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2018年 茨城 栃木 群馬 新潟 山梨 長野の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問11~20


2018年(H30)【茨城 栃木 群馬 新潟 山梨 長野】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

第3章 主な医薬品とその作用 問11~20

問11 気管支拡張作用のあるマオウに関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 発汗促進、尿量増加(利尿)の作用も期待される。

b 心臓病、高血圧、糖尿病の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。

c 副交感神経系を刺激して気管支を拡張させる。

  a b c
1 正 正 正
2 正 誤 正
3 正 正 誤
4 誤 正 正

 

 

解説

  1. 誤:交感神経を刺激して気管支を拡張させます。

正解 3

出題範囲のページ

第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

 


問12 強心薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 強心薬には、心筋に作用して、その収縮力を高めるとされる成分が主体として配合される。

b センソは、通常用量においても悪心(吐きけ) 、嘔吐の副作用が現れることがある。

c ジャコウは、ウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を鎮める等の作用がある。

  a b c
1 正 正 誤
2 正 誤 正
3 正 誤 誤
4 誤 正 正
5 誤 正 誤

 

 

解説

  1. 誤:ジャコウではなくゴオウの説明文です。

正解 1

出題範囲のページ

第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

 


問13 高コレステロール改善薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a ビタミンEは、コレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、末梢血管における血行を促進する作用があるとされる。

b リボフラビンを摂取後、尿が黄色くなる場合は、直ちに服用を中止しなければならない。

c 大豆油不鹸化物(ソイステロール)には、腸管におけるコレステロールの吸収を抑える働きがあるとされる。

d 高コレステロール改善薬は、結果的に生活習慣病の予防につながるものであるが、ウエスト周囲径(腹囲)を減少させるなどの痩身効果を目的とする医薬品ではない。医薬品の販売等に従事する専門家においては、購入者等に対してその旨を説明する等、正しい理解を促すことが重要である。

  a b c d
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 正
3 正 誤 誤 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

  1. 誤:尿が黄色くなることがあるが、服用を中止する必要はありません。

正解 2

出題範囲のページ

第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

 


問14 貧血及び貧血用薬(鉄製剤)とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 貧血の症状がみられる以前から予防的に貧血用薬を服用することは適当である。

b 鉄分は、赤血球が酸素を運搬する上で重要なヘモグロビンの産生に不可欠なミネラルである。

c 貧血用薬を服用する前後 30 分にタンニン酸を含む飲食物(緑茶、紅茶、コーヒー等)を摂取すると、タンニン酸と反応して鉄の吸収が促進される。

  a b c
1 正 正 誤
2 正 誤 正
3 正 誤 誤
4 誤 正 正
5 誤 正 誤

 

 

解説

  1. 誤:予防的に貧血用薬の服用は適当ではありません。
  2. 誤:タンニン酸と鉄が反応すると、鉄の吸収が低下します。

正解 5

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第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

 


問15 循環器用薬に含まれている成分であるユビデカレノンに関する次の記述の正誤につい て、正しい組合せはどれか。

a 別名コエンザイムQ10 とも呼ばれる。

b 心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を抑えることによって、血液循環の改善効果を示すとされる。

c ユビデカレノンを含む食品と強心薬等の併用により、胃部不快感や吐きけ、下痢等の副作用が現れやすくなるおそれがある。

d 小児において心疾患による動悸、息切れ、むくみの症状があるような場合には、医師の診療を受けることが優先されるべきであるが、15 歳未満の小児向けの製品も存在する。

 a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 誤 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 正 正
5 誤 正 誤 正

 

 

解説

  1. 誤:収縮力を高め、血液循環の改善効果を示します。
  2. 誤:ユビデカレノンの15歳未満の小児向け製品はありません。

正解 2

出題範囲のページ

第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬


問16 婦人薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a エストラジオールは、妊娠中でも安全に使用することができる。

b エチニルエストラジオールは、長期連用することにより、血栓症を生じるおそれがある。

c センキュウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。

d 桂枝茯苓丸は、まれに重篤な副作用として間質性肺炎を生じることが知られている。

  a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 誤 誤 誤
3 誤 正 正 誤
4 誤 正 誤 正
5 誤 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤:妊娠中の使用により胎児に先天性異常が報告されています。
  2. 誤:間質性肺炎ではなく、肝機能障害です。

正解 3

出題範囲のページ

第3章-13日目:Ⅵ 婦人薬

 


問17 次の表は、ある内服アレルギー用薬に含まれている成分の一覧である。
4カプセル中
プソイドエフェドリン塩酸塩   120 mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 8 mg
ベラドンナ総アルカロイド    0.4 mg
無水カフェイン         100 mg

この内服アレルギー用薬に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a プソイドエフェドリン塩酸塩は、鼻腔内の刺激を伝達する副交感神経系の働きを抑えることによって、鼻汁分泌やくしゃみを抑えることを目的として配合されている。

b プソイドエフェドリン塩酸塩は、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある。

c クロルフェニラミンマレイン酸塩は、ヒスタミンが受容体と反応するのを妨げることにより、その働きを抑える作用を示す。

d ベラドンナ総アルカロイドは、抗炎症成分であり、皮膚や鼻粘膜の炎症を和らげることを目的として配合されている。

1(a、c) 2(a、d)
3(b、c) 4(b、d) 5(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:プソイドエフェドリン塩酸塩は、交感神経を刺激し、鼻粘膜の血管を収縮させることで、充血や腫れを和らげます。
  2. 誤:ベラドンナ総アルカロイドは抗コリン成分で、鼻汁分泌やくしゃみを抑えます。

正解 3

出題範囲のページ

第3章-14日目:Ⅶ 内服アレルギー用薬

 


問18 ヒスタミン及び抗ヒスタミン成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 生体内伝達物質であるヒスタミンは、脳の下部にある睡眠・覚醒に大きく関与する部位で覚醒の維持・調節を行う働きを担っている。

b 抗ヒスタミン成分は、抗コリン作用も示すため、緑内障の診断を受けた人は使用する前にその適否を医師等に相談すべきである。

c 抗ヒスタミン成分であるメキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。

  a b c
1 正 正 正
2 正 正 誤
3 正 誤 正
4 誤 正 誤
5 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 正:そのため、抗ヒスタミン成分には眠気の副作用があります。

正解 1

出題範囲のページ

第3章-14日目:Ⅶ 内服アレルギー用薬

 


問19 鼻に用いる薬とその成分に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると鼻粘膜の血管が拡張して二次充血を招き、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。

b クロモグリク酸ナトリウムは、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効である。

c 鼻粘膜の過敏症(痛みや痒みなど)を抑えることを目的として、ベンザルコニウム塩化物が配合されている場合がある。

d 一般用医薬品の鼻炎用点鼻薬の対応範囲は、急性又はアレルギー性の鼻炎及びそれらに伴う副鼻腔炎の他、蓄膿症などの慢性のものも対象となる。

  a b c d
1 正 正 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 誤 正
4 誤 誤 正 正
5 誤 誤 正 誤

 

 

解説

  1. 誤:ベンザルコニウム塩化物は殺菌消毒成分です。
  2. 誤:慢性疾患には適応がないため、蓄膿症は適応外です。

正解 2

出題範囲のページ

第3章-15日目:Ⅷ 点鼻薬

 


問20 一般用検査薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。

a 悪性腫瘍や心筋梗塞など重大な疾患の診断に関係するものは、一般用検査薬の対象外である。

b 一般用検査薬の検査に用いる検体は、尿、糞便、血液などの採取が容易なものである。

c 通常、尿は弱酸性であるが、食事その他の影響で中性~弱アルカリ性に傾くと、正確な検査結果が得られなくなることがある。

d 一般用検査薬では、検査結果が擬陰性・擬陽性となることはない。

  a b c d
1 正 正 誤 誤
2 誤 正 誤 誤
3 正 誤 正 誤
4 誤 誤 正 正
5 正 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤:尿や、糞便は正解ですが、血液の採取は侵襲性を伴うため、一般用検査薬の検体にはなりません。

正解 3

出題範囲のページ

第3章-26日目:ⅩⅥ 一般用 検査薬


出題範囲の解説ページまとめ

問11   :第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

問12~13:第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 、高コレステロール

問14~15:第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

問16     :第3章-13日目:Ⅵ 婦人薬

問17~18:第3章-14日目:Ⅶ 内服アレルギー用薬

問19     :第3章-15日目:Ⅷ 点鼻薬

問20   :第3章-26日目:ⅩⅥ 一般用 検査薬

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