登録販売者試験の解説とポイントを過去問題にフォーカスして記載していきます。
厚生労働省の試験問題作成の手引きを基に分かり易い内容に変えて解説しています。
過去問題から作成したポイントテストもありますので、
是非解いて見てくださいね。
独学で学ばれている方も含め問題なく解けることが実感できるかと思います。
また第3章全体のポイントについては、第3章-1日目:Ⅰ-①:かぜ薬をご覧ください。
2 腸の薬 整腸薬、止瀉薬、瀉下薬
1)腸の不調、症状を抑える仕組み
腸の消化、吸収や運動に異常が生じると便秘や軟便、下痢といった症状が現れます。
小腸で、水分吸収の大半が行われ、大腸では糞便の水分調整が行われており、腸の働きは自律神経系により制御されています。
そのため、腸に異常を生じる要因は腸自体やその内容物によるものだけでなく、腸以外の病気などが自律神経系を介して腸の働きに異常を生じさせる場合もあります。
腸の異常が生じる原因
下痢の原因
- 急性:体の冷え、消化不良、消化管感染やストレス
- 慢性:腸自体の病変
便秘の原因
- 一過性:ストレスや医薬品の副作用など
- 慢性:加齢、病気、便意を我慢し続けることによる感受性の低下など
代表的な薬剤の種類
整腸薬
腸の調子や便通を整えて、腹部膨満感のほか、下痢、便秘どちらにも効果があります。
腸内細菌の数やバランスを整え、腸の活動を促す成分が用いられます。
止瀉薬
下痢、食あたり、吐き下し、軟便などに用いられます。
腸やその機能に直接働きかける成分や、腸管内の環境を整える成分が用いられます。
瀉下薬(下剤)
便秘や付随する肌荒れ、頭重、のぼせ、吹き出物、食欲不振、腹部膨満、腸内異常発酵、痔の症状の緩和に用いられます。
腸管を直接または腸内細菌を介しての刺激する成分や糞便のかさや水分量を増す成分が用いられます。
整腸薬、瀉下薬では、医薬部外品として製造販売されている製品もあります。
ポイントテスト1
下記問題を正誤で答えよ(回答は下)
(1)水分の吸収は大半が大腸で行われ、腸内容物が糞便となる過程で適切な水分量に調整される。
(2) 腸の働きは自律神経系により制御されており、異常を生じる要因は腸自体やその内容物によるものだけでなく、腸以外の病気等が自律神経系を介して腸の働きに異常を生じさせる場合もある。
(3)下痢が起こる主な要因としては、急性の下痢では、体の冷えや消化不良、細菌やウイルス等の消化器感染(食中毒など)、緊張等の精神的なストレスによるものがあり、慢性の下痢については、腸自体に病変を生じている可能性がある。
(4)瀉下薬(下剤)は、便秘症状及び便秘に伴う肌荒れ、頭重、のぼせ、吹き出物、食欲不振、腹部膨満、腸内異常発酵、痔の症状の緩和、又は腸内容物の排除に用いられること(瀉下)を目的とする医薬品である。
回答と解説
ポイントテスト1
(1)×:大腸ではなく、小腸
(2)〇
(3)〇
(4)〇
2)代表的な配合成分等、主な副作用
(a) 整腸成分
①生菌成分
- ビフィズス菌
- アシドフィルス菌
- ラクトミン
- 乳酸菌
- 酪酸菌
腸内細菌のバランスを整えることを目的とします。
ヨーグルトに入ってる善玉菌と同じようなものです。
②生薬
ケツメイシ※
マメ科のエビスグサ又は Cassia tora Linné の種子を基原とする生薬で整腸作用を示す。
ゲンノショウコ※
フウロソウ科のゲンノショウコの地上部を基原とする生薬で整腸作用を示す。
アセンヤク
アカネ科のUncaria gambir Roxburghの葉及び若枝から得た水製乾燥エキスを基原とする生薬で整腸作用を示す。
※ケツメイシ、ゲンノショウコについては、腹部膨満感等にも用いられます。
③トリメブチンマレイン酸塩
消化管の平滑筋に直接作用して、消化管の運動を調整します。
まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあります。
(b) 止瀉成分
① 収斂成分
- 次没食子酸ビスマス
- 次硝酸ビスマス等のビスマスを含む成分
- タンニン酸アルブミン
- 生薬成分:ゴバイシ、オウレン、オウバク
腸粘膜のタンパク質と結合して膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護します。
ビスマスは腸内で発生した有毒物質を分解する作用もあります。
服用時の注意点
- 収斂成分を主体とする止瀉薬は、細菌性の下痢や食中毒のときに使用して腸の運動を鎮めると、かえって状態を悪化させるおそれがある。
- ビスマスを含む成分については、海外において長期連用した場合に精神神経症状が現れたとの報告があるほか、アルコールと一緒に摂取されると、循環血液中への移行が高まって精神神経症状を生じるおそれがあり、連用、飲酒は避ける必要がある。
- ビスマスは胃潰瘍や十二指腸潰瘍の診断を受けた人では、損傷した粘膜からの吸収が高まるおそれがあるため医師などに相談する必要がある。
- ビスマスは血液-胎盤関門を通過するため、妊婦または妊娠中は使用を避ける。
- タンニン酸アルブミンに含まれるアルブミンは、牛乳に含まれるタンパク質から作られるため、牛乳アレルギーの人は使用を避ける必要がある。
② ロペラミド塩酸塩
食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢に用いられ、食あたり・水あたり(感染性など)は適用対象外です。
服用時の注意点
- 一般用医薬品では、15歳未満の小児には適用がない。
- 2~3日の短期間の使用にとどめる。
- 効き目が強すぎて便秘、イレウス様症状を生じることがある。
- めまいや眠気が現れることがある。
- 乳汁中に移行するため、使用期間中の授乳を避けるべきである。
③ 腸内殺菌成分
- ベルベリン塩化物
- タンニン酸ベルベリン
- アクリノール
細菌感染による下痢の症状を鎮めます。通常の腸内細菌に対しても抗菌作用を示しますが、ブドウ球菌や大腸菌などに対する抗菌作用の方が優位であることと、下痢状態でバランスが崩れているため、結果的にバランスを正常に近づけることにつながると考えられています。
しかしながら、下痢の予防で服用したり、漫然と服用すると、腸内細菌のバランスを崩し腸内環境を悪化させることがあるため、症状がある間のみの服用にとどめる必要があります。
ベルベリンは、生薬のオウバクやオウレンの中に存在する物質のひとつであり、抗菌作用のほか、抗炎症作用も併せ持ちます。
タンニン酸ベルベリンは、タンニン酸(収斂作用)とベルベリン(抗菌作用)を併せ持ちます。
④ 吸着成分
- 炭酸カルシウム
- 沈降炭酸カルシウム
- 乳酸カルシウム
- リン酸水素カルシウム
- 天然ケイ酸アルミニウム
- ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム
- 生薬成分:カオリン、薬用炭
腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させます。
アルミニウムを含む成分については、透析を受けている人では使用を避けたり、透析を受けていなくとも長期使用を避ける必要があります。
⑤ 生薬成分
木クレオソートは、過剰な腸管の蠕動運動を正常化し、あわせて水分や電解質の
分泌も抑える止瀉作用があります。また、歯に使用の場合、局所麻酔作用もあるとされます。
ポイントテスト2
下記問題を正誤で答えよ(回答は下)
(1)ケツメイシは、マメ科のエビスグサ又はCassia tora Linnéの種子を基原とする生薬で、 整腸、腹部膨満感等に用いられる。
(2) 次硝酸ビスマスは、牛乳に含まれるタンパク質成分であるため、牛乳にアレルギーのある人では使用を避ける必要がある。
(3)トリメブチンマレイン酸塩は、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあるので、肝臓病の診断を受けた人では、使用する前に治療を行っている医師や処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである。
(4)ロペラミド塩酸塩が配合された止瀉薬は、食あたりや水あたりによる下痢の症状に用いられることを目的としており、食べすぎ・飲みすぎによる下痢、寝冷えによる下痢については適用対象でない。
回答と解説
ポイントテスト2
(1)〇
(2)×:次硝酸ビスマスではなく、タンニン酸アルブミン
(3)〇
(4)×:食べすぎ、飲みすぎの下痢に適応し、食あたりや水あたりによる下痢は適応対象外
(c) 瀉下成分
① 刺激性瀉下成分
腸管を刺激して反射的な腸の運動を引き起こすことによる瀉下作用を示す成分で、小腸刺激性のものと大腸刺激性のものがあります。
i) 小腸刺激性瀉下成分
ヒマシ油
ヒマシ(トウダイグサ科のトウゴマの種子)から得られた脂肪油を用いた生薬で、小腸でリパーゼの働きによる分解物が、小腸を刺激し瀉下作用を示します。
急激で強い瀉下作用があるため、腹痛または嘔吐の症状がある人、妊婦または妊娠中、授乳中の女性、3歳未満の乳幼児では使用を避けることとされています。
また防虫剤や殺鼠剤のような脂溶性の物質による中毒の際には使用を避ける必要があります(中毒症状を増悪させるおそれ)。
ii) 大腸刺激性瀉下成分
- 生薬:センナ(センナから抽出したセンノシド)、ダイオウ、アロエ、ジュウヤク、ケンゴシ
- ビサコジル
- ピコスルファートナトリウム
大腸を刺激して排便を促します。
服用時の注意点
- 腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがある。特に、センナおよびセンノシドについては、妊娠中の女性では、使用を避ける。
- センナ、センノシド、ダイオウについては、一部が乳汁中に移行するため授乳婦では使用を避けるか、使用期間中の授乳を避ける。
【センナ、センノシド、ダイオウ】
センノシドは、胃や小腸で消化されず、大腸に生息する腸内細菌により分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用を示します。
ダイオウもセンナと同様、センノシドを含み、大腸刺激性瀉下成分として用いられます。
ダイオウは各種の漢方処方の構成生薬であるが、瀉下作用により副作用として下痢が現れます。
【ビサコジル】
結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促します。また、結腸での水分の吸収を抑えて、糞便のかさを増大させる働きもあります。
内服薬のほか、浣腸薬(坐剤)としても用いられます。
内服薬の場合、腸内で溶けるように腸溶性コーティングがされているため、服用前後1時間以内は胃腸薬や牛乳の摂取は避けることととされています。
【ピコスルファートナトリウム】
胃や小腸では分解されず、大腸の腸内細菌によって分解されて、大腸への刺激作用を示します。
② 無機塩類
- 酸化マグネシウム
- 水酸化マグネシウム
- 硫酸マグネシウム
- 硫酸ナトリウム
腸内容物の浸透圧を高め、糞便中の水分量を増やすことで、大腸を刺激して排便を促します。
マグネシウム成分は腎臓病の人では、高マグネシウム血症を生じるおそれがあります。
また硫酸ナトリウムについては、血液中の電解質のバランスが損なわれ、心臓の負担が増加し、心臓病を悪化させるおそれがあります。
③ 膨潤性瀉下成分
- カルメロースナトリウム
- カルメロースカルシウム
腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくし瀉下作用を示します。
効果を高めるため、使用と併せて水分摂取が重要です。
同様な作用を期待して、プランタゴ・オバタの種子または種皮のような生薬成分も用いられます。
④ ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)
腸内容物に水分が浸透しやすくする作用があり、糞便中の水分量を増して柔らかくし瀉下作用を示します。
⑤ マルツエキス
主成分である麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促します。
瀉下薬としては比較的作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられます。
水分不足に起因する便秘には効果が期待できません。
漢方処方製剤
腸の不調を改善する漢方処方製剤
- 桂枝加芍薬湯
- 大黄甘草湯
- 大黄牡丹皮湯
- 麻子仁丸
桂枝加芍薬湯及び大黄甘草湯は、構成生薬としてカンゾウを含有
また大黄甘草湯、大黄牡丹皮湯、麻子仁丸は、構成生薬としてダイオウを含有
カンゾウ,マオウ,ダイオウを含む場合
それぞれ㋕,㋮,㋟で記載
① 桂枝加芍薬湯 ㋕
体力中等度以下で腹部膨満感のある人のしぶり腹、腹痛、下痢、便秘に適すとされる。
② 大黄甘草湯 ㋕㋟
体力に関わらず使用できる。便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、食欲不振、腹部膨満、腸内異常発酵、痔などの症状の緩和に適す。
③ 大黄牡丹皮湯 ㋟
体力中等度以上で、下腹部痛があって、便秘しがちなものの月経不順、月経困難、月経痛、便秘、痔に適す。
月経不順、月経困難に対して用いる場合には、比較的長期間(1ヶ月位)服用されることがある。
④ 麻子仁丸 ㋟
体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの便秘、便秘に伴う頭重、のぼせ、湿疹・皮膚炎、ふきでもの、食欲不振、腹部膨満、腸内異常醗酵、痔などの症状の緩和に適す。
ポイントテスト3
下記問題を正誤で答えよ(回答は下)
(1)センノシドは、胃や小腸で消化されないが、大腸に生息する腸内細菌によって分解され、分解生成物が大腸を刺激して瀉下作用をもたらすと考えられている。
(2)ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)は、腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促すとされている。
(3)マルツエキスは、細菌感染による下痢の症状を鎮めることを目的として用いられる。
(4) ヒマシ油は、小腸でリパーゼの働きによって生じる分解物が、小腸を刺激することで瀉下作用をもたらすと考えられており、比較的瀉下作用が穏やかなため、主に乳幼児の便秘に用いられる。
(5)カルメロースカルシウムは、腸管内で水分を吸収して腸内容物に浸透し、糞便のかさを増やすとともに糞便を柔らかくすることによる瀉下作用を目的として、配合されている場合がある。
回答と解説
ポイントテスト3
(1)〇
(2)×:DSSは腸内容物に水分が浸透しやすくすることによる瀉下作用を示す。
(3)×:下痢ではなく、便秘解消。
(4)×:瀉下作用が強く、3歳未満の乳幼児の使用は避ける。
(5)〇
3)相互作用、受診勧奨
【相互作用】
ヒマシ油
駆虫薬は駆除した寄生虫の排出を促すため瀉下薬が併用されることがありますが、ヒマシ油と併用した場合には、駆虫成分が吸収されやすくなり、全身性の副作用を生じる危険性が高まるため、ヒマシ油と駆虫薬の併用は避ける必要があります。
整腸剤と殺菌成分
生菌成分が配合された整腸薬に、腸内殺菌成分の止瀉薬が併用された場合、生菌成分の働きが腸内殺菌成分によって弱められます。
食事との相互作用
食品にも緩下作用を示すものがあり、瀉下剤との相互作用に注意するべきです。
【受診勧奨】
下痢は、有害な物質を排出する防御反応です。
一般用医薬品の使用はあくまで対症療法であり、原因の特定やその解消が図られることが重要です。
発熱を伴う腸内感染性の下痢の可能性や、便に血が混じる場合には、赤痢や腸管出血性大腸菌(O157等)、潰瘍性大腸炎、大腸癌などによる腸管出血の可能性もあるため、止瀉薬によって下痢を止めることでかえって症状の悪化を招くことがあります。
また下痢と便秘が繰り返し現れる過敏性腸症候群の場合もあり、医師の診療を受けるなどの対応が必要です。
瀉下薬は一時的な使用に留めるのが望ましく、特に、刺激性瀉下成分は、繰り返し使用すると腸管の感受性が低下して効果が弱まります。
大腸刺激性瀉下成分配合の瀉下止瀉薬は、服用してから数時間後に効果のあるものが多く、就寝前に服用して起床時に効果を求めると、排便のリズムが付きやすくなります。
ただ、毎日漫然と連続服用していると、腸の運動が緩慢になり服用量を増やさないと効果が出なくなることがあるため、毎日の排便が滞るような時は、無機塩類や膨潤性瀉下成分の製剤や整腸成分の製剤を並行して使用したり、食物繊維を積極的に摂取したりするなど、大腸刺激性瀉成分のみに依存しない方法を指導することが必要です。
ページ内の薬剤一覧
腸の薬 | ||||
分類 | 成分名 | 作用 | ||
整腸成分 | 生菌成分 | ビフィズス菌 | 腸内細菌のバランスを整える | |
アシドフィルス菌 | ||||
ラクトミン | ||||
乳酸菌 | ||||
酪酸菌 | ||||
生薬 | ケツメイシ | 整腸作用 | ||
ゲンノショウコ | ||||
アセンヤク | ||||
その他 | トリメブチンマレイン酸塩 | 消化管の平滑筋に直接作用し、運動を調整す | ||
止瀉薬 |
収斂成分 | 次没食子酸ビスマス | 腸粘膜をひきしめることにより、腸粘膜を保護 | |
次硝酸ビスマス | ||||
タンニン酸アルブミン | ||||
ロペラミド塩酸塩 | 食べ過ぎによる下痢 | |||
腸内殺菌成分 | ベルベリン塩化物 | 細菌感染による下痢の症状を鎮める | ||
タンニン酸ベルベリン | ||||
アクリノール | ||||
吸着成分 | 炭酸カルシウム | 腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させる | ||
沈降炭酸カルシウム | ||||
乳酸カルシウム | ||||
リン酸水素カルシウム | ||||
天然ケイ酸アルミニウム | ||||
ヒドロキシナフトエ酸アルミニウム | ||||
カオリン | ||||
薬用痰 | ||||
生薬成分 | 木クレオソート | 過剰な腸管の蠕動運動を正常化し、水分や電解質の分泌抑制 | ||
瀉下成分 | 刺激性瀉下 | 小腸刺激 | ヒマシ油 | 小腸でリパーゼによって生じる分解物が、小腸を刺激し瀉下作用を示す。 |
大腸刺激 | センナ、センノシド、ダイオウ | 大腸を刺激して排便を促します。 | ||
ビサコジル | ||||
ピコスルファートナトリウム | ||||
アロエ | ||||
ジュウヤク | ||||
ケンゴシ | ||||
無機塩類 | 酸化マグネシウム | 腸内容物の浸透圧を高め、水分量増やすことで、大腸を刺激して排便を促す | ||
水酸化マグネシウム | ||||
硫酸マグネシウム | ||||
硫酸ナトリウム | ||||
膨潤性瀉下成分 | カルメロースナトリウム | 水分を吸収し、糞便のかさを増し柔らかくする | ||
カルメロースカルシウム | ||||
その他 | ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS) | 腸内容物に水分が浸透しやすくする作用 | ||
マルツエキス | ガスによって便通を促す | |||
漢方処方製剤 | 桂枝加芍薬湯 ㋕ | しぶり腹、下痢、便秘 | ||
大黄甘草湯 ㋕㋟ | 便秘、便秘に伴う頭重、ふきでもの | |||
大黄牡丹皮湯 ㋟ | 下腹部痛があって、便秘がちな月経不順 | |||
麻子仁丸 ㋟ | 便が硬く塊状な便秘 |