2019年【茨城 栃木 群馬 新潟 山梨 長野】
登録販売者の過去問題を解説しています。
疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。
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第5章 医薬品の適正使用と安全対策 問111~120
問111 医薬品副作用被害救済制度に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 殺虫剤・殺鼠剤、ワセリン等の一部の日局収載医薬品は救済制度の対象とならないが、一般用検査薬は救済制度の対象となる。
- 遺族年金は、生計維持者が医薬品の副作用により死亡した場合に、その遺族の生活の立て直し等を目的として給付されるものであり、最高 10 年間を給付の限度とする。
- 救済事業を運営している(独)医薬品医療機器総合機構に相談窓口がある。
- 製薬企業の社会的責任に基づく公的制度として運営が開始された。
解説
- 誤:一般用検査薬も救済制度の対象とならない。
- 正
- 正
- 正
救済制度の対象とならない医薬品
- 要指導医薬品、一般用医薬品では、殺虫剤・殺鼠剤、殺菌消毒剤(人体に直接使用するものを除く)、一般用検査薬、一部の日局収載医薬品(精製水、ワセリン等)
- 製品不良など、製薬企業に損害賠償責任がある場合
- 無承認無許可医薬品(個人輸入医薬品も含む)
正解 1
出題範囲のページ
問112 医薬品副作用被害救済制度に関する次の記述について、( )の中に入れるべき 字句の正しい組合せはどれか。
健康被害を受けた本人又は家族の給付請求を受けて、その健康被害が医薬品の副作用によるものかどうか、医薬品が適正に使用されたかどうかなど、医学的薬学的判断を要する事項について( a )の諮問・答申を経て、( b )が判定した結果に基づいて、医療費、障害年金、遺族年金等の各種給付が行われる。
a b
- (独)医薬品医療機器総合機構 薬事・食品衛生審議会
- 薬事・食品衛生審議会 都道府県知事
- 薬事・食品衛生審議会 厚生労働大臣
- 都道府県知事 薬事・食品衛生審議会
- (独)医薬品医療機器総合機構 厚生労働大臣
問113 医薬品の適正使用及びその啓発活動に関する次の記述の正誤について、正しい組合せはどれか。
- 薬物乱用防止を一層推進するため、「ダメ。ゼッタイ。」普及運動が実施されている。
- 保健衛生の維持向上に貢献することを目的とし、「薬と健康の週間」として、広報活動やイベント等が実施されている。
- 医薬品の大量摂取やアルコールとの同時摂取による急性中毒から転倒、昏睡、死亡にいたった事例が報告されている。
- 登録販売者は、適切なセルフメディケーションの普及定着、医薬品の適正使用の推進のため、啓発活動に参加、協力することが期待される。
a b c d
1 正 正 正 正
2 正 正 正 誤
3 正 正 誤 正
4 正 誤 正 正
5 誤 正 正 正
問114 一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項において、「次の診断を受けた人」 の項目欄に記載される基礎疾患等と、それに関連する成分等に関する次の組合せのうち、正しいものの組合せはどれか。
基礎疾患等 成分等
- 貧血 - エテンザミド
- 腎臓病 - 酸化マグネシウム
- 心臓病 - マオウ
- 高血圧 - アスピリン
1(a、c) 2(a、d) 3(b、c)
4(b、d) 5(c、d)
解説
- 誤:貧血はピペラジンを含む成分に記載されている。
- 正
- 正
- 誤:高血圧は鼻炎用点鼻薬やアドレナリン作動成分、マオウ、グリチルリチン酸を含む成分 (1日用量がグリチルリチン酸として40mg 以上、又はカンゾウとして1g以 上を含有する場合)に記載されている。
正解 3
出題範囲のページ
問115 一般用医薬品の添付文書の「相談すること」の項において、「モノアミン酸化酵素阻害剤(セレギリン塩酸塩等)で治療を受けている人」と記載されている成分は、次のうちどれか。
1 テオフィリン
2 フェルビナク
3 ブロメライン
4 ピコスルファートナトリウム
5 プソイドエフェドリン塩酸塩
解説
- 誤
- 誤
- 誤
- 誤
- 正:プソイドエフェドリン塩酸塩は モノアミン酸化酵素阻害剤との相互作用によっ て、血圧を上昇させるおそれがあるため記載されている。
正解 5
出題範囲のページ
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問116 一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項において、「服用後、乗物 又は機械類の運転操作をしないこと」と記載されている成分は、次のうちどれか。
- インドメタシン
- スコポラミン臭化水素酸塩水和物
- 合成ヒドロタルサイト
- 無水カフェイン
解説
- 誤
- 正:スコポラミン臭化水素酸塩水和物は眠気や目のかすみ、異常なまぶしさを生じることがあるため記載されている。
- 誤
- 誤
正解 2
出題範囲のページ
問117 一般用医薬品の添付文書の「次の人は使用(服用)しないこと」の項において、 「本剤又は本剤の成分、牛乳によるアレルギー症状を起こしたことがある人」と記載されている成分は、次のうちどれか。
- 亜硫酸ナトリウム
- タンニン酸アルブミン
- ヒアルロン酸ナトリウム
- リドカイン
- ホウ酸
問118 一般用医薬品の添付文書の「してはいけないこと」の項において、「次の人は使用 (服用)しないこと」の項目欄に「妊婦又は妊娠していると思われる人」と記載されている主な成分・薬効群と、その理由に関する次の組合せの正誤のうち、正しい組合せはどれか。
主な成分・薬効群 | 理由 | |
a | センノシド | 子宮収縮が抑制されるため |
b | ヒマシ油類 | 腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため |
c | エチニルエストラジオール | 妊娠中の女性ホルモン成分の摂取によって、胎児の先天性異常の発生が報告されているため |
d | オキセサゼイン | 妊娠中における安全性は確立されていないため |
a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 誤
3 正 正 誤 誤
4 正 誤 誤 正
5 誤 正 正 正
解説
- 誤:センノシドは腸の急激な動きに刺激されて流産・早産を誘発するおそれがあるため、「相談すること」の項において「妊婦又は妊娠していると思われる人」と記載されている。
- 正
- 正
- 正
正解 5
出題範囲のページ
問119 次の表は、ある制酸薬に含まれている成分の一覧である。
3包中 スクラルファート水和物 1,500 mg ケイ酸アルミン酸マグネシウム 1,125 mg ロートエキス 30 mg アズレンスルホン酸ナトリウム 6 mg L-グルタミン 400 mg 合成ヒドロタルサイト 270 mg |
次のうち、この制酸薬の添付文書の「相談すること」の項において、 「次の診断を受けた人」 の項目欄に記載されている事項として、正しいものはどれか。
- 腎臓病
- てんかん
- 糖尿病
- 胃・十二指腸潰瘍
解説
- 正:スクラルファート水和物はアルミニウムを含有し、合成ヒドロタルサイト、ケイ酸アルミン酸マグネシウムはアルミニウムとマグネシウムを含有するため。
- 誤
- 誤
- 誤
正解 1
出題範囲のページ
問120 次の漢方製剤のうち、鬱血性心不全、心室頻拍の副作用が現れることがあるため、 一般用医薬品の添付文書において、「症状があるときのみの服用にとどめ、連用しな いこと」と記載されているものはどれか。
- 芍薬甘草湯
- 大黄牡丹皮湯
- 柴胡加竜骨牡蠣湯
- 黄連解毒湯
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2019年 茨城 栃木 群馬 新潟 山梨 長野の登録販売者試験 過去問題
内容 | 問題(解説付き) | 模擬試験用(解説なし) | |||
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 | 21~30 | 31~40 | |||
第2章 人体の働きと医薬品 | 41~50 | 51~60 | |||
第3章 主な医薬品とその作用 | 61~70 | 71~80 | 81~90 | 91~100 | |
第4章 薬事関係法規・制度 | 1~10 | 11~20 | |||
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 | 101~110 | 111~120 |