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2018年 富山 石川 岐阜 静岡 愛知 三重の登録販売者試験過去問題 第2章 人体の働きと医薬品 問11~20


2018年【富山 石川 岐阜 静岡 愛知 三重】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

第2章 人体の働きと医薬品 問11~20

問11 骨格系に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 骨の基本構造は、骨質、骨膜、骨髄、関節軟骨の四組織からなる。

b 骨は生きた組織であり、成長が停止した後も一生を通じて破壊(骨吸収)と修復(骨形成)が行われている。

c 骨には、カルシウムやリン等の無機質を蓄える機能はない。

d 関節周囲を包む膜(関節膜)の外側には靭帯があって骨を連結し、関節部を補強している。

  a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

 

 

解説

  1. 誤:骨は、カルシウム、リン等の無機質を蓄える機能がある。

正解 2

出題頻度

第2章-6日目:Ⅰ-⑥ 運動器官

 


問12 骨格筋に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれ か。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。

骨格筋は収縮力が強く、( a )であるが、疲労しやすく、長時間の動作は難しい。骨格筋の疲労は、運動を続けることでエネルギー源として蓄えられている( b )が減少し、酸素や栄養分の供給不足が起こるとともに、( b )の代謝に伴って生成する( c )が蓄積して、筋組織の収縮性が低下する現象である。

  a b c
1 随意筋 アミノ酸 乳酸
2 不随意筋 アミノ酸 酢酸
3 不随意筋 グリコーゲン 乳酸
4 不随意筋 グリコーゲン 酢酸
5 随意筋 グリコーゲン 乳酸

 

 

解説

  1. 随意筋
  2. グリコーゲン
  3. 乳酸

各種筋肉の違いについて ※スマートホンの方は、画面を横にすると見やすいです。

種類 横紋模様 収縮力 持久力 神経 随意性(コントロール)
骨格筋 あり 強い なし 体性神経 あり
心筋 あり 強い あり 自律神経 なし
平滑筋 なし 弱い あり 自律神経 なし

正解 5

出題頻度

第2章-6日目:Ⅰ-⑥ 運動器官

 


問13 中枢神経系及び末梢神経系に関する記述のうち、正しいものはどれか。

1 脳における細胞同士の複雑かつ活発な働きのため、脳において、血液の循環量は心拍出量の約15%、酸素の消費量は全身の約20%、ブドウ糖の消費量は全身の約25%と多い。

2 脊髄には、心拍数を調節する心臓中枢、呼吸を調節する呼吸中枢がある。

3 交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はアセチルコリンであり、副交感神経の節後線維の末端から放出される神経伝達物質はノルアドレナリンである。ただし、汗腺を支配する交感神経線維の末端では、例外的にノルアドレナリンが伝達物質として放出さ れる。

4 末梢神経系は、その機能に着目して、随意運動、知覚等を担う自律神経系と、呼吸や血液の循環等のように生命や身体機能の維持のため無意識に働く体性神経系に分類される。

 

 

解説

  1. 誤:心臓中枢、呼吸中枢は延髄にある。
  2. 誤:アセチルコリンとノルアドレナリンが全て逆です。
  3. 誤:随意運動、知覚等を担う体性神経系と、生命や身体機能の維持のため無意識に働く自律神経系に分類される。

正解 1

出題頻度

第2章-7日目:Ⅰ-⑦ 脳や神経系の働き

 


問14 薬の代謝及び排泄に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 全身循環に移行する医薬品の有効成分の量は、消化管で吸収された量よりも、肝臓で代謝を受けた分だけ少なくなる。これを肝初回通過効果(first-pass effect)という。

b 小腸などの消化管粘膜には代謝活性がない。

c 腎機能が低下した人では、正常の人よりも医薬品の有効成分の尿中への排泄が遅れ、血中濃度が下がりにくいため、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなったりする。

d 医薬品の有効成分の多くは、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成することによって、薬物代謝酵素による代謝を受けやすくなる。  
  a b c d
1 正 誤 誤 正
2 誤 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

 

 

解説

  1. 誤:代謝のメインは肝臓だが、消化管粘膜や腎臓にも代謝活性がある。
  2. 誤:有効成分と血漿タンパク質が結合した複合体は、薬物代謝酵素による代謝を受けない。  

正解 3

出題頻度

第2章-8日目:Ⅱ- 薬の働く仕組み

 


問15 消化管吸収に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

特殊な製剤を除く内服薬のほとんどは、( a )で有効成分が溶出するものが大部分であり、有効成分は主に( b )で吸収される。一般に、消化管からの吸収は、濃度が高い方から低い方へ( c )に拡散していく現象である。

  a b c
1 食道 胃 受動的
2 胃 小腸 受動的
3 胃 小腸 能動的
4 小腸 小腸 受動的
5 小腸 大腸 能動的

 

 

解説

  1. 小腸
  2. 受動的

正解 2

出題頻度

第2章-8日目:Ⅱ- 薬の働く仕組み

 


問16 医薬品の使用方法等に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 錠剤(内服)を服用するときに、水が少なかったり、水なしで服用したりすると、錠剤が喉や食道に張り付いてしまうことがあり、薬効が現れないのみならず、喉や食道の粘膜を傷めるおそれがある。

b 顆粒剤は粒の表面がコーティングされているものがあるので、噛み砕かずに水などで食道に流し込む。

c 外用液剤は、軟膏剤やクリーム剤に比べて、患部が乾きにくく、適用部位に直接的な刺激感を与えない。

d カプセルの原材料として広く用いられているゼラチンはブタなどのタンパク質を主成分としており、ゼラチンに対してアレルギーを持つ人は使用を避けるなどの注意が必要である。
  a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

 

 

解説

  1. 誤:外用液剤は患部が乾きやすく、適用部位に直接的な刺激感等を与える場合がある。

正解 2

出題頻度

第2章-8日目:Ⅱ- 薬の働く仕組み

 


問17 全身的に現れる症状に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 皮膚粘膜眼症候群は、38℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態で、最初に報告をした二人の医師の名前にちなんでスティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)とも呼ばれる。

2 ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種である。

3 偽アルドステロン症は、体内にカリウムと水が貯留し、体から塩分(ナトリウム)が失われることによって生じる病態である。

4 黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留することにより、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。

 

 

解説

  1. 誤:偽アルドステロン症は体内にナトリウムが貯留し、体からカリウムが失われることによって生じる病態である。

正解 3

出題頻度

第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

 


問18 消化性潰瘍及びイレウス様症状(腸閉塞様症状)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 消化性潰瘍は、大腸の粘膜組織が傷害されて、その一部が粘膜筋板を超えて欠損する状態である。

b 消化性潰瘍では、必ず自覚症状があり、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞおちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。

c イレウス様症状(腸閉塞様症状)が悪化すると、腸内容物の逆流による嘔吐が原因で脱水症状を呈することがあるが、腸内細菌の異常増殖によって全身状態の衰弱が急激に進行することはない。

d 小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、イレウス様症状(腸閉塞様症状)の発症リスクが高い。

  a b c d
1 誤 誤 誤 正
2 誤 誤 正 誤
3 誤 正 誤 誤
4 正 誤 誤 誤
5 誤 誤 誤 誤

 

 

解説

  1. 誤:消化性潰瘍は消化する過程で起こるため、大腸ではなく、胃・十二指腸で起こる。
  2. 誤:消化性潰瘍では、自覚症状が乏しい場合がある。
  3. 誤:イレウス様症状によって、腸内細菌の異常増殖し全身状態の衰弱が急激に進行することがある。

正解 1

出題頻度

第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

 


問19 間質性肺炎に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 間質性肺炎の症状は、かぜや気管支炎の症状と区別が難しいことがある。

b 間質性肺炎は、気管支又は肺胞が細菌に感染して炎症を生じたものである。

c 間質性肺炎は、原因となる医薬品の使用開始から1~2週間程度で起きることが多く、必ず発熱を伴う。

d 間質性肺炎が悪化しても、肺線維症(肺が線維化を起こして硬くなる状態)となることはない。

  a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 正 正 誤
3 誤 誤 正 正
4 誤 誤 誤 正
5 正 誤 誤 誤

 

 

解説

  1. 誤:肺胞と毛細血管を取り囲む間質が炎症を起こしたもの。
  2. 誤:前半は正解だが、発熱を伴わない場合もある。
  3. 誤:間質性肺炎が悪化し、肺線維症となることがある。

正解 5

出題頻度

第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

 


問20 医薬品の副作用に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 医薬品が原因となる接触皮膚炎は、その医薬品が触れた皮膚の部分だけでなく、全身へ広がって重篤化することが特徴である。

2 医薬品が原因となる光線過敏症は、貼付剤を剥がした後でも発症することがある。

3 薬疹は、あらゆる医薬品で起きる可能性がある。また、同じ医薬品でも生じる発疹の型は人によって様々である。

4 薬疹は、医薬品の使用後1~2週間で起きることが多いが、長期使用後に現れることもある。

 

 

解説

  1. 誤:接触性皮膚炎は触れた部分のみです。一方光線過敏症は全身に広がり場合ばある。

正解 1

出題頻度

第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用


 


出題範囲の解説ページまとめ

問11~12:第2章-6日目:Ⅰ-⑥ 運動器官

問13   :第2章-7日目:Ⅰ-⑦ 脳や神経系の働き

問14~15:第2章-8日目:Ⅱ- 薬の生体内運命

問16~20:第2章-9日目:Ⅲ症状からみた主な 副作用

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執筆者:吉川 泰紀

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