2018年 奈良の登録販売者試験過去問題 第5章 医薬品の適正使用と安全対策 問11 ~20


2018年(H30)【奈良】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

第5章 医薬品の適正使用と安全対策 問11~20

問11 一般用医薬品の安全対策に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 2003年5月までに、一般用かぜ薬の使用によると疑われる重篤な副作用(間質性肺炎)の発生事例が、計26例報告されたため、厚生労働省から関係製薬企業に対し、使用上の注意の改訂が指示された。
  2. 塩酸フェニルプロパノールアミン(PPA)含有医薬品について、2000年5月米国で、女性が食欲抑制剤(我が国での鼻炎用内服薬等における配合量よりも高用量)として使用した場合に、出血性脳卒中の発生リスクとの関連性が高いとの報告がなされ、米国食品医薬品庁(FDA)から、米国内における自主的な販売中止が要請された。
  3. アミノピリン、スルピリンが配合されたアンプル入りかぜ薬の使用による重篤な副作用で複数の死亡例が発生し、1965年、厚生省(当時)より関係製薬企業に対し、アンプル入りかぜ薬製品の回収が要請された。
  4. 小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用例による間質性肺炎が報告されたことから、1994年1月、小柴胡湯とインターフェロン製剤の併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。

  a b c d
1 誤 誤 正 誤
2 誤 誤 誤 誤
3 正 正 正 正
4 誤 正 誤 誤
5 正 誤 正 正

 

 

解説

  1. 正:その他、慢性肝炎患者が小柴胡湯を使用して間質性肺炎が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例も発生した。

正解 3

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第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

 


問12 医薬品の適正使用及びそのための啓発活動に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 「6・26国際麻薬乱用撲滅デー」を広く普及し、薬物乱用防止を一層推進するため、毎年6月20日~7月19日までの1ヶ月間、国、自治体、関係団体等により、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。
  2. 医薬品の持つ特質及びその使用・取扱い等について正しい知識を広く生活者に浸透させることにより、保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、毎年10月17日~23日の1週間を「薬と健康の週間」として、国、自治体、関係団体等による広報活動やイベント等が実施されている。
  3. 薬物乱用や薬物依存は、違法薬物(麻薬、覚せい剤、大麻等)によるものであり、一般用医薬品では生じない。
  4. 医薬品の適正使用の重要性等に関して、小中学生のうちからの啓発が重要である。

  a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 正 正 誤 正
4 正 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

  1. 誤:一般用医薬品によっても生じ得る

正解 3

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第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

 


問13 次の医薬品成分等のうち、一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「心臓病」と記載される成分等について、正しいものを1つ選びなさい。

1 フェルビナク
2 芍薬甘草湯
3 リドカイン
4 アミノ安息香酸エチル
5 テオフィリン

 

 

解説

「次の診断を受けた人」として「心臓病」と記載される成分には、プソイドエフェドリン塩酸塩芍薬甘草湯カフェインを主薬とする眠気防止薬があります。

これら成分は、徐脈又は頻脈を引き起こし、心臓病の症状を悪化させるおそれがあります。

正解 2

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第5章-2日目:Ⅰ-②「してはいけないこと」(別表解説)

 


問14 一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項目中に、「妊婦又は妊娠していると思われる人」と記載される主な成分・薬効群とその理由の組み合わせについて、正しいものを1つ選びなさい。

  <主な成分・薬効群>   <理由>
1 ジフェンヒドラミン塩酸塩を主薬 ― 妊娠に伴う不眠は、睡眠改善薬の適用症とする催眠鎮静薬(睡眠改善薬)状ではないため
2 ケトプロフェンが配合された外用鎮痛消炎薬 ― 接触皮膚炎、光線過敏症は妊娠中のみ誘発されるため
3 トラネキサム酸が配合された口腔咽喉薬 ― 分娩時出血の増加のおそれがあるため
4 ヒマシ油が配合された瀉下薬 ― 胎児の動脈管の収縮のおそれがあるため

 

 

解説

  1. 誤:ケトプロフェンによる接触皮膚炎、光線過敏症は妊娠中のみではない
  2. 誤:トラネキサム酸は出血の増加のおそれではなく、生じた血栓が分解されにくくなるため、「相談すること」の項に、血栓のある人、血栓症を起こすおそれのある人として記載されている
  3. 誤:ヒマシ油は、腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがある

正解 1

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第5章-2日目:Ⅰ-②「してはいけないこと」(別表解説)

 


問15 一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目中に、「授乳中の人は本剤を服用しないか、本剤を服用する場合は授乳を避けること」と記載される主な成分・薬効群とその理由の組み合わせについて、正しいものを1つ選びなさい。

  <主な成分・薬効群>         <理由>
1 イブプロフェンが配合された解熱鎮痛薬 ― 乳児に頻脈を起こすことがあるため
2 ロートエキスが配合された内服薬 ― 乳児に貧血を起こすことがあるため
3 センノシドが配合された内服薬 ― 乳児に昏睡を起こすことがあるため
4 テオフィリンが配合された鎮咳去痰薬 ― 乳児に神経過敏を起こすことがあるため

 

 

解説

  1. 誤:イブプロフェンに関して、授乳に関する記載なし
  2. 誤:ロートエキスは、乳児に頻脈を起こすおそれがある
  3. 誤:センノシドは、乳児に下痢を起こすおそれがある

正解 4

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第5章-2日目:Ⅰ-②「してはいけないこと」(別表解説)


問16 一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として「肝臓病」と記載される主な成分・薬効群とその理由の組み合わせについて、正しいものを1つ選びなさい。

  <主な成分・薬効群>   <理由>
1 ピペラジンリン酸塩 ― 肝臓における代謝が円滑に行われず、体内への蓄積によって副作用が現れやすくなるため
2 アスピリン ― 間質性肺炎の副作用が現れやすいため
3 小柴胡湯 ― 胃・十二指腸潰瘍を悪化させるおそれがあるため
4 ガジュツ末・真昆布末を含む製剤 ― ナトリウム貯留、カリウム排泄促進が起こり、むくみ(浮腫)等の症状が現れるおそれがあるため

 

 

解説

  1. 誤:間質性肺炎ではなく、肝機能障害の悪化
  2. 誤:胃・十二指腸潰瘍ではなく、間質性肺炎
  3. 誤:むくみではなく、肝機能障害

正解 1

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第5章-3日目:Ⅰ-③「相談すること」(別表解説)

 


問17 一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の診断を受けた人」として記載される基礎疾患等と主な成分の組み合わせについて、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

 <基礎疾患等> <主な成分>

  1. 胃・十二指腸潰瘍 ― コデインリン酸塩水和物
  2. 高血圧 ― パパベリン塩酸塩
  3. 腎臓病 ― 水酸化マグネシウム
  4. 甲状腺機能亢進症 ― トリメトキノール塩酸塩水和物

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:コデインリン酸塩水和物ではなく、アスピリンやエテンザミドなど、又はビスマスを含む成分
  2. 誤:パパベリン塩酸塩ではなく、アドレナリン作動成分やグリチルリチン酸など

正解 4

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第5章-3日目:Ⅰ-③「相談すること」(別表解説)

 


問18 一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目中に、「次の症状がある人」として記載される症状と主な成分の組み合わせについて、正しいものを1つ選び なさい。

  <症状> <主な成分>
1 けいれん ― ロペラミド塩酸塩
2 出血傾向 ― ブロメライン
3 排尿困難 ― ピペラジンリン酸塩水和物
4 はげしい腹痛 ― イソプロパミドヨウ化物

 

 

解説

  1. 誤:ロペラミド塩酸塩ではなく、ピペラジンを含む成分
  2. 正:セミアルカリプロティナーゼも同様
  3. 誤:ピペラジンリン酸塩水和物ではなく、抗コリンや抗ヒスタミンなど
  4. 誤:イソプロパミドヨウ化物ではなく、瀉下薬(ヒマシ油、マルツエキスを除く)、浣腸薬、ビサコジルを主薬とする坐薬 

正解 2

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第5章-3日目:Ⅰ-③「相談すること」(別表解説)

 


問19 次の一般用医薬品のうち、医薬品副作用被害救済制度の対象となるものとして、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 点鼻薬
  2. 一般用検査薬
  3. 殺菌消毒剤(人体に直接使用するもの)
  4. 日本薬局方ワセリン

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

医薬品副作用被害救済制度の対象とならない医薬品

  • 要指導医薬品、一般用医薬品では、殺虫剤・殺鼠剤、殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)、一般用検査薬、一部の日局収載医薬品(精製水、ワセリン等)
  • 製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合
  • 無承認無許可医薬品(個人輸入医薬品も含む)
  1. 正:人体に直接使用する殺菌消毒剤は対象となる

正解 2

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第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

 


問20 医薬品PLセンターに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構により、平成7年7月の製造物責任法の施行と同時に開設された。
  2. 医薬品副作用被害救済制度の対象とならないケースのうち、製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合には、医薬品PLセンターへの相談が推奨される。
  3. 消費者が、医薬品又は医療機器に関する苦情について製造販売元の企業と交渉するに当たっての相談を受け付けている。

  a b c
1 誤 正 誤
2 正 正 正
3 正 誤 正
4 正 誤 誤
5 誤 正 正

 

 

解説

  1. 誤:日本製薬団体連合会において医薬品PLセンターが開設
  2. 誤:医薬品又は医薬部外品に関する苦情を受け付けている

正解 1

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第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済


2018年 奈良の過去問題  

内容 問題(解説付き) 模擬試験用(解説なし)
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 1~10 11~20

午前問題

答え

午後問題

答え

第2章 人体の働きと医薬品 1~10 11~20
第3章 主な医薬品とその作用 1~10 11~20 21~30 31~40
第4章 薬事関係法規・制度 1~10 11~20
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 1~10 11~20

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執筆者: 吉川 泰紀

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