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2018年 奈良の登録販売者試験過去問題 第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問11~20


2018年(H30)【奈良】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 問11~20

問11 CJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)及びCJD訴訟に関する記述の正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. CJDは、次第に認知症に類似した症状が現れ、死に至る重篤な神経難病である。
  2. CJDは、細菌の一種であるプリオンが原因とされている。
  3. CJD訴訟は、脳外科手術等に用いられたヒト乾燥硬膜を介してCJDに罹患したことに対する損害賠償訴訟である。
  4. CJD訴訟は、生物由来製品による感染等被害救済制度の創設にあたっての契機の一つとなった。

 a b c d
1 正 誤 正 正
2 正 正 正 正
3 誤 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 誤 誤

 

 

解説

  1. 誤:プリオンは細菌ではなく、タンパク質の一種

正解 1

出題範囲のページ

第1章-4日目:Ⅳ 薬害の歴史

 


問12 HIV訴訟に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. HIV訴訟は、血友病患者が、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)が混入した原料血漿から製造された血液凝固因子製剤の投与を受けたことにより、HIVに感染したことに対する損害賠償訴訟である。
  2. HIV訴訟は、国及び製薬企業を被告として提訴された。
  3. HIV訴訟の和解を踏まえ、国は、HIV感染者に対する恒久対策として、エイズ治療研究開発センター及び拠点病院の整備や治療薬の早期提供等の様々な取り組みを推進してきている。
  4. HIV訴訟を契機に、血液製剤の安全確保対策として、検査や献血時の問診の充実が図られた。

  a b c d
1 正 誤 正 誤
2 正 正 正 正
3 誤 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 誤 正

 

 

解説

HIV訴訟を契機に感染症報告の義務づけや、「緊急輸入」制度の創設も行われました。

正解 2

出題範囲のページ

第1章-4日目:Ⅳ 薬害の歴史

 


問13 一般用医薬品の販売等に従事する専門家が購入者から確認しておきたい基本的なポイントに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. その医薬品を使用するのは情報提供を受けている当人か、又はその家族等が想定されるか。
  2. その医薬品を使用する人が医療機関で治療を受けていないか。
  3. その医薬品を使用する人として、小児や高齢者、妊婦等が想定されるか。
  4. その医薬品を使用する人が過去にアレルギーや医薬品による副作用等の経験があるか。

 a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 正 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 誤 正

 

 

解説

全て手引きの記載通りです。

正解 2

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第1章-3日目:Ⅲ適切な医薬品選択と受診勧奨

 


問14 次の記述は、セルフメディケーションに関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。

( a )の定義によれば、「自分自身の( b )に責任を持ち、軽度な身体の不調は( c )する」ことをセルフメディケーションという。

 a            b   c
1 世界保健機関(WHO) 治療 医師又は薬剤師に相談
2 世界保健機関(WHO) 健康 自分で手当て
3 厚生労働省       健康 医師又は薬剤師に相談
4 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 治療 自分で手当て
5 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 健康 医師又は薬剤師に相談

 

 

解説

  1. 世界保健機関(WHO)
  2. 健康
  3. 自分で手当て

正解 2

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第1章-1日目:Ⅰ 医薬品概論

 


問15 次の記述は、医薬品の使用上の注意に関するものである。( )にあてはまる字句として、正しいものを1つ選びなさい。

医薬品の使用上の注意において、幼児という場合は、おおよその目安として、( )未満を指すものとされている。
1   5歳
2   6歳
3   7歳
4   8歳
5   9歳

 

 

解説

「乳児、幼児、小児のおおよそおおよその目安」
乳児:1歳未満、幼児:7歳未満、小児:15歳未満

正解 3

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第1章-2日目:Ⅱ 医薬品の効き目 や安全性に影響を与える要因


問16 適切な医薬品選択と受診勧奨に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 一般用医薬品で対処可能な範囲は、乳幼児や妊婦等では、通常の成人の場合に比べ、その範囲は限られてくる。
  2. 症状が重いときに、一般用医薬品を使用することは、一般用医薬品の役割に鑑みて適切な対処とはいえない。
  3. 一般用医薬品の販売等に従事する専門家による情報提供は、必ずしも医薬品の販売に結びつけるものではない。
  4. 一般用医薬品を一定期間若しくは一定回数使用しても症状の改善がみられない又は悪化した者は、医療機関を受診して医師の診療を受ける必要がある。

  a b c d
1 誤 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 正 誤 正
4 正 正 正 正
5 正 誤 正 正

 

 

解説

  1. 正:受診勧奨や、医薬品の使用によらない対処(運動や食事など)を勧めることが適切な場合がある。

正解 4

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第1章-3日目:Ⅲ適切な医薬品選択と受診勧奨

 


問17 一般用医薬品の役割として、誤っているものを1つ選びなさい。

1 生活の質(QOL)の改善・向上
2 健康の維持・増進
3 健康状態の自己検査
4 生活習慣病の治療(科学的・合理的に効果が期待できるものに限る。)

 

 

解説

1.2.3は正しい説明です。

4 :生活習慣病の治療ではなく、疾病に伴う症状発現の予防

正解 4

出題範囲のページ

第1章-3日目:Ⅲ適切な医薬品選択と受診勧奨

 


問18 妊婦若しくは妊娠していると思われる女性又は母乳を与える女性(授乳婦)の医薬品の使用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 胎盤には、胎児の血液と母体の血液が混ざり合う仕組みがある。
  2. 一般用医薬品においては、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価は容易であるため、妊婦の使用については「相談すること」としているものが多い。
  3. ビタミンA含有製剤は、妊娠前後の一定期間に通常の用量を超えて摂取すると胎児に先天異常を起こす危険性が高まるとされている。
  4. 医薬品の種類によっては、授乳婦が使用した医薬品の成分の一部が乳汁中に移行することが知られており、母乳を介して乳児が医薬品の成分を摂取することになる場合がある。

a b c d
1 誤 正 正 誤
2 誤 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 正 正 誤 正
5 誤 誤 正 誤

 

 

解説

  1. 誤:胎盤には、胎児の血液と母体の血液が混ざらない仕組み(血液-胎盤関門)がある。
  2. 誤:一般用医薬品は、多くの場合、妊婦が使用した場合における安全性に関する評価が困難である。

正解 2

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第1章-2日目:Ⅱ 医薬品の効き目 や安全性に影響を与える要因

 


問19.医薬品の相互作用に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 複数の疾病を有する人では、疾病ごとにそれぞれ医薬品が使用される場合が多く、医薬品同士の相互作用に関して特に注意が必要となる。
  2. 一般用医薬品は、一つの医薬品の中に作用の異なる複数の成分を組み合わせて含んでいることが多く、他の医薬品と併用した場合に、同様な作用を持つ成分が重複することがあり、作用が強く出過ぎたり、副作用を招く危険性が増すことがある。
  3. 相互作用を回避するには、ある医薬品を使用している期間やその前後を通じて、その医薬品との相互作用を生じるおそれのある医薬品や食品の摂取を控えなければならないのが通常である。
  4. 相互作用は、医薬品が吸収、代謝、分布又は排泄される過程で起こり、医薬品が薬理作用をもたらす部位では起こらない。

a b c d
1 誤 正 正 正
2 正 誤 正 正
3 正 正 誤 正
4 正 正 正 誤
5 正 正 正 正

 

 

解説

  1. 誤:相互作用には、医薬品が薬理作用をもたらす部位で起こるものもあります。

正解 4

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第1章-2日目:Ⅱ 医薬品の効き目 や安全性に影響を与える要因

 


問20 一般用医薬品の販売時のコミュニケーションに関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 医薬品の販売に従事する専門家においては、購入者等が、自分自身や家族の健康に対する責任感を持ち、適切な医薬品を選択して、適正に使用するよう、働きかけていくことが重要である。
  2. 医薬品の販売に従事する専門家からの情報提供は、説明した内容が購入者等にどう理解され、行動に反映されているかなどの実情を把握しながら行うことにより、その実効性が高まる。
  3. 購入者等が医薬品を使用する状況は随時変化する可能性があるため、販売数量は一時期に使用する必要量とする等、販売時のコミュニケーションの機会が継続的に確保されることが重要である。
  4. 購入者側は、あらかじめ購入する医薬品を決めていることも多いが、使う人の体質や症状等にあった製品を事前に調べて選択しているのではなく、宣伝広告や販売価格等に基づいて漠然と選択していることも少なくない。

a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 誤 誤 正
3 正 正 正 正
4 正 誤 正 正
5 誤 正 正 誤

 

 

解説

正解 3

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第1章-3日目:Ⅲ適切な医薬品選択と受診勧奨


2018年 奈良の過去問題  

内容 問題(解説付き) 模擬試験用(解説なし)
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 1~10 11~20

午前問題

答え

午後問題

答え

第2章 人体の働きと医薬品 1~10 11~20
第3章 主な医薬品とその作用 1~10 11~20 21~30 31~40
第4章 薬事関係法規・制度 1~10 11~20
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 1~10 11~20

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