2017年 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問31~40

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登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

第3章 主な医薬品とその作用 問31~40

問31 毛髪用薬及びその成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 「壮年性脱毛症」「円形脱毛症」「粃糠性脱毛症」「瀰漫性脱毛症」の疾患名を掲げた効能・効果は、医薬品においては認められているが、医薬部外品においては認められていない。

イ 脱毛は男性ホルモンの働きが過剰であることも一因とされている。

ウ カルプロニウム塩化物は、末梢組織(適用局所)においてアセチルコリンに類似した作用(コリン作用)を示すが、アセチルコリンと異なり、コリンエステラーゼによる分解を受けにくく、作用が持続するとされている。

エ 女性ホルモン成分が配合されている毛髪用薬を妊婦が使用することは避けるべきである。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正

 

 

解説

ア.正 :医薬部外品は、育毛剤、養毛剤として販売されており、「円形脱毛症」等の疾患名を掲げた効能・効果は認められていない。

イ.正 

ウ.正

エ.正 

正解 1

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第3章-19日目:Ⅹ-③ 皮膚の 抗菌、抗真菌と 発毛

 

問32 以下の歯や口中に用いる薬に配合される成分の作用について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 齲蝕により露出した歯髄を通っている知覚神経の伝達を遮断して痛みを鎮める。

イ 齲蝕を生じた部分における細菌の繁殖を抑える。

ウ 炎症を起こした歯周組織の修復を促す作用のほか、歯肉炎に伴う口臭を抑える。

ア イ ウ
1 アミノ安息香酸エチル アラントイン 銅クロロフィリンナトリウム

2 アズレンスルホン酸ナトリウム アラントイン カルバゾクロム

3 アミノ安息香酸エチル オイゲノール 銅クロロフィリンナトリウム

4 アズレンスルホン酸ナトリウム オイゲノール 銅クロロフィリンナトリウム

5 アミノ安息香酸エチル オイゲノール カルバゾクロム

 

 

解説

ア.アミノ安息香酸エチル=局所麻酔薬

イ.オイゲノール=殺菌消毒成分

ウ.銅クロロフィリンナトリウム=組織修復成分

正解 3

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第3章-20日目:Ⅺ 歯痛、歯槽膿漏、 口内炎

 

問33 ニコチンを有効成分とする禁煙補助剤に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア うつ病と診断されたことのある人では、禁煙時の離脱症状により、うつ症状を悪化させることがあるため、使用を避ける必要がある。

イ アドレナリン作動成分が配合された医薬品(鎮咳去痰薬、鼻炎用薬、痔疾用薬等)との併用により、交感神経系を興奮させる作用を減弱させるおそれがある。

ウ 咀嚼剤をコーヒーや炭酸飲料など口腔内を酸性にする食品を摂取した後に使用するとニコチンの吸収が低下するため、これらの食品を摂取後しばらくは使用を避ける必要がある。

エ タバコを吸い終える前に禁煙補助剤を使用することとされている。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 誤 正

 

 

解説

ア.正

イ.誤 :ニコチンには、交感神経興奮作用があるため、アドレナリン作動薬併用により、作用が増強する。

ウ.正

エ.誤 :禁煙補助剤は喫煙を完全に止めたうえ使用すること。

正解 3

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第3章-21日目:Ⅻ 禁煙補助剤

 

問34 ビタミン成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア ビタミンAは、腸管でのカルシウム吸収及び尿細管でのカルシウム再吸収を促して、骨の形成を助ける栄養素である。

イ ビタミンEは、夜間視力を維持したり皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。

ウ ビタミンCは、体内の脂質を酸化から守る作用を示し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素である。

エ ビタミンDは、体内の脂質を酸化から守り、細胞の活動を助ける栄養素であり、血流を改善させる作用もある。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 誤 誤 誤
3 誤 正 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 誤 誤 正 誤

 

 

解説

ア.誤 :ビタミンDの説明文

イ.誤 :ビタミンAの説明文

ウ.正 :上記作用の他、メラニン産生を抑える働きもある。

エ.誤 :ビタミンEの説明文

正解 3

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第3章-22日目:ⅩⅢ 滋養強壮

 

問35 ビタミン成分に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

1 ビタミンB1は、タンパク質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康維持、神経機能の維持に重要な栄養素である。

2 ビタミンB2は、脂質の代謝に関与し、皮膚や粘膜の機能を正常に保つために重要な栄養素であり、尿が黄色くなることがある。

3 ビタミンB6は、赤血球の形成を助け、また、神経機能を正常に保つために重要な栄養素である。

4 ビタミンB12は、炭水化物からのエネルギー産生に不可欠な栄養素で、神経の正常な働きを維持する作用があり、腸管運動を促進する働きもある。

 

 

解説

  1. 誤 :ビタミンB6の説明文
  2. 誤 :ビタミンB12の説明文
  3. 誤 :ビタミンB1の説明文

ビタミンB1=炭水化物の代謝、B2=脂質の代謝、B6タンパク質の代謝

正解 2

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第3章-22日目:ⅩⅢ 滋養強壮

 

問36 漢方薬に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 漢方薬は、現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤のことである。

イ 漢方薬は、使用する人の体質や症状その他の状態に適した処方を既成の処方の中から選択して用いられる。

ウ 漢方処方製剤を利用する場合、患者の「証」に合った漢方処方が選択されれば効果が期待できるが、合わないものが選択されたとしても、副作用を招きにくいとされている。

エ 漢方処方製剤は、症状の原因となる体質の改善を主眼としているものが多く、比較的長期間(1ヶ月位)継続して服用されることがある。

1(ア、ウ)
2(ア、エ)
3(イ、ウ)
4(イ、エ)

 

 

解説

ア.誤 :漢方医学は日本の伝統医学であり、中医学、韓医学とは異なる。

イ.正

ウ.誤 :「証」が合わないと、効果が得られないばかりでなく、副作用を招きやすくなります。

エ.正

正解 4

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第3章-23日目:ⅩⅣ 漢方 と生薬

 

問37 生薬成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア ブシは、血液循環が高まることによる利尿作用を示すほか、鎮痛作用を示す。

イ カッコンは、マメ科のクズの周皮を除いた根を基原とする生薬で、健胃、消化促進等の作用を期待して用いられる。

ウ ブクリョウは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核であり、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。

エ サイコは、セリ科のミシマサイコの根を基原とする生薬で、抗炎症、鎮痛等の作用を期待して用いられる。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

ア.正 :ブシの鎮痛は、プロスタグランジンを抑えないことから、胃腸障害等の副作用は示さない。

イ.誤 :前半は正解、カッコンは解熱、鎮痙の作用を期待して用いられる。 

ウ.正

エ.正 :サイコには解熱作用もあります。併せて覚えましょう。

正解 2

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第3章-23日目:ⅩⅣ 漢方 と生薬

 

問38衛生害虫及び殺虫剤に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

1 ハエの防除の基本は、ウジの防除であり、通常、有機リン系殺虫成分が配合された殺虫剤が用いられる。

2 燻蒸処理を行う場合、ゴキブリの卵は医薬品の成分が浸透しない殻で覆われているため、殺虫効果を示さない。

3 シラミは、その種類ごとに寄生対象となる動物が決まっているため、ヒト以外の動物に寄生するシラミがヒトに寄生して直接的な害を及ぼすことはない。

4 ケナガコナダニは、吸血による刺咬のため激しい痒みを引き起こし、発疹熱などのリケッチア、ペストなどを媒介する。

 

 

解説

  1. 正 :そのため3週間位後に、もう一度燻蒸処理を行い、孵化した幼虫を駆除する必要がある。 
  2. 誤 :イエダニの説明文、ケナガコナダニはヒトを刺すことはないが、気管支喘息やアトピー性皮膚炎の原因となる。

燻蒸処理の医薬品の例
(アマゾンサイト)

 

正解 4

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第3章-25日目:ⅩⅤ-② 殺虫剤 ・忌避剤

 

問39 殺虫剤の配合成分に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア フェノトリンは、アセチルコリンエステラーゼと不可逆的に結合してその働きを阻害することにより殺虫作用を示す。

イ プロポクスルは、アセチルコリンエステラーゼと可逆的に結合してその働きを阻害することにより殺虫作用を示す。

ウ フェニトロチオンは、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害することにより殺虫作用を示す。

エ メトプレンは、幼虫が十分成長して 蛹になるのを抑えているホルモン(幼若ホルモン)に類似した作用を有し、幼虫が蛹になるのを妨げる。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 誤 誤 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

ア.誤 :フェノトリンはピレスロイド系であり、神経細胞に直接作用して神経伝達を阻害する。

イ.正

ウ.誤 :フェニトロチオンは有機リン系であり、アセチルコリンエステラーゼを不可逆的に結合し、阻害する。

エ.正

正解 4

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第3章-25日目:ⅩⅤ-② 殺虫剤 ・忌避剤

 

問40 尿糖及び尿タンパク検査薬に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選びなさい。

ア 尿糖検査の場合、原則として早朝尿(起床直後の尿)を採尿し、尿タンパク検査の場合、食後2~3時間を目安に採尿を行う。

イ 血糖値が正常であれば、糖分は腎臓の尿細管でほとんどが再吸収されるため、尿糖値に異常を生じる要因は、高血糖に限られる。

ウ 尿道や外陰部に付着した細菌や分泌物が混入することを防ぐために、出始めの尿を採取して検査する必要がある。

エ 食事は検査結果に影響しないが、医薬品を服用している場合には、その医薬品成分が検査結果に影響を与えることがある。

ア イ ウ エ
1 正 正 正 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 誤 誤 誤

 

 

解説

ア.誤 :尿糖は食後2~3時間(H30手引き改訂により食後1~2時間)、尿タンパクは早朝尿

イ.誤 :尿細管の再吸収異常の可能性もある。=腎臓疾患

ウ.誤 :出始め尿を避けて中間尿を採取する必要がある。

エ.誤 :食事が影響で中性から弱アルカリ性に傾くと検査結果に影響する場合もある。

正解 5

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第3章-26日目:ⅩⅥ 一般用 検査薬

 

出題範囲の解説ページまとめ

問31      :第3章-19日目:Ⅹ-③ 皮膚の 抗菌、抗真菌と 発毛

問32    :第3章-20日目:Ⅺ 歯痛、歯槽膿漏、 口内炎

問33      :第3章-21日目:Ⅻ 禁煙補助剤

問34~35:第3章-22日目:ⅩⅢ 滋養強壮

問36~37:第3章-23日目:ⅩⅣ 漢方 と生薬

問38~39:第3章-25日目:ⅩⅤ-② 殺虫剤 ・忌避剤

問40      :第3章-26日目:ⅩⅥ 一般用 検査薬

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更新日:

執筆者:吉川 泰紀

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