2017年 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問11~20


2017年【福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

第3章 主な医薬品とその作用 問11~20

問11 次没食子酸ビスマスに関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア ビスマスは、牛乳に含まれるタンパク質(カゼイン)から精製された成分である。

イ 長期連用した場合に精神神経症状(不安、記憶力減退、注意力低下、頭痛等)が現れたとの報告があり、1週間以上継続して使用しないこととされている。

ウ 収斂作用のほか、腸内で発生した有毒物質を分解する作用も持つとされる。

エ 循環血液中に移行したビスマスは血液-胎盤関門を通過することが知られており、妊婦又は妊娠していると思われる女性では使用を避けるべきである。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 正 正
4 誤 誤 正 誤
5 誤 誤 誤 正

 

 

解説

ア.誤 :ガセイン由来の成分はタンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンです。

イ.正

ウ.正

エ.正

正解 3

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第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

 


問12 瀉下薬に用いられる成分に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア センノシドは、胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用をもたらすと考えられている。

イ 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的として配合されている場合がある。

ウ ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされている。

エ マルツエキスは、瀉下作用が強いため、乳幼児には使用できない。

1(ア、イ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.正 :ちなみに小腸刺激性の瀉下成分はヒマシ油のみ

イ.正

ウ.誤 :DSSは腸内容物に水分が浸透しやすくし、糞便中を柔らかくする。 問題はマルツエキスの説明文

エ.誤 :マルツエキスは作用が穏やかで、乳幼児に使用できる。乳幼児に使用を避けるのは、ヒマシ油

正解 1

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第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

 


問13 胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

1 抗コリン成分は、副交感神経の伝達物質であるアセチルコリンと受容体の反応を妨げることで効果を示す。

2 メチルベナクチジウム臭化物は、消化管の粘膜及び平滑筋に対する麻酔作用による鎮痛鎮痙の効果を期待して、配合されている場合がある。

3 パパベリン塩酸塩は、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すとされる。

4 鎮痛鎮痙作用を期待して、エンゴサクやシャクヤク等の生薬成分が配合されている場合がある。

 

 

解説

  1. 誤 :メチルベナクチジウムは抗コリン作用、局所麻酔作用ではない。
  2. 正 :パパベリンは胃液の分泌抑制作用はありません。

正解 2

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

 


問14 駆虫及び駆虫薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 複数の駆虫薬を併用しても駆虫効果が高まることはなく、副作用が現れやすくなり、また、組合せによってはかえって駆虫作用が減弱することもある。

イ カイニン酸は、 蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。

ウ パモ酸ピルビニウムは、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

エ 回虫や 蟯虫の感染は、その感染経路から、通常、衣食を共にする家族全員にその可能性があるため、虫卵検査を受けて感染が確認された場合には、一緒に駆虫を図ることが基本となる。

1(ア、イ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.正 

イ.誤 :カイニン酸は回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させる。 

ウ.誤 :パモ酸ピルビニウムは蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされる。 

エ.正

正解 2

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

 


問15 心臓及び強心薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 心臓の働きは、通常、体性神経系によって無意識のうちに調整がなされている。

イ 強心薬を5~6日間使用して症状の改善がみられない場合には、呼吸器疾患、貧血、高血圧症、甲状腺機能の異常のほか、精神神経系の疾患も考えられる。

ウ ジャコウは、シカ科のジャコウジカの雄の麝香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高めたり、意識をはっきりさせる作用があるとされる。

エ 苓桂朮甘湯は、強心作用が期待されるセンソを含む。

1(ア、イ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.誤 :心臓は自律神経支配

イ.正

ウ.正

エ.誤 :苓桂朮甘湯は強心作用の生薬が含有せず、利尿がメイン

正解 3

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第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

 


問16 コレステロール及び高コレステロール改善薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 高コレステロール改善薬は、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品である。

イ 医療機関で測定する検査値として、低密度リポタンパク質(LDL)が40mg/dL未満、高密度リポタンパク質(HDL)が150mg/dL以上のいずれかである状態を、脂質異常症という。

ウ ビタミンEは、コレステロールの生合成抑制と排泄・異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。

エ リノール酸は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。

ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 正 正
4 誤 誤 正 誤
5 誤 誤 誤 正

 

 

解説

ア.誤 :やせ効果は期待できません。

イ.誤 :LDLが140mg/dL以上、HDLが40mg/dL未満、中性脂肪が150mg/dL以上のいずれかで、脂質異常症という。

ウ.誤 :ビタミンB2の説明文、ビタミンEは過酸化脂質の生成抑制と血行促進作用

エ.正

正解 5

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第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

 


問17 貧血用薬に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 貧血のうち、鉄製剤で改善できるのは、鉄不足によって貧血症状が生じている鉄欠乏性貧血のみである。

2 コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンCの構成成分である。

3 鉄製剤の消化器系への副作用を軽減するには、食前に服用することが望ましい。

4 鉄製剤服用の前後30分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が促進される。

 

 

解説

  1. 誤 :コバルトはビタミンB12(シアノコバラミン)の構成成分です。
  2. 誤 :鉄製剤の副作用軽減のため食後服用が望ましい。
  3. 誤 :タンニン酸により鉄の吸収が阻害される。

正解 1

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第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

 


問18 循環器用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア ユビデカレノンは、別名コエンザイムQ10とも呼ばれ、心疾患による動悸、息切れ、むくみの症状があるような場合に使用でき、小児向けの製品も販売されている。

イ 日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え性及び血色不良に用いられる。

ウ へプロニカートは、代謝されてタンニン酸が遊離し、そのタンニン酸の働きによって末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。

エ 三黄瀉心湯は、構成生薬としてダイオウを含み、本剤を使用している間は、瀉下薬の使用を避ける必要がある。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

 

 

解説

ア.誤 :前半は正解、後半の15歳未満の製品はありません。

イ.正

ウ.誤 :ヘプロニカートはニコチン酸を遊離して、循環改善する。

エ.正

正解 4

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第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

 


問19 痔及び痔疾用薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 裂肛は、便秘等により硬くなった糞便を排泄する際や、下痢の便に含まれる多量の水分が肛門の粘膜に浸透して炎症を起こしやすくなった状態で、勢いよく便が通過する際に粘膜が傷つけられることで生じる。

イ 痔瘻は、肛門に存在する細かい血管群が部分的に拡張し、肛門内にいぼ状の腫れが生じたもので、一般に「いぼ痔 」と呼ばれる。

ウ 痔 は、肛門部に過度の負担をかけることやストレス等により生じる生活習慣病である。

エ 内用痔疾用薬は、比較的緩和な抗炎症作用、血行改善作用を目的とする成分のほか、瀉下・整腸成分等が配合されており、外用痔疾用薬と併せて用いると効果的である。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

 

 

解説

ア.正 

イ.誤 :痔核の説明文、痔瘻は肛門腺窩に糞便が溜まって炎症・化膿を生じた状態

ウ.正

エ.正

正解 3

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第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬

 


問20 外用痔疾用薬に配合される成分に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 リドカイン塩酸塩は、局所の感染を防止することを目的として配合される殺菌消毒成分である。

2 テトラヒドロゾリン塩酸塩は、血管収縮作用による止血効果を期待して配合されるアドレナリン作動成分である。

3 クロルヘキシジン塩酸塩は、肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して配合される組織修復成分である。

4 アラントインは、痛みや痒みを和らげることを目的として配合される局所麻酔成分である。

 

 

解説

  1. 誤 :リドカインは局所の麻酔作用
  2. 誤 :クロルヘキシジンは殺菌消毒成分
  3. 誤 :アラントインは組織修復成分

正解 2

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第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬

 


出題範囲の解説ページまとめ

問11~12:第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

問13~14:第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙、浣腸、 駆虫薬

問15~16:第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

問17~18:第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

問19~20:第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬

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更新日:

執筆者:吉川 泰紀

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