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2019年 香川 愛媛 高知の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問21~30


2019年【香川 愛媛 高知】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

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第3章 主な医薬品とその作用 問21~30

問21 かぜ薬に配合される成分とその主な作用の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

  (配合成分) (主な作用)

  1. セミアルカリプロティナーゼ - 抗炎症作用
  2. ノスカピン - 鼻汁分泌抑制作用
  3. クロルフェニラミンマレイン酸塩 - 鎮咳作用
  4. ブロムヘキシン塩酸塩 - 去痰作用

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:ノスカピン - 鎮咳作用(非麻薬性)
  2. 誤:クロルフェニラミンマレイン酸塩 - くしゃみや鼻汁を抑える(抗ヒスタミン成分)

正解 2

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第3章-1日目:Ⅰ-① かぜ薬

 


問22 アスピリンに関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。
  1. アスピリンは、15 歳未満の者に対しても、一般用医薬品として使用できる。
  2. アスピリンは、胎児や出産時の母体の影響を考慮して、出産予定日 21 週間以内の使用を避ける。
  3. アスピリンは、他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしにくく、胃粘膜への悪影響がない。
  4. アスピリンは、まれに重篤な副作用として肝機能障害を生じることがあり、主な症状に、全身倦怠感、黄疸のほか、発熱、発疹、皮膚の掻痒感、吐き気がある。

 

 

解説

  1. 誤:アスピリンは一般用医薬品では15歳未満の小児に使用禁止である。
  2. 誤:アスピリンは出産予定日12週間以内の使用を避ける。
  3. 誤:アスピリンは他の解熱鎮痛成分に比較して胃腸障害を起こしやすい。

正解 4

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第3章-2日目:Ⅰ-②: 解熱鎮痛薬

 


問23 眠気を促す薬に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. ジフェンヒドラミン塩酸塩は、抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用は弱い。
  2. 脳内におけるヒスタミン刺激が低下すると眠気が促されるため、この作用を期待してブロモバレリル尿素が配合されている製品がある。
  3. センソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウの生薬成分が複数配合されている製品がある。
  4. アリルイソプロピルアセチル尿素は、反復して摂取すると依存を生じ、これらの成分が配合された医薬品は、本来の目的から逸脱した使用(乱用)がなされることがある。

下欄
  a b c d
1 誤 誤 正 誤
2 誤 正 誤 正
3 正 誤 正 正
4 誤 誤 誤 正
5 正 正 誤 誤

 

 

解説

  1. 誤:ジフェンヒドラミン塩酸塩は抗ヒスタミン成分の中でも特に中枢作用が強い
  2. 誤:ブロモバレリル尿素は抗ヒスタミン成分ではなく、鎮静成分である。
  3. 誤:センソ、ゴオウ、ジャコウ、ロクジョウはどれも強心作用を示す生薬成分である。

正解 4

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第3章-3日目:Ⅰ-③: 睡眠に関する医薬品

 


問24 カフェインに関する次の記述について、( )に入れるべき字句の正しい組み合わせを下欄から選びなさい。

眠気防止薬におけるカフェインの1回摂取量はカフェインとして( a )、1日摂取量はカフェインとして( b )が上限とされている。

下欄
 a    b
1 20mg  50mg
2 20mg  100mg
3 50mg   200mg
4 200mg 500mg
5 400mg 1,000mg

 

 

解説

  1. 200mg
  2. 500mg

正解 4

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第3章-3日目:Ⅰ-③: 睡眠に関する医薬品

 


問25 鎮暈薬に関する次の記述について、正しいものを1つ選びなさい。
  1. スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、他の抗コリン成分と比べて脳内に移行しやすいとされるが、腎臓で速やかに代謝されるため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。
  2. 乗物酔いの発現には、不安や緊張などの心理的な要因による影響も大きく、それらを和らげることを目的として、アミノ安息香酸エチルが配合されている場合がある。
  3. ジフェニドール塩酸塩は、内耳にある前庭と脳を結ぶ神経(前庭神経)の調節作用のほか、内耳への血流を改善する作用を示す。
  4. メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べて作用が現れるのが早く持続時間が長い。

 

 

解説

  1. 誤:スコポラミン臭化水素酸塩水和物は、肝臓で速やかに代謝されるため、抗ヒスタミン成分等と比べて作用の持続時間は短い。
  2. 誤:アミノ安息香酸エチルではなく、鎮静成分のブロモバレリル尿素アリルイソプロピルアセチル尿素が配合される場合がある。
  3. 誤:メクリジン塩酸塩は、他の抗ヒスタミン成分と比べ作用発現が遅く持続時間が長い。

正解 3

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第3章-4日目:Ⅰ-④: 鎮暈薬 (めまい止め)と小児鎮静薬について

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問26 次のかぜの症状緩和に用いられる漢方処方製剤のうち、糖尿病の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがあるものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 麦門冬湯
  2. 小青竜湯
  3. 桔梗湯
  4. 葛根湯

下欄
1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

「糖尿病の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがあるもの」=アドレナリン作動成分やマオウが挙げられる。

そのため、マオウを含有する漢方処方製剤が該当します。

  1. 正:小青竜湯はマオウを含有。
  2. 正:葛根湯はマオウを含有。

正解 3

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第3章-1日目:Ⅰ-① かぜ薬

 


問27 鎮咳去痰薬に配合される生薬成分及び漢方処方製剤に関する次の記述の正誤について、正しい組合せを下欄から選びなさい。
  1. セネガは、ヒメハギ科のセネガ又はヒロハセネガの根を基原とする生薬で、去痰作用を期待して用いられるが、糖尿病の検査値に影響を生じることがあるので、注意が必要である。
  2. キョウニンは、バラ科のホンアンズ、アンズ等の種子を基原とする生薬で、体内で分解されて生じた代謝物の一部が延髄の呼吸中枢、咳嗽中枢を鎮静させる作用を示す。
  3. 麦門冬湯は、体力中等度以下で、痰が切れにくく、ときに強く咳こみ、又は咽頭の乾燥感があるもののから咳、気管支炎、気管支喘息、咽頭炎、しわがれ声、水様痰の多い人に適する。
  4. 半夏厚朴湯は、体力中等度をめやすとして、気分がふさいで、咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、咳、しわがれ声、のどのつかえ感に適する。

下欄
  a b c d
1 誤 正 誤 誤
2 正 正 誤 正
3 正 正 正 正
4 誤 誤 正 誤
5 正 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤:麦門冬湯は、咽頭の乾燥感があるもののから咳などに適すが、水様痰の多い人には不向きとされる。

正解 2

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第3章-5日目:Ⅱ-① 鎮咳去痰薬

 


問28 口腔咽喉薬・含嗽薬に関する次の記述について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。
  1. 有効成分が生薬成分、グリチルリチン酸二カリウム、セチルピリジニウム塩化物等のみからなる製品で、効能・効果が「痰、喉の炎症による声がれ、喉の荒れ、喉の不快感、喉の痛み、喉の腫れ、口腔内や喉の殺菌・消毒・洗浄又は口臭の除去」の範囲に限られるものについては医薬部外品として扱われている。
  2. トローチ剤やドロップ剤のうち、鎮咳成分が配合されているものについては、噛み砕いて服用する必要がある。
  3. 含嗽薬は、水で用時希釈又は溶解して使用するものが多いが、調製した濃度が濃いほうがより効果を得られる。
  4. 咽頭の粘膜に付着したアレルゲンによる喉の不快感等の症状を鎮めることを目的として、口腔咽喉薬に抗ヒスタミン成分が配合されている場合があるが、この場合、鎮咳去痰薬のように、咳に対する薬効を標榜することは出来ない。

下欄
1(a、c) 2(a、d)
3(b、c) 4(b、d)

 

 

解説

  1. 誤:トローチ剤やドロップ剤は、口中で噛まずに溶かすことが重要である。
  2. 誤:含嗽薬は、水で用時希釈又は溶解しますが、濃度が濃すぎても薄すぎても効果が十分得られない。 

正解 2

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第3章-6日目:Ⅱ-② 口腔咽喉薬, 含嗽薬

 


問29 次の生薬成分のうち、小児の疳を適応症とする漢方処方製剤に配合され、鎮静作用のほか血液の循環を促す作用があるとされるものを1つ選びなさい。
  1. オウレン
  2. ラタニア
  3. シャクヤク
  4. ユウタン
  5. ゴオウ

 

 

解説

  1. 誤:オウレンは苦味のある健胃作用や止瀉薬(下痢止め),殺菌、抗炎症としても用いられる。
  2. 誤:ラタニアは咽頭粘膜をひきしめる作用により炎症の寛解を促すことを期待して用いられる。
  3. 誤:シャクヤクは鎮痛鎮痙作用、鎮静作用を期待して用いられる。
  4. 誤:ユウタンは苦味による健胃作用のほか、消化補助成分として用いられる。

正解 5

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第3章-4日目:Ⅰ-④: 鎮暈薬 (めまい止め)と小児鎮静薬について

 


問30 漢方処方製剤とその主な適応症の関係について、正しいものの組合せを下欄から選びなさい。

(漢方処方製剤) (主な適応症)

  1. 芍薬甘草湯 - 筋肉の痙攣、腹痛
  2. 抑肝散 - 発熱、胃炎
  3. 六君子湯 - 強心作用
  4. 桔梗湯 - 扁桃炎

下欄
1(a、b) 2(a、d)
3(b、c) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:抑肝散 - イライラなどの神経症、不眠症、小児夜なきなど
  2. 誤:六君子湯 - 胃炎、胃腸虚弱、胃下垂

正解 2

出題範囲の解説ページ

  1. 第3章-2日目:Ⅰ-②: 解熱鎮痛薬
  2. 第3章-3日目:Ⅰ-③: 睡眠に関する医薬品
  3. 第3章-7日目:Ⅲ-① 胃の薬
  4. 第3章-6日目:Ⅱ-② 口腔咽喉薬, 含嗽薬

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2019年 香川 愛媛 高知の登録販売者試験 過去問題  

内容 問題(解説付き) 模擬試験用(解説なし)
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 1~10 11~20

午前問題

答え

午後問題

答え

第2章 人体の働きと医薬品 61~70 71~80
第3章 主な医薬品とその作用 21~30 31~40 41~50 51~60
第4章 薬事関係法規・制度 81~90 91~100
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 101~110 111~120

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