2019年 富山 石川 岐阜 静岡 愛知 三重の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問31~40


2019年【富山 石川 岐阜 静岡 愛知 三重】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

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第3章 主な医薬品とその作用 問31~40

問31 第1欄の記述は、健胃薬に配合されることがある生薬成分に関するものである。該当する生薬成分は第2欄のどれか。

第1欄

クマ科のヒグマその他近縁動物の胆汁を乾燥したものを基原とする生薬で、苦味による健胃作用を期待して用いられるほか、消化補助成分として配合される場合もある。

第2欄

1 リュウタン
2 ユウタン
3 レイヨウカク
4 ゴオウ
5 ケイヒ

 

 

解説

リュウタンとユウタンの入れ替え問題はよく出題されます。注意しておきましょう。

  1. 誤:リュウタンはリンドウ科のトウリンドウ等の根及び根茎を基原とする生薬で苦味による健胃作用がある。 
  2. 誤:レイヨウカクはウシ科のサイカレイヨウ(高鼻レイヨウ)等の角を基原とする生薬で、緊張や興奮を鎮める作用等を期待して用いられる。 
  3. 誤:ゴオウはウシ科のウシの胆嚢中に生じた結石を基原とする生薬で、強心作用のほか、末梢血管の拡張による血圧降下、興奮を静める作用がある。 
  4. 誤:ケイヒはクスノキ科のシンナモムム・カッシアの樹皮又は周皮の一部を除いたものを基原とする生薬で香りによる健胃作用がある。 

正解 2

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第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬

 


問32 胃腸に作用する薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  1. ベルべリン塩化物は、腸粘膜のタンパク質と結合して不溶性の膜を形成し、腸粘膜をひきしめること(収斂)により、腸粘膜を保護することを目的として配合されている場合がある。
  2. トリメブチンマレイン酸塩は、消化管(胃及び腸)の平滑筋に直接作用して、消化管の運動を調整する作用(消化管運動が低下しているときは亢進的に、運動が亢進しているときは抑制的に働く。)があるとされる。
  3. タンニン酸アルブミンは、腸管内の異常発酵等によって生じた有害な物質を吸着させることを目的として配合されている場合がある。
  4. ロペラミド塩酸塩は、腸管の運動を低下させる作用を示し、胃腸鎮痛鎮痙薬との併用は避ける必要がある。

1(a、c) 2(b、c)
3(b、d) 4(a、d)

 

 

解説

  1. 誤:ベルベリン塩化物は殺菌成分で、細菌感染による下痢の症状を鎮める。
  2. 誤:タンニン酸アルブミンは腸粘膜のタンパク質と結合して膜を形成し、腸粘膜をひきしめる(収斂)ことにより、腸粘膜を保護する。

正解 3

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第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

 


問33 瀉下薬の配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 酸化マグネシウムは、腸内容物の浸透圧を高めることで糞便中の水分量を増し、また、大腸を刺激して排便を促すことを目的として配合されている場合がある。
  2. ヒマシ油は、比較的作用が穏やかなため、主に3歳未満の乳幼児の便秘に用いられる。
  3. ビサコジルは、大腸のうち特に結腸や直腸の粘膜を刺激して、排便を促すと考えられてい る。
  4. マルツエキスは、腸内容物に水分を浸透しやすくする作用があり、水分不足に起因する便秘に効果がある。

  a b c d
1 正 誤 誤 正
2 誤 誤 正 誤
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 誤 正 誤 誤

 

 

解説

  1. 誤:ヒマシ油は急激で強い瀉下作用があるため、3歳未満の乳幼児では使用を避ける。
  2. 誤:マルツエキスは主成分である麦芽糖が腸内細菌によって分解(発酵)して生じるガスによって便通を促す。

正解 4

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第3章-8日目:Ⅲ-② 腸の薬

 


問34 胃腸鎮痛鎮痙薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  1. 複数の胃腸鎮痛鎮痙薬が併用された場合、泌尿器系や循環器系、精神神経系などに対する作用(副作用)が現れやすくなるため、胃腸鎮痛鎮痙薬を使用している間は、他の胃腸鎮痛鎮痙薬の使用を避けることとされている。
  2. パパベリン塩酸塩は、抗コリン成分であり、胃痛、腹痛、さしこみ(疝痛、癪)を鎮める作用を示すほか、胃酸過多や胸やけに対する効果も期待して用いられる。
  3. オキセサゼインは、局所麻酔作用のほか、胃液分泌を抑える作用もあるとされている。また、妊娠中や小児における安全性が確立されている。
  4. ブチルスコポラミン臭化物については、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラ キシー)を生じることが知られている。

1(a、c) 2(b、c)
3(b、d) 4(a、d)

 

 

解説

  1. 誤:パパベリン塩酸塩は抗コリン成分と異なり、消化管の平滑筋に直接働いて胃腸の痙攣を鎮める作用を示すため、胃液分泌を抑える作用はない。
  2. 誤:オキセサゼインは妊娠中や15歳未満の小児の使用は避ける。

正解 4

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙,浣腸, 駆虫薬

 


問35 浣腸薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、小腸及び大腸内に適用される医薬品である。
  2. 乳幼児では、浣腸薬の安易な使用を避けることとされている。
  3. 腹痛が著しい場合や便秘に伴って吐きけや嘔吐が現れた場合には、急性腹症(腸管の狭窄、 閉塞、腹腔内器官の炎症等)の可能性があり、浣腸薬の配合成分の刺激によってその症状を悪化させるおそれがある。
  4. 注入剤を半量等使用した場合、残量を密封して冷所に保存すれば、感染のおそれがないので再利用できる。

  a b c d
1 誤 正 正 誤
2 正 誤 正 正
3 誤 正 誤 正
4 正 誤 正 誤
5 正 正 誤 正

 

 

解説

  1. 誤:浣腸薬は、便秘の場合に排便を促すことを目的として、直腸内に適用される医薬品です。
  2. 誤:浣腸薬を半量等を使用する場合、残量を再利用すると感染のおそれがあるので使用後は廃棄する。 

正解 1

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙,浣腸, 駆虫薬

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問36 駆虫薬及びその配合成分に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. 駆虫薬は、消化管内容物の消化・吸収に伴って駆虫成分の吸収が高まることから、食後に使用することとされているものが多い。
  2. ピペラジンリン酸塩は、アセチルコリン伝達を妨げて、回虫及び蟯虫の運動筋を麻痺させる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
  3. カイニン酸は、回虫に痙攣を起こさせる作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。
  4. サントニンは、回虫の自発運動を抑える作用を示し、虫体を排便とともに排出させることを目的として用いられる。

 

 

解説

  1. 誤:駆虫薬は食後の服用では駆虫成分の吸収が高まることから、空腹時に使用するものが多い。

正解 1

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第3章-9日目:Ⅲ-③胃腸鎮痛鎮痙,浣腸, 駆虫薬

 


問37 強心薬に配合される生薬成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  1. センソが配合された丸薬、錠剤等の内服固形製剤は、口中で噛み砕くと舌等が麻痺するこ とがあるため、噛まずに服用することとされている。
  2. 一般用医薬品では、センソの1日用量が5mg以下となるよう用法・用量が定められており、 それに従って適正に使用される必要がある。なお、通常用量においても、悪心(吐きけ)、 嘔吐の副作用が現れることがある。
  3. ジャコウは、シカ科のマンシュウアカジカ又はマンシュウジカの雄のまだ角化していない、 若しくは、わずかに角化した幼角を基原とする生薬で、強心作用の他、強壮、血行促進等の作用があるとされる。
  4. リュウノウは、心筋に直接刺激を与え、その収縮力を高める作用(強心作用)があるとさ れる。

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:ジャコウはシカ科のジャコウジカの雄の麝[じゃ]香腺分泌物を基原とする生薬で、強心作用のほか、呼吸中枢を刺激して呼吸機能を高め、意識をはっきりさせる。
  2. 誤:リュウノウは中枢神経系の刺激作用による気つけ効果を期待して用いられる。 

正解 1

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第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 ,高コレステロール

 


問38 血中コレステロール及び高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせはどれか。
  1. リポタンパク質は比重によっていくつかの種類に分類されるが、そのうち低密度リポタンパク質(LDL)は、末梢組織のコレステロールを取り込んで肝臓へと運ぶリポタンパク質である。
  2. ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成するとされ、肝臓におけるコレステロールの代謝を促す効果を期待して用いられる。
  3. ビタミンB2(リボフラビン酪酸エステル等)は、コレステロールの生合成抑制と排泄・ 異化促進作用、中性脂肪抑制作用、過酸化脂質分解作用を有すると言われている。
  4. ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)は、LDL等の異化排泄を促進し、リポタンパクリパーゼ活性を高めて、高密度リポタンパク質(HDL)産生を高める作用があるとさ れる。

1(a、b) 2(b、c)
3(c、d) 4(a、d)

 

 

解説

  1. 誤:低密度リポタンパク質(LDL)はコレステロールを肝臓から末梢組織へと運ぶ。
  2. 誤:ビタミンEはコレステロールからの過酸化脂質の生成を抑えるほか、血行を促進し、血中コレステロール異常に伴う末梢血行障害を緩和する。

正解 2

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第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 ,高コレステロール

 


問39 貧血用薬(鉄製剤)及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせはどれか。
  1. 貧血は、その原因によりビタミン欠乏性貧血、鉄欠乏性貧血等に分類されるが、鉄製剤で改善できるのは、鉄欠乏性貧血のみである。
  2. 鉄分の吸収は空腹時のほうが高いとされているが、消化器系への副作用を軽減するには、食後に服用することが望ましい。
  3. 服用の前後30分以内に緑茶やコーヒーを摂取すると、それらに含まれているタンニン酸によって、鉄の吸収が良くなる。
  4. コバルトは、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進する目的で、硫酸コバルトが配合されている場合がある。

  a b c d
1 誤 誤 正 正
2 正 誤 誤 正
3 正 正 誤 誤
4 正 正 正 誤
5 誤 正 正 正

 

 

解説

  1. 誤:タンニン酸と反応して鉄の吸収が悪くなる。
  2. 誤:コバルトは赤血球ができる過程で必要不可欠なビタミンB12の構成成分であり、骨髄での造血機能を高める。 

正解 3

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第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

 


問40 循環器用薬に配合されるユビデカレノンに関する記述について、( )の中に入れるべ き字句の正しい組み合わせはどれか。

肝臓や心臓などの臓器に多く存在し、エネルギー代謝に関与する( a )の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際に( b )とともに働く。 ( c )の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示すとされる。

  a     b      c
1 ホルモン ビタミンC  平滑筋
2 ホルモン ビタミンB群 心筋
3 酵素   ビタミンB群 平滑筋
4 酵素   ビタミンC  心筋
5 酵素   ビタミンB群 心筋

 

 

解説

  1. 酵素
  2. ビタミンB群
  3. 心筋

ユビデカレノンは別名コエンザイムQ10ともいう。

正解 5

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第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

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2019年 富山 石川 岐阜 静岡 愛知 三重の登録販売者試験 過去問題  

内容 問題(解説付き) 模擬試験用(解説なし)
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 1~10 11~20

午前問題

答え

午後問題

答え

第2章 人体の働きと医薬品 61~70 71~80
第3章 主な医薬品とその作用 21~30 31~40 41~50 51~60
第4章 薬事関係法規・制度 81~90 91~100
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 101~110 111~120

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執筆者: 吉川 泰紀

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