2019年 奈良の登録販売者試験過去問題 第3章 主な医薬品とその作用 問81~90


2019年(R01)【奈良】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

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第3章 主な医薬品とその作用 問81~90

問81 コレステロール及び高コレステロール改善薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
  1. コレステロールは、胆汁酸等の生理活性物質の産生に重要な物質である。
  2. コレステロールの産生は、主として肝臓で行われる。
  3. コレステロールは、水に溶けやすい物質であるため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。
  4. ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールの生合成抑制を抑えることを主な目的として配合される。

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:コレステロールは水に溶けにくいため、血液中では血漿タンパク質と結合したリポタンパク質となって存在する。
  2. 誤:ポリエンホスファチジルコリンは、コレステロールと結合して、代謝されやすいコレステロールエステルを形成し、肝臓において代謝を促す。

正解 1

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第3章-10日目:Ⅳ-① 強心薬 ,高コレステロール

 


問82 貧血と貧血用薬(鉄製剤)に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 鉄分の摂取不足を生じても、初期には貯蔵鉄や血清鉄が減少するのみでヘモグロビン量自体は変化せず、ただちに貧血の症状は現れない。
  2. フマル酸第一鉄は、糖質・脂質・タンパク質の代謝をする際に働く酵素の構成物質であり、エネルギー合成を促進することを目的として用いられる。
  3. 銅は、ヘモグロビンの産生過程で、鉄の代謝や輸送に重要な役割を持つ。
  4. ビタミンCは、消化管内で鉄が吸収されやすい状態に保つことを目的として用いられる。

  a b c d
1 正 誤 誤 正
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 誤 誤
4 誤 誤 正 正
5 正 誤 正 正

 

 

解説

  1. 誤:フマル酸第一鉄は、不足した鉄分を補充する目的で使用される。

正解 5

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第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

 


問83 ユビデカレノンに関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
  1. エネルギー代謝に関与する酵素の働きを助ける成分で、摂取された栄養素からエネルギーが産生される際にビタミンB群とともに働く。
  2. 循環器用薬として使用して、1カ月以上症状の改善が認められない場合も、継続して使用することが重要である。
  3. 心筋の酸素利用効率を高めて収縮力を高めることによって血液循環の改善効果を示す。
  4. 小児において心疾患による動悸、息切れ、むくみの症状があるような場合に適用される。

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:2週間位使用して症状の改善がみられない場合には、心臓以外の病気が原因である可能性も考えられ、漫然と使用を継続することは適当でない。
  2. 誤:小児において心疾患による動悸、息切れ、むくみには、医師の診療が優先されるべきであり、15歳未満の小児向けの製品はない。

正解 2

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第3章-11日目:Ⅳ-② 鉄剤 とその他循環器用薬

 


問84 次の成分を含む痔の薬(注入軟膏)に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
1個(2g)中
ヒドロコルチゾン酢酸エステル 5mg
塩酸テトラヒドロゾリン 1mg
リドカイン 60mg
ℓ-メントール 10mg
アラントイン 20mg
トコフェロール酢酸エステル 60mg
クロルヘキシジン塩酸塩 5mg
  1. 長期連用が可能である。
  2. まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)を生じることがある。
  3. ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、肛門周囲の末梢血管の血行を改善する効果を期待して配合されている。
  4. クロルヘキシジン塩酸塩は、痔疾患に伴う局所の感染を防止する効果を期待して配合されている。

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:ヒドロコルチゾン酢酸エステルはステロイド性抗炎症成分であり、坐剤及び注入軟膏では、含有量によらず長期連用を避ける必要がある。 
  2. 誤:ヒドロコルチゾン酢酸エステルは、痔による肛門部の炎症や痒みを和らげる。

正解 3

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第3章-12日目:Ⅴ- 痔 の薬、泌尿器用薬

 


問85 婦人薬及びその配合成分に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. サフランは、女性の滞っている月経を促す作用を期待して配合されている場合がある。
  2. センキュウは、血行を改善し、血色不良や冷えの症状を緩和するほか、強壮、鎮静、鎮痛等の作用を期待して用いられる。
  3. エチニルエストラジオールは、長期連用により血栓症を生じるおそれがある。
  4. コウブシは、利尿作用を期待して配合されている場合がある。

  a b c d
1 正 正 正 誤
2 誤 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 正
5 正 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤:コウブシはサフランと同様に鎮静、鎮痛のほか、女性の滞っている月経を促す。

正解 1

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第3章-13日目:Ⅵ 婦人薬

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問86 次の婦人薬として用いられる漢方処方製剤のうち、構成生薬にダイオウを含むため、授乳婦や妊婦又は妊娠していると思われる女性の使用に関して、留意する必要があるものを1つ選びなさい。
  1. 桂枝茯苓丸
  2. 温清飲
  3. 四物湯
  4. 桃核承気湯
  5. 当帰芍薬散

 

 

解説

  1. 正:設問の漢方処方製剤中、ダイオウを含有しているのは桃核承気湯のみである。

正解 4

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第3章-13日目:Ⅵ 婦人薬

 


問87 アレルギー及びアレルギー用薬に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
  1. アレルゲンが皮膚や粘膜から体内に入り込むと、その物質を特異的に認識した免疫グロブリンによって肥満細胞が刺激され、細胞間の刺激の伝達を担う生理活性物質が遊離する。
  2. ヒスタミンは、器官や組織の表面に分布する受容体と反応することで、血管拡張、血管透過性亢進等の作用を示す。
  3. アレルギー症状が現れる前から予防的に一般用医薬品のアレルギー用薬を使用することは適当であるが、薬剤師又は登録販売者の指導の下で行われる必要がある。
  4. 内服のアレルギー用薬と外用の鼻炎用点鼻薬で同じ成分が重複することがあるが、投与経路が違うので、相互に影響し合うことはない。

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:予防的にアレルギー用薬を使用することは適当ではない。
  2. 誤:内服のアレルギー用薬と外用の鼻炎用点鼻薬で同じ成分が重複することがあり、相互に影響し合う

正解 1

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第3章-14日目:Ⅶ 内服アレルギー用薬

 


問88 アレルギー用薬の配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
  1. ベラドンナは、ナス科の草本で、その葉や根に、交感神経系の働きを抑える作用を示すアルカロイドを含む。
  2. ケトチフェンは、抗ヒスタミン作用がないため、乗物または機械類の運転操作に支障を及ぼすことはない。
  3. プソイドエフェドリン塩酸塩は、他のアドレナリン作動成分に比べて中枢神経系に対する作用が強く、副作用として不眠や神経過敏が現れることがある。
  4. メキタジンは、まれに重篤な副作用としてショック(アナフィラキシー)、肝機能障害、血小板減少を生じることがある。

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:ベラドンナは、ナス科の草本で、その葉や根に、副交感神経系の働きを抑える作用を示すアルカロイドを含む。
  2. 誤:ケトチフェンは、抗ヒスタミン成分であり眠気が促されるため乗物または機械類の運転操作は避けることとされている。

正解 4

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第3章-14日目:Ⅶ 内服アレルギー用薬

 


問89 鼻炎及び鼻炎用点鼻薬に関する記述の正誤について、正しい組み合わせを1つ選びなさい。
  1. アレルギー性鼻炎は、鼻腔内に付着したウイルスや細菌が原因となって生じる鼻粘膜の炎症で、かぜの随伴症状として現れることが多い。
  2. アドレナリン作動成分が配合された点鼻薬は、過度に使用されると、鼻づまり(鼻閉)がひどくなりやすい。
  3. ヒスタミンの遊離を抑える成分は、アレルギー性でない鼻炎や副鼻腔炎に対しては無効である。
  4. クロモグリク酸ナトリウムが配合された点鼻薬の使用は、医療機関において減感作療法等のアレルギーの治療を受けている人では、その治療の妨げとなるおそれがある。

  a b c d
1 誤 誤 正 誤
2 正 正 誤 誤
3 誤 正 正 正
4 誤 正 誤 正
5 正 誤 誤 正

 

 

解説

  1. 誤:急性鼻炎は、鼻腔内に付着したウイルスや細菌が原因となって生じる鼻粘膜の炎症で、かぜの随伴症状として現れることが多い。

正解 3

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第3章-15日目:Ⅷ 点鼻薬

 


問90 眼科用薬及びその配合成分に関する記述のうち、正しいものの組み合わせを1つ選びなさい。
  1. 一般用医薬品の点眼薬は、緑内障の症状を改善する効果はなく、緑内障の悪化につながるおそれもない。
  2. 1滴の薬液量は、結膜嚢の容積より小さいため、一度に数滴点眼すると効果的である。
  3. 点眼後は、数秒間、眼瞼(まぶた)を閉じて、目頭を押さえると、薬液が鼻腔内へ流れ込むのを防ぐことができ、効果的とされる。
  4. ネオスチグミンメチル硫酸塩は、毛様体におけるアセチルコリンの働きを助けることで、目の調節機能を改善する効果を目的として用いられる。

1(a、b) 2(a、c)
3(b、d) 4(c、d)

 

 

解説

  1. 誤:一般用医薬品の点眼薬は、緑内障の症状を改善できるものはなく、成分によっては、緑内障の悪化につながるおそれがある。 
  2. 誤:1滴の薬液の量は約50μL であるのに対して、結膜嚢の容積は30μL 程度とされており、1滴で十分である。

正解 4

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第3章-16日目:Ⅸ 眼科用薬

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2019年 奈良の過去問題  

内容 問題(解説付き) 模擬試験用(解説なし)
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 1~10 11~20

午前問題

答え

午後問題

答え

第2章 人体の働きと医薬品 21~30 31~40
第3章 主な医薬品とその作用 61~70 71~80 81~90 91~100
第4章 薬事関係法規・制度 41~50 51~60
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 101~110 111~120

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