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2018年 徳島 香川 愛媛 高知の登録販売者試験過去問題(午前)


登録販売者試験 過去問題

目次

2018年 徳島 香川 愛媛 高知の登録販売者試験 過去問題(午前)

医薬品に共通する特性と基本的な知識

主な医薬品とその作用

 

医薬品に共通する特性と基本的な知識

問1 医薬品の本質に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 医薬品は、人の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人の身体の構造や機能に影響を及ぼすことを目的とする生命関連製品であり、その有用性が認められたものである。
  2. 一般用医薬品は、医療用医薬品と比較して、保健衛生上のリスクが相対的に低いため、市販後の有効性、安全性に関する情報の収集は不要とされている。
  3. 医薬品のうち、人体に対して直接使用されない殺虫剤は、人の健康に影響を与えるものではない。
  4. 購入者が、一般用医薬品を適切に選択し、適正に使用するためには、医薬品の販売等に従事する専門家が関与し、専門用語を分かりやすい表現で伝えるなどの適切な情報提供を行うことが重要である。

下欄
    a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 誤 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 誤 正

 


問2 医薬品のリスク評価に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 薬物の毒性の指標として用いられる50%致死量は、ヒトを対象とした実験から求められる。
  2. 医薬品の効果とリスクは、薬物曝露時間と曝露量との積で表現される用量-反応関係に基づいて評価される。
  3. 少量の医薬品の投与であれば、発がん作用や胎児毒性や組織・臓器の機能不全を生じることはない。
  4. 医薬品の投与量は、治療量上限を超えると、効果よりも有害反応が強く発現する「中毒量」となり、「最小致死量」を経て「致死量」に至る。

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(b、d)

 


問3 健康食品に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 医薬品の誤った使用法により健康被害が生じることがあるが、健康食品でも誤った使用法により健康被害が生じることがある。
  2. 「栄養機能食品」は、「特定の保健機能の表示」、例えばキシリトールを含む食品に対して「虫歯の原因になりにくい食品です」 などの表示が許可されている。 
  3. 世界保健機関(WHO)によれば、セルフメディケーションとは、「自分自身の健康に責任を持ち、 軽度な身体の不調は自分で手当てする」 こととされている。
  4. 「機能性表示食品」は、安全性や効果を科学的データによって担保し、疾病リスクの低減や疾病の治癒に役立つ旨を表示するものである。

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 


問4 医薬品の副作用に関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組合せを下欄から選びなさい。

世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、 診断、治療のため、又は身体の機能を( a )ために、人に( b )量で発 現する医薬品の有害かつ( c )反応」とされている。

下欄
    a                b                         c
1 正常化する  用いられる最小  重篤な
2 向上させる  通常用いられる  重篤な
3 向上させる  用いられる最小  意図しない
4 正常化する  通常用いられる  意図しない
5 正常化する  用いられる最小  意図しない

 


問5 医薬品の副作用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 一般用医薬品は、通常は、その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先される。
  2. 複数の疾病を有する人の場合、ある疾病のために使用された医薬品が、別の疾病に対して症状を悪化させたり、治療を妨げたりすることはない。
  3. 一般用医薬品を継続して使用する場合には、特段の異常が感じられなくても医療機関を受診するよう、医薬品の販売等に従事する専門家から購入者等に促していくことも重要である。
  4. 副作用の重篤化を回避するためには、医薬品を使用する人が副作用をその初期 段階で認識することが重要となる。

下欄
     a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 誤 正

 


問6 アレルギーに関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 免疫は、本来、細菌やウイルスなどが人体に取り込まれたとき、人体を防御するために生じる反応である。
  2. アレルギーは、医薬品の有効成分だけでなく、カゼイン等の添加物でも引き起こされることがある。
  3. アレルギーは、内服薬で引き起こされることはあるが、外用薬で引き起こされることはない。
  4. アレルギーには遺伝的な要素もあるため、普段は医薬品にアレルギーを起こしたことがない人でも、近い親族にアレルギー体質の人がいる場合には、注意が必要である。

下欄
     a b c d
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 誤 正

 


問7 医薬品の不適正な使用と有害事象に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 医薬品は、その目的とする効果に対して副作用が生じる危険性が最小限となるよう、使用する量や使い方が定められている。
  2. 一般用医薬品には、習慣性・依存性がある成分が含まれているものはない。
  3. 適正な使用がなされる限りは安全かつ有効な医薬品であっても、乱用された場合には薬物依存を生じることがある。
  4. 小児への使用を避けるべき医薬品であっても、大人用のものを半分にして小児に服用させれば、有害事象につながる危険性は低い。

下欄
     a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 正 誤 正

 


問8 医薬品の相互作用に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
  1. 医薬品の相互作用とは、複数の医薬品を併用したときに、医薬品の作用が増強する場合のことをいうのであって、作用が減弱する場合には相互作用とはいわない。
  2. 相互作用には、医薬品が吸収、代謝、分布又は排泄される過程で起こるものと、医薬品が薬理作用をもたらす部位において起こるものがある。
  3. 一般用医薬品は、一つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることが多く、他の医薬品と併用した場合、同様な作用を持つ成分が重複することがあり、作用が強く出過ぎたり、副作用を招く危険性が増すことがある。
  4. 医療機関で治療を受けている場合には、一般用医薬品を併用しても問題ないかどうかについて、治療を行っている医師又は歯科医師若しくは処方された医薬品を調剤する薬剤師に確認する必要がある。

 


問9 医薬品の代謝や相互作用に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 酒類(アルコール)をよく摂取する人は、肝臓の代謝機能が高まっていることが多く、その結果、アセトアミノフェンの薬効が増強することがある。
  2. 生薬には、食品として流通可能なものもあり、そうした食品を合わせて摂取すると、生薬成分が配合された医薬品の効き目や副作用を増強させることがある。
  3. 医薬品の代謝によって産生する物質(代謝産物)には、薬効があるものはない。
  4. 総合感冒薬とコーヒーを一緒に服用すると、カフェインの過剰摂取となる場合がある。

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 


問10 小児の医薬品使用に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 医薬品の使用上の注意において、乳児、幼児、小児という場合には、おおよその目安として、乳児は1歳未満、幼児は5歳未満、小児は12歳未満との年齢区分が用いられている。
  2. 小児は大人と比べて身体の大きさに対して腸が短く、服用した医薬品の吸収率が相対的に低い。
  3. 5歳未満の幼児に使用される錠剤やカプセル剤等の医薬品では、服用時に喉につかえやすいので注意するよう添付文書に記載されている。
  4. 乳児向けの用法用量が設定されている医薬品であっても、乳児は医薬品の影響を受けやすく、また、状態が急変しやすいため、一般用医薬品の使用の適否が見極めにくい。

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 



問11 高齢者の医薬品使用に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 高齢者の生理機能の衰えの度合いは、個人差が大きく、年齢のみから一概にどの程度リスクが増大しているかを判断することは難しい。
  2. 高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によって基礎疾患の症状が悪化する場合がある。
  3. 医薬品の使用上の注意において「高齢者」という場合には、おおよその目安として70歳以上を指す。
  4. 医薬品の使用により口渇を生じることがあり、その場合、誤嚥(食べ物が誤って気管に入り込むこと)を誘発しやすくなるので注意が必要である。

下欄
    a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

 


問12 妊婦及び妊娠していると思われる女性に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 妊婦が医薬品を使用した場合、血液-胎盤関門により、胎児への医薬品成分の移行を全て防ぐことができる。
  2. ビタミンB2含有製剤は妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると、胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
  3. 妊婦が便秘薬を使用した場合、配合成分やその用量によっては流産や早産を誘発するおそれがある。
  4. 一般用医薬品において、多くの場合、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価が困難であるため、妊婦の使用については、添付文書において「相談すること」としているものが多い。

下欄
     a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 誤 正 誤 正
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 正 正

 


問13 偽薬効果に関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組合せを下欄から選びなさい。

医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に( a )によらない作用を生じる ことを( b )効果(偽薬効果)という。( b )効果は、医薬品を使用した こと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、条件付けによる生体反応、 時間経過による( c )な変化等が関与して生じると考えられている。

下欄
     a              b                          c
1 薬理作用  プラセボ                 意図的
2 生理作用  ファースト-パス  自然発生的
3 生理作用  プラセボ                意図的
4 薬理作用  ファースト-パス  意図的
5 薬理作用  プラセボ                自然発生的

 


問14 医薬品のリスク評価に関する記述のうち、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 医薬品の安全性に関する非臨床試験では、Good Laboratory Practice (GLP)に準拠して薬効-薬理試験や一般薬理作用試験、医薬品毒性試験法ガイドラインに沿って、毒性試験が厳格に実施されている。
  2. 医薬品については、食品と同等の安全性基準が要求されている。
  3. 医薬品は、市販後にも、医学・薬学等の新たな知見、使用成績等に基づき、その有効性、安全性等の確認が行われる仕組みになっているが、承認基準の見直しがなされることはない。
  4. ヒトを対象とした臨床試験における効果と安全性の評価基準には、国際的にGood Clinical Practice(GCP)が制定されており、これに準拠した手順で安全な治療量を設定することが、新規医薬品の開発に関連する臨床試験(治験)の目標の一つである。

下欄
1(a、b) 2(b、c)
3(c、d) 4(a、d)

 


問15 セルフメディケーション及び一般用医薬品を用いた対処に関する次の記述について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 一般用医薬品の販売等に従事する専門家による情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるのでなく、医療機関の受診を勧めたり、医薬品の使用によらない対処を勧めることが適切な場合もある。
  2. 一般用医薬品で対処可能な範囲は、医薬品を使用する人によって変わってくるものであり、乳幼児では、通常の成人の場合より、その範囲は広くなる。
  3. セルフメディケーションの主役は、一般用医薬品の販売等に従事する登録販売者である。
  4. 登録販売者は、購入者等に対して常に科学的な根拠に基づいた正確な情報提供を行い、セルフメディケーションを適切に支援していくことが期待されている。

下欄
     a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 誤 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 正 正

 


問16 一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 医薬品の販売等に従事する専門家は、購入者等が適切な医薬品を選択して、適正に使用できるよう、働きかけていくことが重要である。
  2. 登録販売者は、第一類医薬品、第二類医薬品及び第三類医薬品の販売、情報提供等を担う観点から、生活者の自らの健康上の問題等について支援するという姿勢で臨むことが基本となる。
  3. 医薬品の販売に従事する専門家からの情報提供は、説明した内容が購入者等にどう理解されたかなどの実情を把握しながら行う必要はなく、専門用語を分かりやすい平易な表現で説明すればよい。
  4. 登録販売者は、情報提供を受けた当人が医薬品を使用するとは限らないことを踏まえ、販売時のコミュニケーションを考える必要がある。

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 


問17 サリドマイド及びサリドマイド訴訟に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
  1. サリドマイドによる薬害事件をきっかけとして、副作用情報の収集体制の整備が図られることとなった。
  2. サリドマイド製剤は、当時、催眠鎮静成分として承認された。
  3. サリドマイド製剤は、1961年11月、西ドイツ(当時)のレンツ博士がサリドマイド製剤の催奇形性について、警告を発し、日本では、同年中に速やかに販売停止及び回収措置が行われた。
  4. サリドマイド訴訟は、サリドマイド製剤を妊娠している女性が使用したことにより、出生児に四肢欠損、耳の障害等の先天異常(サリドマイド胎芽症)が発生したことに対する損害賠償訴訟である。

 


問18 スモン及びスモン訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. スモン訴訟とは、整腸剤として販売されたキノホルム製剤を使用したことにより、亜急性脊髄視神経症に罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
  2. スモン訴訟等を契機として、医薬品の副作用による健康被害の迅速な救済を図るため、医薬品副作用被害救済制度が創設された。
  3. スモンの症状は、初期には腹部の膨満感から激しい腹痛を伴う下痢を生じ、次第に下半身の痺れや脱力、歩行困難等が現れる。
  4. キノホルム製剤は、医療用医薬品のみ販売されていたが、一般用医薬品の販売に従事する者も、薬害事件の歴史を十分に理解し、副作用等による健康被害の拡大防止に努める必要がある。

下欄
     a b c d
1 正 誤 誤 正
2 誤 誤 正 正
3 正 正 正 誤
4 正 正 正 正
5 誤 正 誤 誤

 


問19 HIV訴訟に関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組合せを下欄から選びなさい。

( a )患者がヒト免疫不全ウイルス(HIV)が混入した原料( b )から製造された( c )製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに 対する損害賠償訴訟である。

下欄
    a          b          c
1 血友病  血漿      血液凝固因子
2 血友病  血小板  ヒト免疫グロブリン
3 白血病  血漿      ヒト免疫グロブリン
4 白血病  血小板  ヒト免疫グロブリン
5 白血病  血漿      血液凝固因子

 


問20 クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)とその訴訟に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. CJD訴訟は、脳外科手術等に用いられたウシ乾燥硬膜を介してCJDに罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
  2. CJD訴訟を契機として、医薬品の副作用による健康被害の迅速な救済を図るため、医薬品副作用被害救済制度が創設された。
  3. CJD訴訟は、国、原因となった製品の輸入販売業者及び製造業者を被告として提訴された。
  4. CJDは、ウイルスの一種であるプリオンが脳の組織に感染することによって発症する。

下欄
     a b c d
1 誤 正 正 誤
2 誤 誤 誤 正
3 誤 誤 正 誤
4 正 正 誤 誤
5 正 誤 誤 正

 



主な医薬品とその作用

問21 かぜ(感冒)及びかぜ薬(総合感冒薬)に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. インフルエンザ(流行性感冒)は、細菌の呼吸器感染によるものであるが、かぜと区別して扱われることはない。
  2. かぜの約8割は、ウイルス(ライノウイルス、コロナウイルス、アデノウイルスなど)の感染が原因であるが、それ以外に細菌の感染やアレルギーのような非感染性の要因による場合もある。
  3. かぜ薬は、ウイルスや細菌の増殖を抑えたり、体内から除去する作用を有する。
  4. かぜであるからといって、必ずしもかぜ薬を選択するのが最適とは限らない。

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 


問22 次の成分のうち、15歳未満の者でインフルエンザ(流行性感冒)にかかっているときは使用を避ける必要のある解熱鎮痛成分を1つ選びなさい。
  1. クレマスチンフマル酸塩
  2. メチルエフェドリン塩酸塩
  3. アセトアミノフェン
  4. サリチルアミド
  5. トラネキサム酸

 


問23 かぜ(感冒) の症状緩和に用いられる漢方処方製剤に関する次の記述について、( )に入れるべき正しい字句を下欄から1つ選びなさい。

( )は、体力充実して、かぜのひきはじめで、寒気がして発熱、頭痛があり、咳が出て身体のふしぶしが痛く汗が出ていないものの感冒、鼻かぜ、気管支炎、鼻づまりに適すとされる。

下欄
1 葛根湯
2 柴胡桂枝湯
3 小青竜湯
4 香蘇散
5 麻黄湯

 


問24 解熱鎮痛成分に関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。
  1. アセトアミノフェンは、解熱・鎮痛作用のほか、末梢における抗炎症作用も期待できる。
  2. イブプロフェンは、プロスタグランジンの産生を抑制することで消化管粘膜の防御機能を低下させるため、胃・十二指腸潰瘍、潰瘍性大腸炎の既往歴のある人では、それら疾患の再発を招くおそれがある。
  3. アスピリン、カフェイン、エテンザミドの組合せは、それぞれの頭文字から「ACE処方」と呼ばれる。
  4. アスピリン喘息は、アスピリン特有の副作用とされており、他の解熱鎮痛成分で生じる可能性はない。

 


問25 眠気を促す薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 妊娠中にしばしば生じる睡眠障害は、ホルモンのバランスや体型の変化等が原因であり、睡眠改善薬の適用対象ではない。
  2. アルコールは、睡眠の質を向上させるため、催眠鎮静薬との併用が問題となることはない。
  3. 抑肝散加陳皮半夏は、体力中等度以上で精神不安があり、動悸や不眠などを伴う高血圧の随伴症状(動悸、不安、不眠)、神経症、更年期神経症に適すとされ、構成生薬としてダイオウを含む。
  4. 生薬成分のみからなる鎮静薬であっても、複数の鎮静薬の併用や、長期連用は避けるべきである。

下欄
     a b c d
1 誤 誤 正 誤
2 誤 正 誤 誤
3 正 誤 正 正
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 誤 正

 


問26 カフェインに関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 授乳中の女性がカフェインを大量に摂取したり、カフェインを連用したりした場合には、乳児の体内にカフェインが蓄積して、徐脈や催眠鎮静を引き起こす可能性がある。
  2. 眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして500mg、1日摂取量はカフェインとして1,000mgが上限とされている。
  3. 腎臓におけるナトリウムイオン(同時に水分)の再吸収抑制があり、尿量の増加(利尿)をもたらす。
  4. かぜ薬や、アレルギー用薬などを使用したことによる眠気を抑えるために、カフェインが配合された眠気防止薬を使用することは適切ではない。

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 


問27 鎮暈薬(乗物酔い防止薬)に配合される成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. ジメンヒドリナートは、ジフェニドール塩酸塩の一般名で、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
  2. プロメタジンテオクル酸塩等のプロメタジンを含む成分については、外国において、乳児睡眠時無呼吸発作のような致命的な呼吸抑制を生じたとの報告があるため、15歳未満の者では使用を避ける必要がある。
  3. スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、腎臓で速やかに代謝されるため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。
  4. 胃粘膜への麻酔作用によって嘔吐刺激を和らげ、乗物酔いに伴う吐きけを抑えることを目的として、ニコチン酸アミドが配合されている場合がある。

下欄
     a b c d
1 誤 誤 正 正
2 誤 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 正 正 誤 正

 


問28 小児の疳を適応症とする生薬製剤・漢方処方製剤(小児鎮静薬)に関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。
  1. 小児の疳は、太って血が多いことから生じると考えられており、鎮静作用のほか、血液の循環を妨げる作用があるとされている生薬成分を中心に配合されている。
  2. ジンコウは、ウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。
  3. 漢方処方製剤は、用法用量において適用年齢の下限が設けられていない場合にあっても、生後3か月未満の乳児には使用しないこととなっている。
  4. 小建中湯は、体力虚弱で疲労しやすく腹痛があり、血色がすぐれず、ときに動悸、手足のほてりを伴うものの小児虚弱体質、夜なきに適すとされ、カンゾウを含まない漢方処方製剤である。

 


問29 鎮咳去痰薬に配合される成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. ジヒドロコデインリン酸塩は、延髄の咳嗽中枢に作用して鎮咳作用を示し、モルヒネと同じ基本構造を持たないため、薬物依存につながるおそれは極めて低い。
  2. トラネキサム酸は、気道の炎症を和らげることを目的として配合されており、血栓のある人や血栓を起こすおそれのある人に使用する場合は、治療を行っている医師等に相談するなどの対応が必要である。
  3. ジプロフィリンは、気管支の横紋筋に直接作用して弛緩させ、気管支を拡張させる。
  4. メトキシフェナミン塩酸塩は、抗コリン成分であり、副交感神経系を抑制して気管支を拡張させる作用を示し、呼吸を楽にして咳や喘息の症状を鎮めることを目的として用いられる。

下欄
     a b c d
1 誤 正 誤 誤
2 誤 正 誤 正
3 正 正 正 誤
4 誤 誤 正 誤
5 正 誤 誤 正

 


問30 生薬成分であるシャゼンソウの素材(基原)となるものについて、正しいものを1つ選びなさい。
  1. キキョウ科のキキョウの根
  2. ヒメハギ科のイトヒメハギの根
  3. オオバコ科のオオバコの花期の全草
  4. ヒガンバナ科のヒガンバナ鱗茎
  5. バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子

 



問31 口腔咽喉薬・含嗽薬及びその配合成分に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. クロルヘキシジングルコン酸塩が配合された含嗽薬は、口腔内に傷やひどいただれがある人では、強い刺激を生じるおそれがあるため、使用を避ける必要がある。
  2. セチルピリジニウム塩化物は、喉の粘膜を刺激から保護し、炎症を生じた粘膜組織の修復を促す作用を期待する目的で配合される。
  3. 桔梗湯はカンゾウを含まない漢方処方製剤で、喉が腫れて痛み、ときに咳が出るものの扁桃炎に適すとされる。
  4. バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患の診断を受けた人が、ヨウ素系殺菌消毒成分が配合された含嗽薬を使用する際には、治療を行っている医師等に相談するなどの対応が必要である。

下欄
1(a、c) 2(a、d)
3(b、c) 4(b、d)

 


問32 胃腸に作用する薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 消化薬は、炭水化物、脂質、タンパク質等の分解に働く酵素を補う等により、胃や腸の内容物の消化を助けることを目的とする。
  2. スクラルファートは、透析を受けている人では使用を避ける必要がある。
  3. ケイヒは、クスノキ科のシンナモムム・カッシアの根及び根茎を基原とする生薬で、苦みによる健胃作用を期待して用いられる。
  4. 六君子湯は、体力中等度以下で腹部筋肉が弛緩する傾向にあり、胃痛又は腹痛があって、ときに胸やけや、げっぷ、食欲不振、吐きけなどを伴うものの神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱に適するとされ、カンゾウを含まない漢方処方製剤である。

下欄
     a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 誤 誤
3 誤 誤 誤 正
4 正 正 誤 正
5 誤 正 正 誤

 


問33 胃に作用する薬に配合される成分とその主な作用との関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

 (配合成分)   (主な作用)

  1. ピレンゼピン塩酸塩 - 胃液分泌抑制
  2. ユウタン      - 利胆
  3. テプレノン     - 胃液分泌抑制
  4. 炭酸水素ナトリウム - 消化

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 


問34 腸の薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. ロペラミド塩酸塩は、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢のほか、食あたりや水あたりによる下痢にも適用される。
  2. センナは、リパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激して排便を促すとされる。
  3. トリメブチンマレイン酸塩は、消化管の平滑筋に直接作用して、消化管の運動を調整する作用があるとされる。
  4. タンニン酸アルブミンは、腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめることにより、腸粘膜を保護するとされる。

下欄
    a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 誤 正 正 正

 


問35 胃腸鎮痛鎮痙薬に配合される成分に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. ロートエキスは、吸収された成分の一部が母乳中に移行して乳児の脈が遅くなるおそれがあるため、使用期間中は授乳を避ける必要がある。
  2. パパベリン塩酸塩は、眼圧を上昇させる作用があるため、白内障の診断を受けた人では症状の悪化を招くおそれがある。
  3. ブチルスコポラミン臭化物は、抗コリン作用により胃痛、腹痛を鎮める作用があるとされる。
  4. オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされ、胃腸鎮痛鎮痙薬と制酸薬の両方の目的で使用される。

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(c、d) 4(b、d)

 


問36 浣腸薬及び駆虫薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
  1. グリセリンが配合された浣腸薬が、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用されると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊を引き起こすおそれがある。
  2. グリセリンが配合された浣腸薬は、排便時に血圧低下を生じて、立ちくらみの症状が現れる場合がある。
  3. カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として配合される。
  4. ピペラジンリン酸塩は、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示す駆虫薬であり、水に溶けにくいため消化管からの吸収は少ないとされる。

 


問37 貧血用薬の配合成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 貧血のうち鉄製剤で改善できるのは、鉄欠乏性貧血のみである。
  2. ビタミンB12が不足して生じる巨赤芽球性貧血は、悪性貧血と呼ばれている。
  3. 鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なビタミンである。
  4. 鉄分の摂取不足を生じると、初期段階からヘモグロビン量が減少するため、ただちに動悸、息切れ等の貧血の症状が現れる。

下欄
    a b c d
1 誤 誤 正 正
2 正 正 誤 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 誤

 


問38 痔の薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 痔による肛門部の創傷の治癒を促す効果を期待して、ジフェンヒドラミン塩酸塩が配合されている。
  2. 血管弛緩作用による止血効果を期待して、テトラヒドロゾリン塩酸塩が配合されていることがある。
  3. 局所の感染を防止することを目的として、デカリニウム塩化物が配合されていることがある。
  4. オウゴンは、シソ科のコガネバナの周皮を除いた根を基原とする生薬で、抗炎症作用が期待できる。

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 


問39 高コレステロール改善薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から1つ選びなさい。
  1. リノール酸は、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。
  2. 大豆油不鹸化物(ソイステロール)は、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
  3. ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)は、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされる。
  4. ビタミンB2(リボフラビン酪酸エステル等)の摂取によって尿が黄色くなった場合は、ただちに使用を中止する必要がある。

下欄
    a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 正 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

 


問40 循環器用薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. ユビデカレノンは、別名コエンザイムQ10とも呼ばれ、肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。
  2. ヘプロニカートから遊離されたニコチン酸は、末梢の血液循環を改善する作用を示すとされる。
  3. ルチンは、ビタミン様物質の一種で、高血圧等における毛細血管の補強、強化の効果を期待して用いられる。
  4. 日本薬局方収載のコウカを煎じて服用する製品は、冷え症及び血色不良に用いられる。

下欄
    a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 正 正
3 正 正 誤 誤
4 誤 誤 正 誤
5 誤 正 誤 正

 



問41 鼻に用いる薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. メチルエフェドリン塩酸塩は抗コリン薬で、血管収縮作用により痒みを鎮める効果を期待して、アレルギー用薬で用いられることがある。
  2. クロルフェニラミンマレイン酸塩は、肥満細胞から遊離したアドレナリンが受容体と反応するのを妨げることにより、くしゃみを抑える作用を示すとされる。
  3. ケイガイは、シソ科のケイガイの花穂を基原とする生薬で、発汗、解熱、鎮痛等の作用を有するとされ、鼻閉への効果を期待して用いられる。
  4. 鼻粘膜の過敏性や痛みや痒みを抑えることを目的として、リドカイン、リドカイン塩酸塩等の局所麻酔成分が配合されている場合がある。

下欄
    a b c d
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 誤 正
3 誤 正 誤 正
4 誤 誤 正 誤
5 誤 誤 正 正

 


問42 婦人薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. エチニルエストラジオールは、人工的に合成された女性ホルモンの一種であり、長期連用により血栓症を生じるおそれがある。
  2. 温経湯は、体力中等度以下で、手足がほてり、唇が乾くものの月経不順、月経困難、更年期障害、不眠に適すとされ、カンゾウを含まない漢方処方製剤である。
  3. 桃核承気湯は、体力中等度以上で、のぼせて便秘しがちなものの月経不順、月経困難症、月経痛に適すとされ、カンゾウを含む漢方処方製剤である。
  4. センキュウは、ゴマノハグサ科のアカヤジオウ等の根又はそれを蒸したものを基原とする生薬で、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するとされる。

下欄
1(a、c) 2(a、d)
3(b、c) 4(b、d)

 


問43 眼科用薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. ネオスチグミンメチル硫酸塩は、コリンエステラーゼの働きを活発にすることで、目の調節機能を改善する。
  2. スルファメトキサゾールは、ウイルスや真菌よる結膜炎やものもらい(麦粒腫)、眼瞼炎などの化膿性の症状を改善する。
  3. プラノプロフェンは、非ステロイド性抗炎症成分であり、炎症の原因となる物質の生成を抑える作用を示し、目の炎症を改善する。
  4. ナファゾリン塩酸塩は、結膜を通っている血管を収縮させることにより目の充血を除去する。

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 


問44 点眼薬に関する次の記述について、 正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 点眼薬1滴の薬液の量は約30μLであるのに対して、結膜嚢の容積は50μL程度とされており、一度に何滴も点眼しなければ十分な効果が得られない。
  2. 点眼後に目頭を押さえることで、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ効果的とされる。
  3. 点眼薬は通常無菌的に製造されているため、別の人との共用が問題となることはない。
  4. 一般用医薬品の点眼薬には、緑内障の症状を改善できるものはない。

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 


問45 きず口等の殺菌消毒成分に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
  1. アクリノールは黄色の色素で、一般細菌類の一部(連鎖球菌、黄色ブドウ球菌などの化膿菌)に対する殺菌消毒作用を示すが、真菌、結核菌、ウイルスに対しては効果がない。
  2. ヨウ素の殺菌力は、アルカリ性になると低下するため、石鹸等と併用する場合には、石鹸分をよく洗い落としてから使用するべきである。
  3. ヨードチンキは、ヨウ素及びヨウ化カリウムをエタノールに溶解させたもので、化膿している部位でも問題なく使用できる。
  4. レゾルシンは、細菌や真菌類のタンパク質を変性させることにより殺菌消毒作用を示し、患部の化膿を防ぐとされる。

 


問46 非ステロイド性抗炎症成分を含む外皮用薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 末梢組織の免疫機能を低下させる作用を示し、細菌、ウイルス等による皮膚感染の副作用が現れることがある。
  2. プロスタグランジンの産生を抑え、分子内に副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)と共通する化学構造を持つ場合は、NSAIDsと呼ばれる。
  3. 喘息を起こしたことがある人では、使用を避ける必要がある。
  4. 当該成分として、ケトプロフェン、フェルビナクなどがある。

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 


問47 皮膚に用いる薬剤に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
  1. じゅくじゅくと湿潤している患部には、軟膏又はクリームが適すとされる。
  2. 液剤は、有効成分の浸透性が低く、患部に対する刺激が弱い。
  3. 貼付剤は、適用部位に有効成分が一定時間留まるため、薬効の持続が期待できる反面、適用部位にかぶれなどを起こす場合もある。
  4. スプレー剤を連続して噴霧する時間は、3秒以内とすることが望ましい。

 


問48 皮膚に用いる薬のうち、痒み、腫れ、痛み等を抑える配合成分に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
  1. ジフェニルイミダゾールの副作用として、患部の腫れが現れることがある。
  2. メントールは、知覚神経を麻痺させることによる鎮痛・鎮痒の効果を期待して配合される場合がある。
  3. クロタミトンは、皮膚に軽い灼熱感を与えることで痒みを感じにくくさせる効果を期待して配合される場合がある。
  4. カンフルは、患部のタンパク質と結合して皮膜を形成し、皮膚を保護する作用を示す。

 


問49 外皮用薬に配合される成分とその主な作用との関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

 (配合成分)     (主な作用)

  1. スルファジアジン   ― 細菌のDNA合成を阻害
  2. ウンデシレン酸       ― 患部を酸性にし、皮膚糸状菌の発育を抑制
  3. クロラムフェニコール ― 細菌の細胞壁合成を阻害
  4. ミコナゾール硝酸塩 ― 皮膚糸状菌の細胞壁を構成する成分の産生を抑制

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 


問50 歯や口中に用いる薬の配合成分と配合目的の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

(配合成分) (配合目的)

  1. ジブカイン塩酸塩 ― 止血
  2. オイゲノール   ― 殺菌消毒
  3. アラントイン   ― 組織修復
  4. カルバゾクロム  ― 局所麻酔

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 



問51 禁煙補助剤に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
  1. 脳梗塞・脳出血等の急性期脳血管障害、重い心臓病等の基礎疾患がある人では、循環器系に重大な悪影響を及ぼすおそれがあるため、使用を避ける必要がある。
  2. うつ病と診断されたことのある人では、禁煙時の離脱症状により、うつ症状を悪化させることがあるため、使用を避ける必要がある。
  3. ニコチンは、アドレナリン作動成分が配合された医薬品の作用を増強させるおそれがある。
  4. 口腔内がアルカリ性になるとニコチンの吸収が低下するため、コーヒーや炭酸飲料などの食品を摂取した後しばらくは使用を避けることとされている。

 


問52 滋養強壮保健薬の配合成分と配合目的の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

 (配合成分) (配合目的)

  1. ビタミンA    ― 目の乾燥感を緩和する
  2. ビタミンC    ― 抗酸化作用
  3. ビオチン        ― メラニンの生成を抑える
  4. ヘスペリジン ― 軟骨成分を形成及び修復する

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 


問53 漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 漢方薬は、現代中国で利用されている中医学に基づく薬剤と同じものである。
  2. 漢方薬はすべからく作用が穏やかで、間質性肺炎などの重篤な副作用が起きることはない。
  3. 防已黄耆湯は、体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向があるものの肥満に伴う関節痛、むくみに適すとされる。
  4. 防風通聖散は、体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの肥満症に適し、胃腸が弱く下痢しやすい人でも使用できる。

下欄
  a b c d
1 正 誤 誤 正
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 誤
4 誤 正 正 正
5 誤 誤 正 誤

 


問54 生薬に関する次の記述について、誤っているものを1つ選びなさい。
  1. シンイは、モクレン科のタムシバ、コブシ、ボウシュンカ、マグノリア・スプレンゲリ又はハクモクレン等の蕾を基原とする生薬で、鎮静、鎮痛の作用を期待して用いられる。
  2. カシュウは、アカネ科のクチナシの果実を基原とする生薬で、抗炎症作用を期待して用いられる。
  3. ヒノキチオールは、ヒノキ科のタイワンヒノキ、ヒバ等から得られた精油成分で、抗菌、血行促進、抗炎症などの作用を期待して用いられる。
  4. ブクリョウは、サルノコシカケ科のマツホドの菌核で、通例、外層をほとんど除いたものを基原とする生薬で、利尿、健胃、鎮静等の作用を期待して用いられる。

 


問55 生薬成分と薬用部位の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

(生薬成分) (薬用部位)

  1. シャクヤク ― 根
  2. キョウニン ― 種子
  3. キキョウ ― 周皮を除いた樹皮
  4. ウワウルシ ― 果実

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 


問56 殺虫成分等と成分分類の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

 (殺虫成分等) (成分分類)

  1. フェンチオン ― 有機塩素系殺虫成分
  2. フェノトリン ― 有機リン系殺虫成分
  3. プロポクスル ― カーバメイト系殺虫成分
  4. メトプレン  ― 昆虫成長阻害成分

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 


問57 妊娠検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. 妊娠検査薬は、尿中のヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)の有無を調べるものであり、通常、実際に妊娠が成立してから4日目前後の尿中のhCG濃度を検出感度としている。
  2. 尿中hCGの検出反応は、hCGと特異的に反応する抗体や酵素を用いた反応である。
  3. 検体としては、尿中のhCGが検出されやすい起床直後の尿が向いているが、尿が濃すぎると、かえって正確な結果が得られないこともある。
  4. 絨毛細胞が腫瘍化している場合には、妊娠していなくてもhCGが分泌され、検査結果が陽性となることがある。

下欄
    a b c d
1 正 正 正 正
2 誤 正 正 正
3 正 正 誤 誤
4 正 誤 正 誤
5 誤 誤 誤 正

 


問58 尿糖・尿タンパク検査薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 検査薬の検出する部分を長い間尿に浸していると、検出成分が溶け出してしまい、正確な検査結果が得られなくなることがある。
  2. 出始めの尿を採取して検査することが望ましい。
  3. 通常、尿は弱アルカリ性であるが、食事その他の影響で中性~弱酸性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。
  4. 腎炎やネフローゼ、尿路結石がある場合は、尿中のタンパク値に異常を生じる場合がある。

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 


問59 強心薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕いて服用することとされている。
  2. 1日用量中センソ5mgを超えて含有する医薬品は、毒薬に指定されている。
  3. リュウノウは、中枢神経系の刺激作用による気つけの効果を期待して用いられる。
  4. ゴオウは、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める等の作用があるとされる。

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 


問60 浣腸薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. ソルビトールは、浸透圧の差によって腸管壁から水分を取り込んで直腸粘膜を刺激し、排便を促す効果を期待して用いられる。
  2. ビサコジルは、大腸を刺激して排便を促すことを目的として用いられる。
  3. 炭酸水素ナトリウムは、直腸内で徐々に分解して炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
  4. 炭酸水素ナトリウムを主薬とする坐剤では、まれに重篤な副作用としてショックを生じることがある。 

下欄
    a b c d
1 正 正 正 正
2 誤 正 誤 正
3 正 正 正 誤
4 正 誤 誤 誤
5 誤 誤 正 誤

 


以上2018年 徳島 香川 愛媛 高知の試験問題(午前)の問題60問でした。

ぜひ採点して、出来なかった問題、迷った問題の確認をしてみましょう。

お疲れさまでした。

2018年 徳島 香川 愛媛 高知の登録販売者試験 過去問題  

内容 問題(解説付き) 模擬試験用(解説なし)
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 1~10 11~20

午前問題

答え

午後問題

答え

第2章 人体の働きと医薬品 1~10 11~20
第3章 主な医薬品とその作用 1~10 11~20 21~30 31~40
第4章 薬事関係法規・制度 1~10 11~20
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 1~10 11~20

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執筆者: 吉川 泰紀

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