軟化作用を示す。
d バシトラシンは、皮膚の角質層を構成するケラチンを変質させることにより、角質軟化作用を示す。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 



問91 口内炎及び口内炎用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 口内炎は、口腔粘膜に生じる炎症で、口腔の粘膜上皮に水疱や潰瘍ができて痛み、ときに口臭を伴う。

b シコンは、ムラサキ科のムラサキの根を基原とする生薬で、組織修復促進などの作用を期待して用いられる。

c アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン)は、患部からの細菌感染を防止することを目的として配合されている。

    a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 正
4 誤 誤 誤
5 誤 正 正

 


問92 禁煙補助剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 禁煙補助剤を使用するニコチン置換療法は、ニコチンの摂取方法を喫煙以外に換えて 離脱症状の軽減を図りながら徐々に摂取量を減らし、最終的にニコチン摂取をゼロにす る方法である。

b 咀嚼剤は、菓子のガムのように噛むと唾液が多く分泌されることにより、吐きけや腹痛等の副作用が現れにくくなる。

c 妊婦又は妊娠していると思われる女性は、禁煙することが推奨されるので、積極的に使用することが望ましい。

d 咀嚼剤は、コーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。

    a b c d
1 誤 正 誤 誤
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 正 正
4 正 正 誤 正
5 正 誤 誤 正

 


問93 次の記述にあてはまる滋養強壮保健薬に使用される配合成分はどれか。

腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素であるが、過剰症として、高カルシウム血症、異常石灰化が知られている。

1 ビタミンA
2 ビタミンD
3 ビタミンE
4 ビタミンB1
5 ビタミンB12

 


問94 滋養強壮保健薬の配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a グルクロノラクトンは、米油及び米胚芽油から見出された抗酸化作用を示す成分で、 ビタミンE等と組み合わせて配合されている場合がある。

b アミノエチルスルホン酸は、肝臓機能を改善する働きがあるとされる。

c システインは、骨格筋の疲労の原因となる乳酸の分解を促す等の働きを期待して用いられる。

d コンドロイチン硫酸ナトリウムは、関節痛、筋肉痛等の改善を促す作用を期待してビタミンB1等と組み合わせて配合されている場合がある。

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


問95 漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 漢方処方を構成する生薬には、複数の処方で共通しているものもあり、同じ生薬を含む漢方処方製剤が併用された場合、作用が強く現れたり、副作用を生じやすくなるおそれがある。

b 用法用量において適用年齢の下限が設けられていないので、生後1ヶ月未満の乳児にも使用してもよい。

c 症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。

d 小柴胡湯とインターフェロン製剤との併用は、相互作用を起こすため、避ける必要がある。

    a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

 


問96 生薬成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ブシは、キンポウゲ科のハナトリカブト又はオクトリカブトの塊根を減毒加工して製したものを基原とする生薬で、心筋の収縮力を高めて血液循環を改善する作用を持つ。

b サイコは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、解熱、鎮痙等の作用 を期待して用いられる。

c ブクリョウは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。

d サンザシは、モクセイ科のレンギョウ又はシナレンギョウの果実を基原とする生薬で、鎮痛、抗菌等の作用を期待して用いられる。

    a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 誤 正

 


問97 消毒薬の殺菌消毒成分に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。

1 エタノールのウイルスに対する不活性効果は、イソプロパノールよりも低い。

2 次亜塩素酸ナトリウムは、強い酸化力により一般細菌類、真菌類、ウイルス全般に対する殺菌消毒作用を示す。

3 クレゾール石鹸液は、結核菌を含む一般細菌類、真菌類に対して比較的広い殺菌消毒作用を示す。

4 サラシ粉は、漂白作用があり、毛、絹、ナイロン、アセテート、ポリウレタン、色・ 柄物等には使用を避ける必要がある。

5 ジクロルイソシアヌル酸ナトリウムは、塩素臭や刺激性、金属腐食性が比較的抑えられており、プール等の大型設備の殺菌・消毒に用いられることが多い。

 


問98 衛生害虫とその防除に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a ゴキブリの卵は、医薬品の成分が浸透しやすい殻で覆われているため、燻蒸処理を行えば、殺虫効果を示す。

b シラミは、散髪や洗髪、入浴による物理的方法では防除できないため、医薬品による 防除が必要である。

c ノミによる保健衛生上の害としては、主に吸血されたときの痒みであるが、元来、ペ スト等の病原細菌を媒介する衛生害虫である。

d ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、その防除法としては、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


問99 尿糖・尿タンパク検査薬を用いた検査に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、正確 な検査結果が得られなくなることがある。

b 採尿の仕方として、出始めの尿を採取することが望ましい。

c 医薬品の中には、検査結果に影響を与える成分を含むものがある。

d 尿糖・尿タンパク検査薬は、検出する部分を長い間、尿に浸すほど、正確な検査結果が得られる。

    a b c d
1 正 正 正 正
2 誤 正 正 誤
3 正 正 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 誤 誤 誤 正

 


問100 妊娠検査薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の検出反応は、温度の影響を受けない。

b 高濃度のタンパク尿や糖尿の場合、擬陽性を示すことがある。

c 経口避妊薬や更年期障害治療薬などのホルモン剤を使用している人では、妊娠してい なくても尿中hCGが検出されることがある。

d 一般的な妊娠検査薬は、月経予定日の概ね1週間前の検査が推奨されている。

1(a、b) 2(a、c) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 



医薬品の適正使用と安全対策

問101 一般用医薬品の添付文書等に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 販売名の上部に、「使用にあたって、この説明文書を必ず読むこと。また、必要なときに読めるよう大切に保存すること。」等の文言が記載されている。

b 内容は、医薬品の有効性・安全性等に係る新たな知見、使用に係る情報に基づき、1 年に1回定期的に改訂される。

c 薬効名とは、その医薬品の薬効又は性質が簡潔な分かりやすい表現で示されたもので、 販売名に薬効名が含まれているような場合には、薬効名の記載は省略されることがある。

d 重要な内容が変更された場合には、改訂された箇所を明示することとされている。

    a b c d
1 正 誤 正 正
2 誤 誤 誤 誤
3 正 正 誤 誤
4 誤 正 正 正
5 正 誤 誤 正

 


問102 一般用医薬品の添付文書等の使用上の注意に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 「してはいけないこと」の項目には、守らないと症状が悪化する事項、副作用又は事故等が起こりやすくなる事項について記載されている。

b 医師又は歯科医師の治療を受けている人は、自己判断で一般用医薬品が使用されると、 治療の妨げとなることがあるため、添付文書等の「相談すること」の項目には、 「医師(又 は歯科医師)の治療を受けている人」等として記載されている。

c 重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)等が掲げられている医薬品では、 「本剤又は本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人は注意して使用す ること」と記載されている。

d 小児が使用した場合に特異的な有害作用のおそれがある成分を含有する医薬品では、 通常、「相談すること」の項目に「6歳未満の小児」等として記載されている。

    a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 正 正
4 正 誤 誤 正
5 誤 誤 誤 誤

 


問103 一般用医薬品の添付文書等の副作用の記載に関する次の記述について、 ( )の中に 入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

副作用については、まず一般的な副作用について( a )に症状が記載され、そのあ とに続けて、( b )発生する重篤な副作用について( c )に症状が記載されている。

  a b c
1 副作用名ごと 連用により 発現部位別
2 副作用名ごと 高頻度に 発現部位別
3 副作用名ごと まれに 発現部位別
4 発現部位別 連用により 副作用名ごと
5 発現部位別 まれに 副作用名ごと

 


問104 次の医薬品成分のうち、それを含有することにより一般用医薬品の添付文書等において、 「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、 「ぜんそくを起こしたことがある人」と記載することとされている成分はどれか。

1 カフェイン
2 スクラルファート
3 リドカイン塩酸塩
4 フェルビナク
5 アミノフィリン水和物

 


問105 次の医薬品成分のうち、乳児に昏睡を起こすおそれがあるため、それを含有することにより内服用の一般用医薬品の添付文書等において、 「してはいけないこと」の項目中に、 「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載することとされている成分はどれか。

1 アスピリンアルミニウム
2 アミノ安息香酸エチル
3 ブロモバレリル尿素
4 ジフェンヒドラミン塩酸塩
5 オキセサゼイン

 


問106 次の漢方処方製剤のうち、一般用医薬品の添付文書等において、 「本剤を服用している間は、次の医薬品を服用しないこと」の項目中に、「他の瀉下薬(下剤)」と記載することとされている、正しいものの組合せはどれか。

a 防風通聖散
b 芍薬甘草湯
c 三黄瀉心湯
d 十味敗毒湯

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(c、d)

 


問107 次の医薬品成分のうち、それを含有することにより内服用の一般用医薬品の添付文書等において、「次の人は服用しないこと」の項目中に、「次の症状がある人」として「前立腺肥大による排尿困難」と記載することとされている成分はどれか。

1 ビサコジル
2 タンニン酸アルブミン
3 チアミン塩化物塩酸塩
4 イブプロフェン
5 プソイドエフェドリン塩酸塩

 


問108 次の医薬品成分とそれを含有することにより内服用の一般用医薬品の添付文書等において、「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」と記載することとされているものの組合せの正誤について、正しい組合せはどれか。

医薬品成分記載することとされているもの
a 合成ヒドロタルサイト ――――― 腎臓病

b ジフェニドール塩酸塩 ――――― 緑内障

c セミアルカリプロティナーゼ ―― 貧血

d ジプロフィリン ―――――――― 胃・十二指腸潰瘍

    a b c d
1 正 誤 誤 正
2 誤 正 正 正
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 正 誤
5 正 正 正 正

 


問109 一般用医薬品の製品表示に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a エアゾール製品には、医薬品医療機器等法の規定による法定表示事項のほか、高圧ガス保安法に基づく「高温に注意」等の注意事項が表示されている。

b 添付文書が外箱に封入されていない医薬品に限り、その容器や包装に、「保管及び取扱い上の注意」の項のうち、医薬品の保管に関する事項が記載されている。

c 使用期限の表示において、配置販売される医薬品では、「配置期限」として記載されている。

d 使用期限の表示については、適切な保存条件の下で製造後1年を超えて性状及び品質が安定であることが確認されている医薬品において法的な表示義務はない。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(c、d)

 


問110 医薬品等の緊急安全性情報に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 厚生労働省からの命令、指示、製造販売業者の自主決定等に基づいて作成される。

b 独立行政法人医薬品医療機器総合機構の医薬品医療機器情報配信サービスによる配信、製造販売業者から医療機関や薬局等への直接の配布、ダイレクトメール、ファクシミリ、 電子メール等により情報伝達されるものである。

c A4サイズの青色地の印刷物であり、ブルーレターとも呼ばれる。

d 医療用医薬品についての情報伝達である場合が多いが、一般用医薬品にも関係する緊急安全性情報が発出されたこともある。

    a b c d
1 正 誤 正 誤
2 誤 正 誤 誤
3 正 正 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 正 正 正 正

 



問111 独立行政法人医薬品医療機器総合機構のホームページに関する次の記述の正誤について、 正しい組合せはどれか。

a 厚生労働省より発行される「医薬品・医療機器等安全性情報」が掲載されている。

b 医薬品の生産量及び生産額情報が掲載されている。

c 製造販売業者等や医療機関等から報告された、医薬品による副作用が疑われる症例情報が掲載されている。

d 新たに許可を取得した医薬品製造販売業者の情報が掲載されている。

    a b c d
1 正 誤 正 正
2 誤 正 誤 誤
3 正 正 誤 正
4 誤 正 正 誤
5 正 誤 正 誤

 


問112 医薬品の副作用情報等の収集及び評価に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 医薬品医療機器等法第68条の2第2項の規定により、登録販売者を含む医薬関係者は、製造販売業者等が行う情報収集に協力するよう努めなければならない。

b 収集された副作用等の情報は、その医薬品の製造販売業者等において評価・検討され、 必要な安全対策が図られる。

c 各制度により集められた副作用情報については、厚生労働省において専門委員の意見 を聴きながら調査検討が行われる。

d 独立行政法人医薬品医療機器総合機構は、薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて、使用上の注意の改訂の指示等を通じた注意喚起のための情報提供や、効能・効果の一部変 更、製造・販売の中止、製品回収等の安全対策上必要な行政措置を講じている。

1(a、b) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


問113 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に基づく、医薬関係者の報告に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 保健衛生上の危害の発生又は拡大を防止する観点から、医薬品等によるものと疑われる、身体の変調・不調、日常生活に支障を来す程度の健康被害(死亡を含む。)について報告が求められる。

b 医薬品の過量使用による健康被害である場合は、患者本人の自己責任であるから、報告は不要である。

c 認められた健康被害と医薬品との因果関係が必ずしも明確でない場合であっても、報告の対象となり得る。

    a b c
1 正 誤 正
2 誤 正 誤
3 正 正 誤
4 誤 正 正
5 誤 誤 正

 


問114 医薬品医療機器等法第68条の10第2項の規定に基づく医薬品による副作用等が疑われる場合の報告に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 報告様式の記入事項は、健康被害を生じた本人から直接聴取した事項でなければならない。

b 報告書の送付は、郵送又はファクシミリによるほか、電子メールを利用して行うこともできる。

c 複数の専門家が医薬品の販売等に携わっている場合であっても、健康被害の情報に直接接した専門家1名から報告書が提出されれば十分である。

d 情報の正確性を確保するため、定められた報告様式の記入欄は、すべて記入して報告しなければならない。

1(a、b) 2(a、c) 3(a、d) 4(b、c) 5(c、d)

 


問115 医薬品副作用被害救済制度に関する次の記述について、( )の中に入れるべき字句 の正しい組合せはどれか。なお、本設問において、「総合機構」とは、「独立行政法人医薬 品医療機器総合機構」とする。

健康被害を受けた本人(又は家族)の給付請求を受けて、その健康被害が医薬品の副作用によるものかどうか、医薬品が適正に使用されたかどうかなど、医学的薬学的判断を要する事項について( a )の諮問・答申を経て、 ( b )が判定し、その結果に基づいて、医療費、( c )、遺族年金等の各種給付が行われる。

  a b c
1 薬事・食品衛生審議会 総合機構 障害年金
2 薬事・食品衛生審議会 総合機構 介護費
3 薬事・食品衛生審議会 厚生労働大臣 障害年金
4 総合機構 厚生労働大臣 障害年金
5 総合機構 厚生労働大臣 介護費

 


問116 医薬品副作用被害救済制度における次の給付の種類のうち、請求の期限がないものはどれか。

1 遺族一時金
2 医療費
3 葬祭料
4 障害児養育年金
5 遺族年金

 


問117 医薬品副作用被害救済制度における救済給付の支給対象に関する次の記述の正誤につい て、正しい組合せはどれか。なお、支給対象となるものは「正」、支給対象とならないものは「誤」と表記する。

a 個人輸入により入手された医薬品を使用して、入院治療が必要と認められる程度の健康被害が生じた場合

b 一般用医薬品の殺菌消毒剤(人体に直接使用しないもの)を使用して、入院治療が必要と認められる程度の健康被害が生じた場合

c 一般用医薬品の殺虫剤を使用して、入院治療が必要と認められる程度の健康被害が生じた場合

d 医薬品を適正に使用して生じた副作用による疾病のため、入院治療が必要と認められるが、やむを得ず自宅療養を行った場合

    a b c d
1 正 正 誤 正
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 誤 誤 正 正

 


問118 医薬品PLセンターに関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a 医薬品、医薬部外品及び化粧品について、苦情等の相談を受け付けている。

b 苦情を申し立てた消費者が製造販売元の企業と交渉するに当たって、裁判による迅速な解決に導くことを目的としている。

c 平成7年7月の製造物責任法の施行と同時に、日本製薬団体連合会により開設された。

d 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合には、医薬品PLセンターへの相談が推奨されている。

1(a、c) 2(a、d) 3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 


問119 塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有医薬品に関する次の記述について、 ( )の中に入れるべき字句の正しい組合せはどれか。

2003年8月までに、PPAが配合された一般用医薬品による( a )等の副作用 症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされてい る( b )患者の使用によるものであった。そのため、 ( c )から関係製薬企業等に 対して使用上の注意の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として( d )等への速やかな切替えにつき指示がなされた。

    a b c d
1 脳出血 高血圧症 厚生労働省 プソイドエフェドリン塩酸塩
2 脳出血 糖尿病 厚生労働省 フルスルチアミン塩酸塩
3 腎不全 糖尿病 厚生労働省 フルスルチアミン塩酸塩
4 腎不全 高血圧症 消費者庁 プソイドエフェドリン塩酸塩
5 脳出血 糖尿病 消費者庁 プソイドエフェドリン塩酸塩

 


問120 医薬品の適正使用及びその啓発活動に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 医薬品の適正使用の重要性等に関して、小中学生のうちからの啓発が重要である。

b 登録販売者においては、薬剤師とともに一般用医薬品の販売等に従事する医薬関係者(専門家)として、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、こうした活動に積極的に参加、協力することが期待される。

c 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、国、自治体、関係団体等により、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。

d 薬物乱用は、乱用者自身の健康を害するが、社会的な弊害を生じることはない。

    a b c d
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 正 誤 正
4 正 誤 正 正
5 誤 正 正 正

 




以上2017年 埼玉 千葉 東京 神奈川の過去問題(午後)の問題60問でした。

ぜひ採点して、出来なかった問題、迷った問題の確認をしてみましょう。

答えはこちら

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お疲れさまでした。

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