書籍第2版発売!!

2018年 富山 石川 岐阜 静岡 愛知 三重の登録販売者試験過去問題 第5章 医薬品の適正使用・安全対策 問11~20


2018年【富山 石川 岐阜 静岡 愛知 三重】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

第5章 医薬品の適正使用・安全対策 問11~20

問11 医薬品副作用被害救済制度の給付に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 障害児養育年金は、医薬品の副作用により一定程度の障害の状態にある18歳未満の人を養育する人に対して給付される。

b 遺族年金は、生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族の生活の立て直し等を目的として給付される。

c 葬祭料は、医薬品の副作用により死亡した人の葬祭を行うことに伴う出費に着目して給付される。

d 遺族一時金は、生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族に対する見舞等を目的として給付される。

  a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

 

 

解説

  1. 誤:遺族一時金は、生計維持者以外が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族に対する見舞等を目的として給付される。

正解 1

出題範囲のページ

第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

 


問12 次の成分のうち、その成分を主な成分とする一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の 項目に「次の診断を受けた人」として「心臓病」と記載されているものはどれか。

1 ヨウ化カリウム
2 酸化マグネシウム
3 硫酸ナトリウム
4 水酸化アルミニウムゲル
5 スクラルファート

 

 

解説

各医薬品の「相談すること」の項目を記載

  1. 誤:ヨウ化カリウム=甲状腺疾患
  2. 誤:酸化マグネシウム=腎臓病
  3. 誤:水酸化アルミニウムゲル=甲状腺機能障害、腎臓病
  4. 誤:スクラルファート=腎臓病

正解 3

出題範囲のページ

第5章-3日目:Ⅰ-③「 相談すること 」(別表解説)

 


問13 医薬品・医療機器等安全性情報報告制度に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。

a 1967年3月より、約3000の医療機関をモニター施設に指定して、厚生省(当時)が直接副作用報告を受ける「医薬品副作用モニター制度」としてスタートした。

b 1978年8月より、約3000のモニター薬局で把握した副作用事例等について、定期的に報告が行われるようになった。

c 2002年7月に薬事法が改正され、医師や薬剤師等の医薬関係者による副作用等の報告が義務化された。

d 2006年6月の薬事法改正による登録販売者制度の導入に伴い、登録販売者が本制度に基づく報告を行う医薬関係者として位置づけられた。

  a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 正 正 正
5 正 正 正 正

 

 

解説

開催の日付より、開始となった内容を中心に覚えましょう。

正解 5

出題範囲のページ

第5章-5日目:Ⅱ 医薬品の安全対策

 


問14 一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項目に記載される症状と医薬品の主な成分・ 薬効群との関係について、正しいものの組み合わせはどれか。

(症状) (主な成分・薬効群)
a 高熱 - かぜ薬
b むくみ - ピペラジンリン酸塩水和物
c 下痢 - グリチルリチン酸二カリウム
d 吐き気・嘔吐 - ビサコジルを主薬とする坐薬

1(a、c)
2(b、c)
3(b、d)
4(a、d)

 

 

解説

  1. 誤:ピペラジンリン酸塩水和物はむくみではなく、けいれん
  2. 誤:グリチルリチン酸二カリウムは下痢ではなく、むくみ

正解 4

出題範囲のページ

第5章-3日目:Ⅰ-③「 相談すること 」(別表解説)

 


問15 一般用医薬品の主な安全対策に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正 しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。

小柴胡湯による( a )については、1991年4月以降、使用上の注意に記載されていたが、その後、小柴胡湯と( b )との併用例による( a )が報告されたことから、1994年1月、( b )との併用を禁忌とする旨の使用上の注意の改訂がなされた。しかし、それ以降も( c )が小柴胡湯を使用して( a )が発症し、死亡を含む重篤な転帰に至った例もあったことから、1996年3月、厚生省(当時)より関係製薬企業に対して緊急安全性情報の配布が指示された。

  a b c
1 胃・十二指腸潰瘍 インターフェロン製剤 高齢者

2 胃・十二指腸潰瘍 インターフェロン製剤 高血圧症患者

3 間質性肺炎 インターフェロン製剤 慢性肝炎患者

4 間質性肺炎 モノアミン酸化酵素阻害剤 高齢者

5 糖尿病 モノアミン酸化酵素阻害剤 慢性肝炎患者

 

 

解説

小柴胡湯とインターフェロンはよく出題されます。必ず覚えましょう。

  1. 間質性肺炎
  2. インターフェロン製剤
  3. 慢性肝炎患者

正解 3

出題範囲のページ

第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

 


問16 次の成分のうち、その成分を主な成分とする一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項目に「長期連用しないこと」と記載されているものの正しい組み合わせはどれか。

a センノシド
b タンニン酸アルブミン
c インドメタシン
d スクラルファート

1(a、b)
2(a、c)
3(b、d)
4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:同じ瀉下成分のヒマシ油は「連用しないこと」とされています。
  2. 誤:似た名前のビスマスを含む成分は「一週間以上継続して服用しないこと」とされています。

正解 4

出題範囲のページ

第5章-2日目:Ⅰ-② 「 してはいけないこと 」

 


問17 一般用医薬品の主な安全対策に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。

日本では2003年8月までに、塩酸フェニルプロパノールアミンが配合された一般用医薬品による脳出血等の副作用症例が複数報告され、それらの多くが用法・用量の範囲を超えた使用又は禁忌とされている( a )患者の使用によるものであった。そのため、厚生労働省から関係製薬企業等に対して、( b )の改訂、情報提供の徹底等を行うとともに、代替成分として( c )等への速やかな切替えにつき指示がなされた。

  a b c
1 糖尿病 使用上の注意 ジヒドロコデインリン酸塩
2 糖尿病 使用上の注意 プソイドエフェドリン塩酸塩
3 高血圧症 効能又は効果 プソイドエフェドリン塩酸塩
4 糖尿病 効能又は効果 ジヒドロコデインリン酸塩
5 高血圧症 使用上の注意 プソイドエフェドリン塩酸塩

 

 

解説

塩酸フェニルプロパノールアミンは、日本では鼻みず、鼻詰まりの緩和目的で、米国では食欲抑制剤として使用されていました。

  1. 高血圧症
  2. 使用上の注意
  3. プソイドエフェドリン塩酸塩

正解 5

出題範囲のページ

第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

 


問18 一般用医薬品の製品表示に関する記述のうち、誤っているものはどれか。

1 1回服用量中0.05mLのアルコールを含有する内服液剤(滋養強壮を目的とするもの)については、アルコールを含有する旨及びその分量の記載が必要である。

2 包装中に封入されている医薬品(内袋を含む)だけが取り出され、添付文書が読まれないことのないように、「使用にあたって添付文書をよく読むこと」と記載されている。

3 法定表示事項のほかにも、医薬品の製品表示として、購入者等における適切な医薬品の選択、適正な使用に資する様々な情報が記載されている。

4 症状、体質、年齢等からみて、副作用による危険性が高い場合若しくは医師又は歯科医師の治療を受けている人であって、一般使用者の判断のみで使用することが不適当な場合については、専門家への相談勧奨に関する事項が記載されている。

 

 

解説

  1. 誤:0.05mlではなく、0.1mlを超える場合に記載が必要です。

正解 1

出題範囲のページ

第5章-4日目:Ⅰ-④ 製品表示の読み方

 


問19 製造物責任法(平成6年法律第85号)に関する記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせはどれか。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入る。

平成6年、製造物責任法が、国会において成立するに当たり、「裁判によらない迅速、公平な被害救済システムの有効性に鑑み、裁判外の( a )体制を充実強化すること」が衆参両院で附帯決議され、各業界に対して裁判によらない( a )機関の設立が求められた。これを受けて、( b )において、平成7年に( c )が開設された。

  a b c
1 紛争処理 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 医薬品PLセンター

2 苦情処理 公益財団法人友愛福祉財団 消費生活センター

3 紛争処理 独立行政法人医薬品医療機器総合機構 消費生活センター

4 紛争処理 日本製薬団体連合会 医薬品PLセンター

5 苦情処理 日本製薬団体連合会 医薬品PLセンター

 

 

解説

  1. 紛争処理
  2. 日本製薬団体連合会
  3. 医薬品PLセンター

医薬品PLセンターの対象は医薬品医薬部外品についてです。

正解 4

出題範囲のページ

第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

 


問20 医薬品製造販売業者が、医薬品医療機器等法第68条の10第1項の規定により、その製造販売をし、又は承認を受けた医薬品について、その副作用等を知った日から15日以内に厚生労働大臣へ報告することが義務づけられている事例のうち、誤っているものはどれか。

1 医薬品によるものと疑われる副作用症例のうち、使用上の注意から予測できる非重篤な国内事例

2 医薬品によるものと疑われる副作用症例のうち、使用上の注意から予測できない重篤(死亡を除く)な国内事例

3 医薬品によるものと疑われる感染症症例のうち、使用上の注意から予測できる重篤(死亡を含む)な国内事例

4 医薬品によるものと疑われる感染症症例のうち、使用上の注意から予測できない非重篤な国内事例

 

 

解説

  1. 誤:予測できる非重篤な国内事例は特に報告期限が定められていません。

正解 1

出題範囲のページ

第5章-5日目:Ⅱ 医薬品の安全対策

 


出題範囲の解説ページまとめ

問11:第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

問12:第5章-3日目:Ⅰ-③「 相談すること 」

問13:第5章-5日目:Ⅱ 医薬品の安全対策

問14:第5章-3日目:Ⅰ-③「 相談すること 」

問15:第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

問16:第5章-2日目:Ⅰ-② 「 してはいけないこと 」

問17:第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

問18:第5章-4日目:Ⅰ-④ 製品表示の読み方

問19:第5章-6日目:Ⅲ,Ⅳ,Ⅴ 健康被害の救済

問20:第5章-5日目:Ⅱ 医薬品の安全対策

富山 石川 岐阜 静岡 愛知 三重の過去問題に戻る

広告A

広告b

登録販売者試験対策:メディカルライフデザイン
薬剤師による独学サポートサイト

固定記事下部関連広告



Copyright© 登録販売者試験対策 , 2024 All Rights Reserved.