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2019年 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄の登録販売者試験過去問題 第2章 人体の働きと医薬品 問21~30


2019年 【福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄】

登録販売者の過去問題を解説しています。

疑問が残った際は出題範囲の解説ページを載せていますので、ぜひ参考にしてください。

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第2章 人体の働きと医薬品 問21~30

問21 小腸及び大腸に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア 十二指腸で分泌される腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のペプシノーゲンがペプシンになる。

イ 炭水化物とタンパク質は、消化酵素の作用によってそれぞれ単糖類、アミノ酸に分解されて、小腸から吸収される。

ウ 大腸は盲腸、虫垂、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸からなる管状の臓器で、内壁粘膜に絨毛がある。

エ 大腸内には腸内細菌が多く存在し、それらの腸内細菌は、血液凝固や骨へのカルシウム定着に必要なビタミンKを産生している。

1(ア、イ) 2(ア、ウ)
3(イ、エ) 4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.誤:腸液に含まれる成分の働きによって、膵液中のトリプシノーゲントリプシンになる。

イ.正

ウ.誤:内壁粘膜に絨毛がない点で小腸と区別される。

エ.正

正解 3

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第2章-1日目:Ⅰ-①: 消化器系

 


問22 胆嚢及び肝臓に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選び、その番号 を解答欄に記入しなさい。

ア 胆嚢は、肝臓で産生された胆汁を濃縮して蓄える器官で、十二指腸に内容物が入ってくると収縮して腸管内に胆汁を送り込む。

イ 腸内に放出された胆汁酸塩の大部分は、小腸で再吸収されて肝臓に戻される。

ウ 肝臓は脂溶性ビタミンであるビタミンA、Dの貯蔵臓器であるが、水溶性ビタミンであるビタミンB6やB12の貯蔵臓器ではない。

エ 小腸で吸収されたブドウ糖は、血液によって肝臓に運ばれてグルコースとして蓄えられる。

  ア イ ウ エ
1 正 正 誤 誤
2 正 誤 正 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 正 誤
5 誤 誤 誤 正

 

 

解説

ア.正

イ.正

ウ.誤:肝臓は脂溶性ビタミンのほか、水溶性ビタミンの貯蔵臓器である。

エ.誤:ブドウ糖は肝臓に運ばれてグリコーゲンとして蓄えられる。

正解 1

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第2章-1日目:Ⅰ-①: 消化器系

 


問23 呼吸器系に関する以下の記述のうち、正しいものを一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

1 咽頭は鼻腔と口腔につながっており、気道に属するが消化管には属さない。

2 鼻腔の内壁から分泌される鼻汁には、リゾチームが含まれ、気道の防御機構の一つとなっている。

3 肺には筋組織があり、筋組織が拡張・収縮することで呼吸運動が行われる。

4 肺胞の壁を介して、心臓から送られてくる血液から酸素が肺胞気中に拡散し、代わりに二酸化炭素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。

 

 

解説

  1. 誤:咽頭は気道と消化管の両方に属す。
  2. 誤:肺自体には肺を動かす筋組織がないため、自力で膨らんだり縮んだりするのではなく、横隔膜や肋間筋によって拡張・収縮して呼吸運動が行われる。
  3. 誤:血液から二酸化炭素が肺胞気中に拡散し、代わりに酸素が血液中の赤血球に取り込まれるガス交換が行われる。

正解 2

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第2章-2日目:Ⅰ-②: 呼吸器

 


問24 血液に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

1 血 漿は90%以上が水分からなり、血液の浸透圧を保持する働きのあるアルブミンを含む。

2 血液の粘稠性は、主として血漿の水分量や赤血球の量で決まり、血中脂質量はほとんど影響を与えない。

3 リンパ球は白血球の約60%を占め、感染が起きた組織に遊走して集まり、細菌やウイルスを食作用によって取り込んで分解する。

4 血小板は血管の損傷部位に粘着、凝集して傷口を覆い、このとき血小板から放出される酵素によ って血液を凝固させる一連の反応が起こる。

 

 

解説

  1. 誤:リンパ球ではなく、好中球の説明文である。

正解 3

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第2章-3日目:Ⅰ-③: 循環器

 


問25 腎臓に関する以下の記述について、( )の中に入れるべき字句の正しい組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。なお、同じ記号の( )内には同じ字句が入ります。

腎臓に入る動脈は細かく枝分かれして、毛細血管が小さな球状になった( ア )を形成する。
( ア )の外側を袋状のボウマン嚢が包み込んでおり、これを( イ )という。ボウマン嚢から1本の尿細管が伸びて、( イ )と尿細管とで腎臓の基本的な機能単位である( ウ )を構成している。

 ア    イ    ウ
1 腎小体  ネフロン 糸球体
2 ネフロン 糸球体  腎小体
3 糸球体  腎小体  ネフロン
4 糸球体  ネフロン 腎小体
5 ネフロン 腎小体  糸球体

 

 

解説

ア.糸球体

イ.腎小体

ウ.ネフロン

ネフロン

正解 3

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第2章-4日目:Ⅰ-④: 泌尿器

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問26 目に関する以下の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア 網膜にある視細胞が光を感じる反応には、ビタミンEが不可欠であるため、ビタミンEが不足すると夜間視力の低下(夜盲症)を生じる。

イ 睡眠中は涙液分泌が多いため、滞留した老廃物に粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となる。

ウ 眼瞼(まぶた)は、素早くまばたき運動ができるよう、皮下組織が少なく薄くできているため、内出血や裂傷を生じやすい。

エ 目の充血は血管が拡張して赤く見える状態であるが、結膜の充血では白目の部分だけでなく眼瞼(まぶた)の裏側も赤くなる。

1(ア、イ) 2(ア、ウ)
3(イ、エ) 4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.誤:ビタミンEではなくビタミンAが不可欠である。

イ.誤:睡眠中は涙液分泌がほとんどないため、滞留した老廃物に粘液や脂分が混じって眼脂(目やに)となる。

ウ.正

エ.正

正解 4

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第2章-5日目:Ⅰ-⑤: 感覚器官

 


問27 内耳に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア 聴覚器官である蝸牛と、平衡器官である前庭の2つの部分からなる。

イ 蝸牛は渦巻き形をした器官で、内部はリンパ液で満たされている。

ウ 前庭は、水平・垂直方向の加速度を感知する部分(耳石器官)と、体の回転や傾きを感知する部分(半規管)に分けられており、内部はリンパ液で満たされている。

エ 乗り物酔い(動揺病)は、乗り物に乗っているとき反復される加速度刺激や動揺によって、平衡感覚が混乱して生じる身体の変調である。

  ア イ ウ エ
1 正 正 正 正
2 正 正 誤 正
3 正 誤 正 誤
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

ア.正

イ.正

ウ.正

エ.正

正解 1

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第2章-5日目:Ⅰ-⑤: 感覚器官

 


問28 鼻に関する以下の記述のうち、誤っているものを一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

1 鼻腔上部の粘膜にある特殊な神経細胞(嗅細胞)を、においの元となる物質の分子(におい分子)が刺激すると、その刺激が脳の嗅覚中枢へ伝えられる。

2 鼻腔は、薄い板状の軟骨と骨でできた鼻中隔によって左右に仕切られている。

3 鼻腔に隣接した目と目の間、額部分、頬の下、鼻腔の奥に空洞があり、それらを総称して副鼻腔というが、鼻腔とはつながっていない。

4 鼻中隔の前部は、毛細血管が豊富に分布していることに加えて粘膜が薄いため、傷つきやすく鼻出血を起こしやすい。

 

 

解説

  1. 誤:副鼻腔は鼻腔とつながっている。

正解 3

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第2章-5日目:Ⅰ-⑤: 感覚器官

 


問29 外皮系に関する以下の記述の正誤について、正しい組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア 角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のセラミド(リン脂質の一種)でできた板状の角質細胞と、タンパク質(ケラチン)を主成分とする細胞間脂質で構成されており、皮膚のバリア機能を担っている。

イ メラニン色素は、表皮の最下層にあるメラニン産生細胞(メラノサイト)で産生され、太陽光に含まれる紫外線から皮膚組織を防護する役割がある。

ウ 皮膚の色は、表皮や真皮に沈着したメラニン色素によるものであるが、毛の色についてはメラニン色素の量による影響を受けない。

エ 汗腺には、アポクリン腺とエクリン腺の二種類があり、アポクリン腺は手のひらなど毛根がないところも含め全身に分布する。

  ア イ ウ エ
1 正 正 誤 正
2 正 誤 正 誤
3 正 誤 誤 正
4 誤 正 誤 誤
5 誤 誤 正 正

 

 

解説

ア.誤:角質層は、細胞膜が丈夫な線維性のケラチンでできた板状の角質細胞と、セラミド(リン脂質の一種)を主成分とする細胞間脂質で構成されている。

イ.正

ウ.誤:メラニン色素の量によって毛の色が決まる。

エ.誤:アポクリン腺は腋窩(わきのした)などの毛根部に分布する。

正解 4

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第2章-6日目:Ⅰ-⑥: 運動器官

 


問30 骨格系及び筋組織に関する次の記述のうち、正しいものの組み合わせを下から一つ選び、その番号を解答欄に記入しなさい。

ア 骨の基本構造は、主部となる骨髄、骨髄表面を覆う骨膜、骨髄内部の骨質、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。

イ 骨には造血機能があり、骨髄で産生される造血幹細胞から赤血球、白血球、血小板が分化することにより、体内に供給する。

ウ 平滑筋は、筋線維を顕微鏡で観察すると横縞模様(横紋)が見えるので横紋筋とも呼ばれる。

エ 平滑筋は、消化管壁、血管壁、膀胱等に分布し、比較的弱い力で持続的に収縮する特徴がある。

1(ア、イ) 2(ア、ウ)
3(イ、エ) 4(ウ、エ)

 

 

解説

ア.誤:骨の基本構造は、主部となる骨質、骨質表面を覆う骨膜、骨質内部の骨髄、骨の接合部にある関節軟骨の四組織からなる。

イ.正

ウ.誤:平滑筋に横縞模様はない。

エ.正

正解 3

出題範囲の解説ページ

第2章-6日目:Ⅰ-⑥: 運動器官

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2019年 福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄の登録販売者試験 過去問題  

内容 問題(解説付き) 模擬試験用(解説なし)
第1章 医薬品に共通する特性と基本的な知識 1~10 11~20

午前問題

答え

午後問題

答え

第2章 人体の働きと医薬品 21~30 31~40
第3章 主な医薬品とその作用 61~70 71~80 81~90 91~100
第4章 薬事関係法規・制度 101~110 111~120
第5章 医薬品の適正使用・安全対策 41~50 51~60

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